寒い季節です。家でも外でも、こんな時には暖かい飲み物が欲しくなりますが、特に外では入れる容器を考えないとあっという間に温かい飲み物が冷めてしまうような状況も考えられます。
私が作ったコーヒーセットは以前のブログでも紹介しましたが、火に掛けられるマグカップとは別に、普通に飲むためのカップは、サーモスの真空断熱カップを選んでいます。お店へ行くと取手のあるマグカップ状のものが売れ筋のような感じではありますが、真空断熱カップなら熱い飲み物を入れても外に熱を伝えないため、あえて取手のない湯呑のような形のペアカップを使っています。
今回はこのカップにぴったり合うという噂の、スノーピークから出ているダブルウォール300ml用のシリコン蓋を追加購入しました。
実際に付けてみると、写真のようにぴったりとはまります。特に外で飲む際には蓋があった方が冷めにくいだけでなく、呑み口と空気穴以外からは飲み物は漏れてきませんので、安心して飲めるようになります。
これだけなら大したことはないのですが、実はこの蓋を使って外でコーヒーを淹れる際に便利に使うことができるのではないか? と思ったのです。ちなみに、カップの方がペアで1,400円と、スノーピークの真空断熱でないダブルウォールカップよりもかなり安いのですが、この蓋自体が600円弱と、カップと比べてちょっと高いかな(100円ショップの簡易蓋で代用できるのでは?)とも思ったのですが、今回購入してかなり満足しましたので、その内容をここで改めて紹介させていただこうかと思った次第です。
この蓋をはめると何が便利なのかと言うと、中にお湯を入れて呑み口や空気穴からコーヒーポットのように細くお湯を出すことができ、特に空気穴の方から出すと、先日購入したばかりのドリップケトルまでは行かないものの、外で簡易的に使うなら十分ではないかと思えるクオリティなのです。
この写真を見ていただければわかると思うのですが、細く少な目にお湯を注ぐことがこの蓋を付けることで可能になります。本来はドリップケトルまで持ち出したいところですが、状況によっては荷物を減らして持っていくようなこともあると思います。そんな時でもコーヒーのクオリティを下げることなく、美味しいコーヒーを外でもいただけ、さらに2つのカップを使ってコーヒーを淹れれば(一つのカップで受けてもう一つでドリップする)、外でもお湯を冷ますことなく、極力温かさをキープして一連のドリップが完了します。
というわけで、ペアカップに蓋と、ハイテック茶こしを用意し、別にドリップスタンドを用意してあとはミニマムの湯沸かしセットだけあれば、そこそこの味のコーヒーを外でもいただける環境が整いました。当然、道具は専用のものの方が良いわけですが、野外コーヒーのミニマム化を考えておられる方の参考になればと思います。