今年度から来年度にかけてのNHKBSプレミアム停波対策として新しいテレビを買うべきなのか?

自宅で先月からBSアンテナを設置し、今月から晴れてNHKの衛星放送契約を始めることになりました。だいたい一ヶ月、引っ越しをする前にはBS契約をしていたのですが、前の家から持ってきたBSアンテナでは正しい方向にアンテナを向けても放送を受信することができなかったので、泣く泣く地上波とネット配信だけで我慢していたのですが、やはりBSアンテナに問題があったようで、新品のBSアンテナを付けたら全く問題なくBS放送を見られるようになりました。

テレビ離れが言われる中で、なぜテレビチャンネルを増やすのか? という疑問を持つ方もおありでしょうが、Jリーグを中継しているDAZNの値上げがあったり、今まではネット配信でパ・リーグ一軍の試合を全試合ライブ中継していた「ベースボールLIVE」が、ヤフープレミアム会員に限って無料で見られていた特典を終了させるなど、あらゆるコンテンツにお金がかかるような状況になりました。それなら、2023年10月から衛星放送の月額が1,950円と地上波契約の月1,100円と月850円しか変わらなくなったので、そこそこJリーグもプロ野球も見られ(プロ野球のクライマックスシリーズやJリーグの入れ替え戦も見られる可能性あり)、さらにはそろそろシーズンが終わるスキーのワールドカップや、放映権がNHKから無料で見られるBSJapanextに移行したゴルフのアメリカPGAツアーを見られるBS放送は、色んなコンテンツ契約をするよりはまだましな感じがしています。まだまだ通販番組が民放では多いので、見る番組がないというところもあるものの、地上波で全く見たい番組がない中で見る場合にはそこまでだめではないという感じは私にはしています。

ただ、NHKが受信料を下げることになった理由の一つとして、現在BSで2つ持っているチャンネルのうち、今年度いっぱいで様々なオリジナル番組を放送している「BSプレミアム」を停波するということで、その後のBS1の編成がどうなるのか気になりつつ、ここ最近の動向も見てみることにしました。

先月のニュースでは、現在4K放送をしているNHKBS4Kが、BSプレミアムとの同時放送を行なうような編成を行なっているということなので、相変わらず民放の4Kはそこまで見るものは通常のBS放送とかぶるような状況ではあるものの、2023年から2024年にかけて、NHKBS4Kを見られる状況にしておいた方がBSプレミアム停波後には良いのかなと思います。

一般的に、4K放送を見るためには、4K対応テレビが必要だという刷り込みがあるのですが、実はそれは正確ではありません。4Kの実力そのものの解像度できれいな映像を見るためには、当然出力されるモニターも4K対応がされていて、さらに4Kを選局できるチューナーがなければ、外付けのチューナーも必要です。ネットで調べると4Kの外付チューナーは普通に売られていて高くはないのですが、そうしたチューナーの中にははBS・CS4K専用で、地上波を利用することはできないものがあるので、購入時にはきちんと確認するようにしましょう。

となると、現在2Kのテレビが現役という方にとっては4Kテレビへの買い換えが必要なのか? ということになってきます。現在自宅にあるメインテレビも2Kのテレビなので、数々の選択肢の中で今使っているテレビの買い換えも考えていたのですが、2Kテレビで4Kテレビが全く見られないのかというと、一概にそうでもなさそうなのです。先述の4K専用チューナーの商品説明を色々と見ていたら、目立った機種には「ダウンコンバート出力機能搭載」という製品がありまして、現在あるBSアンテナの場合、CSなど一部の放送を見るにはアンテナが対応する必要はあるのですが、NHKおよび民放の4K放送ならアンテナは基本的に従来のBSアンテナそのままで受信可能で、さらにこの「ダウンコンバート出力機能搭載」の4Kチューナーを接続すると、4K放送をフルハイビジョン映像にHDMIケーブルを接続することで変換して、画質は4Kではないものの、放送自体は見られる状態で出力できるのだそうです。

はるか昔になりますが、まだデジタルテレビになっていない時に、ハイビジョンの試験放送が行なわれていまして、BSでも放送していない独自のコンテンツを放送していました。放送を見るにはハイビジョンテレビが必要だったのですが、アナログテレビでNHKのハイビジョン放送を見るために外付けのMUSEデコーダーを付けると、画面は小さくなり画質も悪いものの、何とかそれまでのアナログテレビで見ることができたのです。私はたまたま、MUSEデコーダーのジャンク品をハードオフで相当安く買ってきて、当時のBShiチャンネルを見ていました。それと同じような事ができるということなので、興味のある方は今年のうちぐらいに新たに外付けの4Kチューナーを買って準備しておくのも良いかな思っています。

機材を揃えるのはある意味勢いとその時の状況にもよるので、できる時にまとめて用意してしまった方が良いかも知れません。NHKBSプレミアムが停波になった後でこうした情報を入手した場合、なかなか外付けの4Kチューナーを買うことは難しくなっているかも知れません。

ちなみに、外付チューナーの方にハードディスクを接続することで、4K放送の録画もできるようになるようです。今のところ、わざわざ録画するような番組は少ないと思いますが、果たして2023年から翌年に掛けてのNHKBS4Kや、民放の4K放送がどうなっているかによって必要性も変わってくるでしょう。一通り通販サイトで確認したところ、現状では安い外付チューナーは4K放送専用ということもあり、だいたい新品が5千円くらいで買えます。NHKの受信料はBSプレミアム停波も値下げの要件の一つだと思いますが、従来の衛星放送契約から220円の値下げになるということで、値下げのタイミングで外付チューナーを購入して、4Kのオリジナル番組が見られるようになればそれはそれで良いかもと思います。

どちらにしても、私の持っている現在のテレビは買ってからかなりの年月が経っていますが、まだ壊れる兆しはないため、外付チューナーとの接続で今後しばらくの4K放送の視聴については凌ごうと思っています。


カテゴリー: 映像・画像関連 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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