イオンモバイルも「かけ放題」に参入 auとドコモ回線ではドコモがおすすめ

電話を掛けることが必要な場合というのは現在でも結構あり、そんな中で様々なプランが出ています。通話中心でできるだけ安くとは言うものの、現在最安と思われるpovo 2.0に通話かけ放題のトッピング(1,650円/月)はau回線で、基本的には4Gおよび5Gのエリアのみで使えます。

ただ私を含め、車を使っての旅行で色んな場所を巡りたいと思っている方にとっては、ドコモ回線で、特に山間部にも使いFOMAプラスエリアが使える「かけ放題」をできるだけ安く使えないかと思っている方もいると思います。それこそ、データ通信はほとんど行なわない(スマホ・タブレットの二台持ちでデータ通信は対応)という場合には、今までは日本通信の「合理的かけほプラン」の、データ量3GBで電話は専用アプリを使わないでかけ放題というものが税込2,728円で提供されていて、これがドコモ回線を使ったかけ放題のプランとしては最安だったと思います。

そんな中で、日本通信とはちょっと違いますが、2011年11月26日にイオンモバイルから新しくかけ放題のオプションが出ました。一回120分までの発信を制限なく、プレフィックス電話タイプの専用アプリ「イオンでんわ」を使って掛けるタイプのものではあるものの、かけ放題のオプション料金はpovo 2.0と同じ税込1,650円で、これに音声通話SIMの基本料金がかかります。

イオンモバイルの音声プランの最安は、高速データ量500MBで税込803円になります。これにかけ放題のオプション料金を加えると、月2,453円でかけ放題が使えることになります。また、イオンモバイルでは契約者の年齢が60才以上の方に対して別のプランを用意していまして、さらに高速データ通信量が200MBと少ないプランを税込748円で提供しています。これと合わせると、月2,398円でかけ放題が利用できることになります。

これらのプランは、大手キャリアがガラケー用とスマホ用でかけ放題の価格を変えているような事はなく、スマホでもガラケーでもSIMを差し替えて使うことができます。ガラケー(実際現在売られているのは基本OSにAndroidが入って4Gエリアでも使えるガラホです)でプレフィックス通話を行なうには普通では別の設定が必要になりますが、イオンモバイルでドコモ回線を契約する場合、スマホでどのアプリを使ってもイオンでんわからの発信になるそうなので、ドコモのガラホに入れて発信すれば本体で設定することなく、かけ放題を行なえる可能性は高いですね。なお、au回線を選ぶ場合(この場合はpovo 2.0よりも高くなってしまうため加入する意味はないと思いますが)、ガラケーではイオンでんわのプレフィックス番号の「0037691」を付けるように設定する必要があります。

ドコモ回線をイオンモバイルで使う場合、専用アプリが必要とは言いながらどのアプリから掛けてもイオンでんわを経由するという仕様があるため、ほぼドコモ回線と違わない感じでかけ放題を使えるというのは一つのポイントです。これは、iPhoneでもかかってきた電話に履歴から掛け直す場合も、標準アプリに着信してしまうことから、標準アプリから掛けても掛け放題を使えるというのは有難いですね。もしドコモ回線をそのまま利用したかけ放題をというなら日本通信のかけほプランにすれば良いですが、通話中心で少しでも月額を抑えたい場合には、今回のイオンモバイルのかけ放題もそれなりの選択肢になるのではないでしょうか。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す