もはや山を買うよりも全国の激安物件を買ってそこを拠点にして楽しむという生き方もありなのか

全国で空き家が社会問題になっています。人の手が入らないと庭には雑草が生えまくり、家自体もボロボロになってそのままでは住めないしメンテナンスが必要になるということで、お金を掛けたくないという場合、嘘みたいな安値で売られているという状況もあるようです。たまたま私がテレビのニュースで見た平屋のぼろぼろの物件は1円で売りに出ていたということです。

普通に考えると、誰かがババを引いて管理作業や税金の負担をしたくないための安値だと思うのですが、そうした物件を買いまくっている人もいるそうで、自分のライフスタイルに合う場所に安い価格で売りに出ていたとしたら、私自身もちょっと購入を考えてしまうかも知れませんね。

そもそも、今までの日本では土地の値段が高いため、中古住宅でもそれなりの負担を覚悟しなければなりませんでした。引っ越しをした時、色々と全国の物件を探してみたのですが、その時にも格安物件というものはありました。観光地のリゾートマンションは格安で買えても毎月の管理費がかなり高いのであまり旨味はない感じでした。温泉地の別荘でも格安物件はありましたが、これも温泉が引かれていることによって、温泉を引くための毎月の負担がばかにならず、買ってから後のことを考えると、あまり良い選択肢ではない気がしました。しかし、何もしなければ毎月の請求のない物件であればどうでしょう。ボロボロの家でも一戸建てであれば、自分で片付けをして平屋であればホームセンターで材料を買って自分で細々と直しながらその場所で暮らすようにすれば、コストは自分で納得した分だけ自分が払うだけで済み、あとは税金がかかるだけです。

少し前に同じような格安物件でも山を買って草刈りをして、自分専用のキャンプ場にするという人が増えましたが、これも常にその場に出掛けて管理をしないと大変です。人が来ないような所だと不法投棄の置き場所にされる可能性もあります。それよりも、広めの庭のあるところを手に入れることができれば、季節ごとに草刈りなどの作業はあるものの、家なので電気も水道も通っているというのは大きいですね。

現在私は自宅でポータブル電源を使ってソーラーパネルから充電して使っていますが、痛切に思うことは、物理的なパネル設置面の少なさです。現在、ガラスコーティングされたソーラーパネルは安く手に入れることができるようになっていますが、それなりに多くのソーラーパネルを設置できる日当り良好の土地付きの物件が手に入るなら、ポータブル電源ではなくもっと大容量のリン酸鉄電池とインバーターを組み合わせて、庭に設置したソーラーパネルで発電した相当量の電気をためて使うことは可能でしょう。地面に直接設置できれば、数にもよりますが個人でのメンテナンスも可能でしょうし、室内に引き込んだ電気は、スイッチの切り替えでいざという時にはすでに引いている電気を使えるようにできれば、少なくとも生活で困ることはないでしょう。そうなると、時間を掛けてボロボロの家の住める状態にできるなら、光熱費をほとんど掛けない暮らしを実現できる可能性も出てきます。

もし今住んでいるところから車ですぐに行けるような場所に土地付き家を格安で買えるなら、あえてそこに住所を移して住まないでも良いわけです。車中泊を趣味にしているなら、それこそ家のリフォームは最少限にして(トイレやお風呂・キッチンなど)車中泊やテント泊を気が向いた時にしにいく場所にするのも面白いでしょうし、逆にその場所を拠点にして(郵便物や荷物などの受け取り場所としてもあり)、車中泊の旅にどんどん出掛けるようなライフスタイルも有りかも知れません。

現在は、所有者がわからないために買いたい人がいても買えない物件が増えている事があり、それが空き家問題をさらに複雑にしているところもあるそうなのですが、恐らく空き屋を活用したいニーズは今後も増えてきると思うので、これについては行政の方で何とか解決できるような方法を考えて欲しいものです。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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