不幸を自ら招き寄せないためには石橋を叩いて渡るくらいの慎重さも必要になってくる

年末年始を迎えようとする中、初詣に出掛けると多くの人がおみくじを引きその年の自分の運勢を見るのではないかと思います。昔、某テレビ番組で「帰りに交通事故に遭う!」というような見立てをした占い師の方がいましたが、そうした言動は運勢を見る相手を下に見て、あわよくば自分が儲かるような形でお金を出してくれれば運勢も変わると言わんがための見立てのような気がして、個人的にはそういった占いは好きになれませんでした。

確かに、たまたまその場所に居合わせたことで災害や事故に巻き込まれることはあると思います。その中で、自分がどうがんばってもその運命を変えることができないような災害に遭ってしまったら仕方がないですが、自分が考えて行動していく中で、どんどん悪い方向に進んでいってしまうか、それとも何とか危機を回避できるのかということはあると思います。それは人より多くの情報を仕入れていたり、冷静に周辺を観察していることでも変わってくるかも知れません。今回はそうした危機回避について、一つのニュースを心に留めておいていただきたいと思います。

2023年12月2日の夜、フィリピンでの大きな地震によって日本の一部地域に津波注意報が出ました。確か注意報が出たのは深夜12時前くらいだったと記憶していますが、その後地震発生から9時間が経過し、津波注意報も解除さらたのですが、話はここからです。

愛知県田原市では何と津波注意報が解除されてから1時間半後の午前10時21分に、20センチの津波が到達したのだそうです。田原市といえば渥美半島がありますが、地形や海の状態によって、気象庁が解除した津波注意報であっても、その内容とは逆に津波がやってくることもあるということは、改めて考えてみると恐ろしいことです。

今回の津波の高さは20センチでしたが、もし数メートルの津波が、津波注意報解除後にやってきたら、注意報解除とともに海の様子を見に来た人が最悪犠牲になってしまう可能性もあります。ただここは、気象庁の情報がいいかげんなものだとは思っていませんので、その点については別な考え方をする必要があるのではないかと思います。

日本の地形というのはかなり複雑なので、津波に関する情報が出る時も解除されるときも、一斉に起こったりします。ただ、特殊な地形が災害にはまってしまった場合、津波の範囲外とされた場所でも津波が起こるかも知れませんし、今回のように津波の影響は無くなったと思って解除したにも関わらず、やってくる場合もその時の状況によっては考えておかなければいけないと思うのです。
津波注意報が解除したからすぐに海辺に出向くのではなく、高い所でさらに波の状況を観察するなどして、普段とは違うことを感じた場合は、解除されてもまだ水辺には近づかないような行動を心掛けることで、万が一、生命に関わるような津波が襲ってきた場合に、自分で自分の命を守ることかできるようになるわけです。その差というのは、やはりこうしたニュースを受けて常に頭の中に留めているかどうかでも変わってくるのではないでしょうか。

私の自宅は幸いにして海のそばではありませんが、車で走っていたり、海辺に遊びに行ったりする場合もあるので、特に遊びに行っていた場合には、津波に関する情報が出た時間でその場から撤収するくらいの気持ちの方が、最終的に自分だけでなく家族の命も守れるのではないかと思います。
今回の津波については、命に関わるものではなかったかも知れませんが、それでも日頃からちょっとでも危ないと思ったらその場から離れ、時間が経っても戻っていかないという事が自分の運を好転させることになるのではないかと思います。大きな災害というのは色んな不幸が重なって起こることも多いので、その中の一つだけでも回避することで不幸から逃れられるケースも当然あるでしょう。ぜひ自ら危ない方向て進んでいってしまうことのないように、今回の事例についても頭の片隅にでも入れておいていただかれば幸いです。

 


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てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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