社会状況と専門家の提言との間で私たちはどのような行動を取っていくべきか

今回は新型コロナの事について再度書かせていただきます。私の職場でも部所は違うので直接会うことはなかったのですが、同じように働いている人が数人感染したり濃厚接触者に該当したことにより、その場所では仕事を行なうことが制限されるなど、かなり自分や家族に近いところまで来ている感じです。ちなみに前日の静岡県内の新規感染者は六千人を超え、さらに静岡市の新規感染者は1,978人と過去最高の数字になっています。

昨年から今年にかけて、オリンピックを含む多くのスポーツ大会が行なわれましたが、本番で力を出す以前に、新型コロナに感染したことで出場自体ができなくなって戦う前から大会を去るような事が頻発しているように感じます。近くはアメリカで開催された世界陸上のマラソンにおいて男女とも複数の出場辞退者が出たことがありました。

ちなみに、国内の全国大会におけるメジャーなところで言うと、念願の高校年代の全国大会出場をサッカーで勝ち取った静岡県代表の磐田東高は、直前に新型コロナ感染者が出たことで大会を棄権して結局一試合もすることができませんでした。野球の方でも有力校の中には部内で新型コロナ感染者が多発する中で、いわゆる二軍・三軍くらいの戦力で本番を行なわざるを得ず、実力を発揮できずに敗退していった学校もあり、全国規模で言えば今月開かれる全国高等学校野球選手権(いわゆる夏の甲子園)は、このまま開催するのか? と思ってしまうほどその先行きが危ぶまれているような感じがしてなりません。

すでに代表に決まった学校で新型コロナに感染した部員がいるところについては、抽選会において8日目以降に試合を割りふるというような話も聞こえてきましたが、それだけ多くの人が感染しているのなら、有料で観客を入れて開催する甲子園は、全国から学校関係者や野球ファンがやってくるわけですから、全国各地に新たな感染者を広げてしまう大会になってしまう可能性もあるわけで、今のところ観客については特別な制限を設けないという方針であることまでは聞いているので、「本当に大丈夫なのか?」と私は心配してしまうのですが。

この話はスポーツに関してだけの話ではなく、65才未満の人たちが新型コロナに感染しても、症状が軽い場合、まずは自宅療養を選択するだとか、医療の専門家が政府に提言をしたことがニュースになっていますが、もしも近い将来、毎日の新規感染者の発表がなくなってしまったとしたらどうなるのか? 多少熱があっても我慢して仕事に出る(出ざるを得ない?)ような人も出てきてしまい、もし自分の体調が悪くなった場合でもインフルエンザなのか熱中症なのかどうかの判断もできない中で自宅でひたすら療養をしなければならないのかと思うと個人的には不安になりますね。

当然、医療機関がそうしないと回っていかないという重い現実があるからこのような事が言われるわけですが、まだ新型コロナに感染したらそれなりの期間仕事を休まなければならないことを考えると、自分で判断して治療が必要なのに自宅に留まることで症状を悪化させることがないように、自分でも色々と知識を付ける必要を感じています。


カテゴリー: 防災コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す