スマホアプリと連動したレンタサイクルサービスは普段使いしなくても登録しておこう

私の住む静岡県中部の静岡市は比較的平坦な道が多いので、かなりの自転車が走っています。大きな荷物を持っていったり買い物をする時には自動車を使いますが、ちょっとそこまでの移動についてはほとんど自転車を使うという人が多い土地柄です。

つまり、ほとんどの家には自分専用の自転車がある人が多く、私のところでも家族はそれぞれの自転車を所有しているのですが、このブログでも以前紹介したことのあるスマホアプリを使ったレンタサイクルサービスは観光客だけでなくそこに住む人にも浸透しているようで、かなり利用されている状況になっています。

普段は自分の自転車を使うので、レンタサイクルには用はないと思いつつも、サービス開始時には電話番号(携帯)およびクレジットカードを登録し、いつでも使えるようにしていたのですが、昨日必要に迫られてこのサービスを使うことになりました。

というのも、自転車で出掛けたのはいいのですが、肝心の自転車の鍵をどこかで落としたらしく、全く動かせない状況になってしまったのです。それなりに荷台に荷物も載せていたので、歩いて自宅に帰って予備の鍵を取りに行ってまた歩いて帰ってくるというのはかなりしんどく、バスを使っても良いのですが、時間がかかりますし、今回はいったん自宅に戻ってからまた自転車のある所まで戻らなければいけないので、往復の交通費がかかってしまいます(静岡市を走る静岡鉄道の市内特定区域の一律料金は190円なのでおよそ380円かかります)。

そこで、では使ってみようと思ったのが15分70円というレンタサイクル(ハローサイクリング)だったのでした。自転車を置いたところから比較的近くにまだ借りることのできる自転車が置いてあるステーションがあるのはスマホアプリで確認済みだったので、まずは他の人に先に借りられないようにスマホから予約を完了させ、予約した番号と同じ自転車があるところまで歩きました。

レンタサイクルの鍵は予約時に出る4桁の暗証番号で管理されており(交通系ICカードを登録することでタッチアンドゴーも可能な場合あり)、自転車の通信部にあるディスプレイから暗証番号を入力すると解錠され、そこから時間がカウントされます。自転車は電動アシストなので、かなり楽に進むことができます。いったん自宅まで走り、予備のを鍵を取って同じ場所に戻ったのは何とか30分以内に完了したので、クレジットカードへの請求額は140円と片道のバスの料金よりも安く済みました。

今回はたまたま必要とした時に近場のステーションに使える自転車があったというのが大きいですが、普段全く使わなくても、アプリを導入した上で登録までしておくと、いざという時には本当に役に立つと今回はしみじみ思いました。

ただ、残念なことに自宅に近いステーションを探すと、約300メートルも離れているということでしょうか。今回こんなことになったので、自転車を取りに行った後で、自宅から一番近いステーションに向かい、そこから自転車を降りて歩きながら自宅を目指したところ、徒歩約5分といったところでした。この時間というのは結構重要で、私の最寄り駅から自宅まで歩いたとすると約20分くらいかかるのですが、家族で出掛けて駅から自宅まで帰る場合、タクシーを使うよりも、駅にあるレンタサイクルを借りていったん自宅から近いステーションまで行けば、まず15分以内に到達できるので、70円払ってあとは歩けば自動車が停めてある場所まで5分歩くことを許容できるなら、自分で運転することになりますが、家族には駅で待っていてもらえれば、タクシーを使わなくてもそれなりにスムーズに帰ることができます。

これは、始発の電車に乗りたいような場合にも使えるテクニックです。同じく自宅から最初に5分間歩くことを許容できるなら、近くのステーションから駅にあるステーションに移動して乗り捨てすれば良く、有料の駐輪場よりも安い価格(15分以内なら70円なので)で自転車を使っての移動が可能になります。ちなみに、最寄り駅の駐輪場の料金は一日100円ですが、大きな交通トラブルがあると当日帰りができないような事もあるかも知れません。レンタサイクルなら出発前に自転車を返し、戻ってきたらまた借りるだけなので、駐輪代金の心配をすることもありません。

問題は、乗りたいところに自転車があり、さらに乗り捨てたい場所で自転車を返せるかということになりますが、それはスマホアプリで状況がわかるので、自転車を使うということを決めたら先に自転車および返却場所の予約をアプリからしてしまえば良いので、始発に乗って終電近くまで電車で帰ってくる旅であれば、まずは問題なく自宅までの足も確保できるのではないかと思います。

さらに、静岡市で導入している「ハローサイクリング」のサービスは、全国でも同じように展開しているので、旅先の足としても活用できます。地元でその使い方に慣れておけば、旅先での移動もスムーズに安く、さらに時間を気にせず利用ができるのではないでしょうか。本当に今回は、他の公共交通機関と比べて、レンタサイクルのメリットを感じることとなりました。今後もこのサービスをうまく使いこなして、行動の幅を広げてみようかなと改めて思いました。


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