テレビ東京の2021年12月から開始予定のTVerでの同時配信延期はTVer側の問題

先日、プロ野球の日本シリーズにからめて、早くテレビ東京のネットによる同時配信が行なわれて欲しいと書いたとたんに、予定されていた2021年12月からの配信開始が延期されるという発表がありました。

記者会見のニュースによると、この遅れというのは同時配信を見やすくするためのTVerのスマホ・タブレット用アプリの開発遅れに原因があるということらしいです。同時配信では日本テレビが先行していたものの、確かにスマホでTVerを使おうとしても、どうすれば日本テレビの同時配信のところにたどり着くのかというのはちょっとわかりずらい点がありました。

テレビ東京としては、今回の同時配信スタートというのは、今までネット局の範囲が狭く、私の住む静岡県など多くの地域でリアルタイムに番組を放送することができずにいる現在、スマホで日本全国どこでも簡単に見られるようにするためには、もう少しアプリの改善を進めてもらって、同時配信のライバルである「NHK+」アプリよりも使いやすく同時配信を見てもらいたいという想いが強いことは個人的にもわかるところはあります。

ただ、こうした話は新しいサービスが出てきたり、ネット配信系の他のサービスが出てきたりするととたんに古くなってしまうという点もありますので、確実にでも早くアプリの改善を進めていかないと、私のようにテレビ好きの人たちは良いとしても、テレビ離れをしていると言われている人たちをつなぎ止めるのが難しくなるかも知れません。

これは、実のところテレビ東京だけの問題ではなく、NHK以外の民放局は地方局を含めて全局ネット配信を行なっていかないと、例えば今行なわれている日本シリーズも、テレビ放送ではなくネットでのLIVE配信がなければ見ないというような人たちもいるので、ネットで民放テレビを簡単に見るならTVerという認識を多くの人に早く持ってもらえないと、テレビは見ずにネット配信や動画コンテンツの方を優先して見るような流れは止まらなくなるのではないかと、テレビ好きな私としては危惧しています。

まずは、スマホ・タブレットおよび家庭用の大型テレビで見ることのできるAmazonのFire TV用のアプリについても使いやすい改善をしてもらいたいものです。そうなると、Fire TV用のアプリを提供していないNHKとの差が出せることになり、ユーザー側としてもあえてテレビを買わずに、スピーカー付きの大型モニターにFire TVをつないで民放地上波テレビやAbemaTV、そしてユーチューブや各種有料系の動画配信サービスだけで日常の情報を得て、NHKとの契約を解除するという道も出てきます。

NHKについては色々言いたいこともありますが、現在の「NHK+」アプリで地上波だけでなくBS放送の同時配信が行なわれるようになったらまた考えますが、あくまで地上波とBSを切り離してネット配信を行なうなら、台風の時など地上波を見られない人たちへの情報の伝達という観点では公共放送として放送を届けられないという気がするので、見逃し配信やライブ中継などの限られたものについては同時配信を地上波のみ契約の世帯にも見せてくれるとかして欲しいものですが、TVerにはぜひ、地上波だけでなく民放のBSについても同時配信をTVerで行なうことを見越したアプリのバージョンアップを行なって欲しいと切に希望します。


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てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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