ネットを使った行動とスパムメールを読むタイミングが合ってしまった時が怖い

昨日、Amazonの通販で物品を購入しました。物はキャンプ用のクッカー(鍋)で高いものではないのですが、先日紹介した単なる湯沸かしに特化した調理システムをもう少し広げて米を炊いて食べられるような環境を作ろうとつい買ってしまいました。それはそれでいいのですが、注文してその日のうちに、自分のところに来たメールをチェックしていると、以下のような題名の付いたメールがやってきていました。

「あなたのamazon.co.jpオーダーは出荷できません」

こんな内容のメールが来ることなど今まで全くなかったので、とにかくその中味を見てみることにしたら、こんな事が書かれていたのです。

(ここから引用)
異常なアクティビティが検出されたため、注文とアマゾンアカウントを一時停止しました。アカウントにログインし、画面の指示に従ってアカウントをロック解除することができます。

情報を確認するまで、アカウントにアクセスしたり、注文したりすることはできません。
(引用ここまで)

この内容を読むと、注文がストップしたというよりもAmazonのアカウント自体が使えなくなったということになります。ただ、メールを確認した後もAmazonのアカウントにログインしなければ使えないPrime Videoの利用はできていたので、これはおかしいと思いました。改めてそのメールを確認したところ、そもそもAmazonでアカウントを作る時に利用し、各種連絡が来るメールアドレス宛に来たメールではないことがわかりました。つまり、このメールは意味のあるメールではなく、大量に誰かがひっかかれば良いという感じで出されたスパムメールの類であることがわかったのです。

それにしても、Amazonで購入手続きをしたその日に、まさかの出荷停止メールがやってくるとは、毎月それなりにネットショッピングを利用している方は私よりもこうした偶然が重なってつい騙されてしまう人がいるのかも知れません。メールのリンクからアクセスして作業をしてしまうとAmazonのアカウントを乗っ取られ、勝手に買い物をされてしまうというような被害が出る可能性があるので、実際にこんな事が自分に起こった場合には、きちんとした手順を踏んで確認することが必要になります。

基本的にメールにあるリンクはクリックせずに改めてAmazonのウェブページを開き、そもそも自分できちんとAmazonのマイページにログインできるかを試すようにするのが、こうした問題に対応するセオリーです。これでアクセスできないなら、来たメールにある程度の信憑性が出てくると思いますが、その際もメールのリンクはクリックせずに、Amazonのホームページの問い合わせ先から、受信したメールの内容について質問してみて、このメールが本当にAmazonの公式メールであることを確認できなければ、来たメールは「迷惑メール」として学習させることで、しばらくは同じようなメールは来なくなるでしょう。

ネットによるショッピングに関するメールで騙す手口は、なかなか外に出ることができない現代ならでこそ騙される可能性が上がるものだろうと思います。一度アカウントをハッキングされてしまうと今まで使ってきたサービスを一時的に全て中断させて、改めて新しいアカウントで登録し直さなければならなくなり、かなりストレスが溜まると思います。そんな事にならないように、じっくりと確認してしかるべき処置を取るようにしましょう。


カテゴリー: モバイル関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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