最近、大手ネット通販サイトAmazonでの買い物についてのイレギュラーな話題が問題として報道されています。Amazonの場合、Amazon本体が売り主として倉庫にある商品を販売する場合はそこまで気に掛ける必要はないのですが、Amazon本体の材庫が無くなった場合、Amazonとは違う個人や法人がAmazonの暖簾を借りて販売する「マーケティングプレイス」での購入には注意が必要です。
PRIMEマークの付いた商品(委託のためAmazonの倉庫に商品を納入している業者の商品にもPRIMEマークが付いている場合もあります)については、PRIME会員になっていればその値段に関わらず送料は無料で、お急ぎ便で翌日に配達もされるのですが、それとは関係ない出品者が、あえてAmazon本体の価格よりかなり安い価格を付ける代わりに、普通に運送業者に頼んだ場合よりかなり高額な送料を設定することで、利益を上げようともくろんでいる場合があります。こうした事は、特にAmazon本体の材庫が切れている場合、本体の価格が安いため目に付きやすく、ユーザーの中には送料無料のつもりで注文したところ、送料と合わせると普通に購入するよりもかなり高額な買い物になってしまったというケースがあるということなのです。
こうしたことは、注文を行なう前にしっかりとその内容について把握した上で最後の「注文を確定する」ボタンを押すように習慣付けることで解消できると思います。また、送料無料ではあるものの、Amazon本体からの発送ではないために、海外からの発送(恐らく船便?)になってしまい、早く手に入れたいのにかなり長い時間待たされたり、もっとひどい場合には商品が到着しないというような事になってしまうこともあるかも知れません。先日、私もある商品を購入しようと注文画面に進んだところ、あるはずのPRIMEマークがなかったためよく調べたら、Amazonの倉庫からの発送ではなく、同じ商品を出品している別業者が海外から発送するため、注文から一週間以上日数がかかることがわかり、あわてて最終的な注文には進まず、改めて、注文日から翌日に届くように、Amazonから直接購入できるように注文し直したことがあります。
私自身、そこまで無防備に注文まで進むことはないのですが、何かの拍子でAmazonのマーケティングプレイスのリンクをクリックしてしまったことで、何の疑問もなく注文前まで進んでしまいました。私は以前、買ったばかりのものについてレシートを捨ててしまったため、初期不良の手続きをしてもらうことができなかった痛い思い出があるために、実店舗で買い物をする場合にも、お店が出すレシートは捨てずに内容を確認して、その品物に問題がなければ処分するのですが、ネットの場合はきちんと証拠がデータの形で残りますので、後から「分からなかった」と言うのは難しいので、この世知辛い世の中では最終的に注文ボタンを押す前にはこれでもかというくらいにその内容を確認することを心掛けたいものです。