アジア(中東)開催のワールドカップでの日本チームの初戦を冷静に振り返る

見事なジャイアントキリングをサッカーのFIFAワールドカップ2022で日本チームが起こしてくれました。個人的にはとても勝ち目がないだろうと思っていたところもあったのですが、ワールドカップには様々なデータが有り、そのデータの裏付け通りに試合が進行したというのは、見ていても鳥肌が立つほどでした。

大会でどのチームが活躍し、どの国が優勝するかというのはワールドカップの開催地と関係があります。現在までの開催国はヨーロッパ・南米・中南米・アジア・アフリカと多岐にわたりますが、数少ない例外を除いて、ヨーロッパでの開催や、地理的に近いアフリカではヨーロッパのチームが優勝し、その他のヨーロッパ(南米・中南米・アジア)では南米のチームが優勝しています。

数少ない例外が、第6回(1958年)スウェーデン大会のブラジルと、第20回(2014年)ブラジル大会での今回日本が勝利したドイツなのですが、先日同じくアジアのチームとして歴史的な勝利をしたサウジアラビアの相手であったアルゼンチンと違い、ドイツは「ゲルマン魂」という最後の最後まで試合を諦めない強さがあります。個人的な印象としては、特に1986年のメキシコで開催されたワールドカップ決勝で(当時は西ドイツ)、マラドーナのいたアルゼンチンに0対2から同点に追い付くところなどは(最終的には2対3で惜敗)、これぞゲルマン魂だと思ったものでした。

そんなドイツが相手だったこともあって、最後の最後まで手に汗を握りながら見ていたのですが、地の利のあるヨーロッパでのワールドカップではなく、さらに一発勝負のトーナメントに入っての試合ではなく、どの国も難しい試合になる初戦だったことも、そして前半0対1から後半立て続けに得点をするという、直前に起こったサウジアラビア対アルゼンチンの試合結果と同じ試合パターンになったことも、日本には有利に働いたと言えるかと思います。

ただ、試合終了後のインタビューで監督や選手たちも言っていましたが、この一勝だけで目標とするワールドカップベスト8を手繰り寄せたわけでも、予選リーグを突破したわけでもないので、体調不良や体を痛めた選手のケアをしっかりしてもらい、次の試合でも同様のパフォーマンスをして、まずはグループリーグトップでの勝ち抜けを目指して欲しいと思います。

正直言って本当に今日日本チームがボロボロに点を取られて負けるかも知れないと思っていて、そうなるとその後の2試合は消化試合になってしまうのでは? という悪い想像もしていた部分もあったのですが、これでまた寝不足の日々が続きそうですね。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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