世間では旅行に関しての補助が出るということで、かなり人の移動が激しくなっている印象ですが、これからの季節は新型コロナでなくても体調を崩したり、昨年はほとんど流行しなかったインフルエンザの流行が懸念される中、今の時期がそこまで感染症のことを気にせずに出掛けられる良い季節であるとも言えます。というわけで、昨日は静岡県藤枝市岡部町の殿地区で行なわれているコスモスまつりに出掛けてきました。
国道一号線のバイパスから岡部方面に入ると、旧東海道上にある旅籠柏屋という観光施設があり、その正面に地元の造り酒屋「初亀醸造」があります。そこから道の駅の「玉露の里」を目指して山の方へと進路を取っていくと、周辺はほとんど稲刈りが終わって、少々寂しい風景なのですが、おまつりが行なわれている殿地区へ入るとそこだけは写真のようにコスモスの花畑が広がっています。
この花畑は休耕田を利用し、およそ3haの広さのところに大小とりまぜてコスモスが植えられています。今年は静岡県を台風が襲ったことで、準備する方々も大変だったろうと思うのですが、無事にこのような形で広大なコスモスの咲き誇る風景を提供していただけるのは本当に有難いですね。
入場料などはありませんが、会場近くに車を停める場合は翌年のコスモス畑の維持管理のためにということで一回300円の駐車料金を徴収しています。また、会場には募金箱があって、駐車料金以外の寄付を募っています。会場には事前にローカルのテレビで取材があった影響か(実は私もそのテレビを見て出掛けたのでした)、入れかわりでかなりの人が訪れていましたが、何しろ会場が広いので感染症の事などは気にせずに写真撮影をしたり、風景を楽しみながらのんびりすることができました。
ちなみに、会場から500メートルほど歩くと、道の駅の「玉露の里」に行けます。そこには常設のトイレや無料駐車場、レストランおよび玉露を中心にしたお茶の販売、お茶自体も楽しめる茶席などがあり、お庭もきれいなので、散策するだけでも楽しむことができました。今回は同じ藤枝市のJAが運営する農産物直売所へ行った帰りに寄ったのですが、通常なら単なる買い物に過ぎないお出掛けも、ちょっと遠出して遊びに行ったような感じで楽しむことができました。
コスモスの花自体は11月中旬くらいまで楽しめそうで(会場内のコスモスは花の咲く時期をずらして植えられているようでしたので)、新東名の岡部インターから行けるくらいの場所にあるので、もし高速道を途中で降りることができるのであれば、ドライブの途中での息抜きにでも行って、岡部特産の玉露を楽しむのもいいかも知れません。私自身も、近いので機会があれば、今シーズンにもう一回ぐらいは行ってみたいと思っています。