先日、深夜テレビを見ていて、歌ネタを中心に活躍する芸人AMEMIYAさんの新曲というのを聞いたのですが、最近のネタの内容はご自身だけでなく作家さんとの共同作業なのだそうですが、なかなか多くの人に賛同される「あるあるネタ」が散りばめられていました。ネタバレになりますがその内容はというと、荷物の受け取りに関するもので、歌の中の人は荷物の受け取りを「午前中」指定にしたために、ちょっと食事を買いにコンビニに行くこともできず(ちょっとした外出中に入れ違いになることは多くの人が体験していると思うので)、朝ごはんを食べられずふりかけの袋を2個空けたとか、ピンポンが鳴ってようやく来たかとドアを開けたら宗教の勧誘だったとか、笑いどころ満載で、オチは午前中指定なのに12時半に来たというものでした。
確かに、午後の配達には2時間ごとぐらいの指定ができるのに、午前中はあくまで午前中で9時過ぎに来るのか12時近くまで来ないのかは、配達をされる方のスケジュールやその日の荷物の多さによっても変わってくるので、何とか配達側も受け取る側もストレスを溜めないような方法はないものかと常々考えるようになっています。
実は昨日も、荷物ではないのですが、新しいクレジットカードの受け取りに失敗しました。ちょっと買い物を終えて自宅に帰ったところ不在票が入っていたという例のパターンなのですが、自分が注文してその際に大体の到着予定かわかる荷物と違って、今回は何の予告もなく送られてきたので、実際事前に送られてくることすらわかりません。持ち帰られてしまったのは仕方がないので、ここは気分を気り替えて、翌日に郵便局に置いたままにしてもらって直接こちらから取りに行くように、ネットから指定しました。
そんな中、タイミングが良いといいますか、別のクレジットカード会社からカードの送付についてのメールが届きました。カード送付前にメールが来ること自体、個人的にはかなり画期的です。荷物と違ってカードのような書留には基本的に時間指定がないと思うので、受け取る方でだいたいいつ頃来るのかわかっていないと、常に家に人がいるような所はいいのですが、そうでないと配達員の方に無駄足を踏ませてしまう可能性が大です。このメールは、少なくとも何日ぐらいに来るかということだけは調べられるので、多少は直接受け取るための対策も可能なように思います。
メールの内容はというと、単に「本日発送しました」という文言と、どこのサービス(クレジットカードということなのかこちらも日本郵便からでした)から発送したかという点に加えて、問い合わせ番号も併記されていました。ただ、そのメールはポスト投函(?)したことを知らせるものなので、追跡システムに反映されるのは、メールが届いた翌日からという説明もありました。実際、メールが届いた翌日にアクセスしてみると、送付先に近い郵便局で引き受けたことがわかりました。ただ、クレジットカードの場合は、事前にメールの通知によって、その後の状況を追跡することは可能ですが、不在通知票が入った後でないと、郵便局など違う場所で受け取ることはできないようです(この辺は確証がないので、もしご存知の方がいたら教えて下さい)。
クレジットカードのような大切なものを発送する場合(今回の場合もそう)、その送付先住所に本人が住んでいるかどうかの確認が必要なので「転送不要郵便」として届きます。もし、自宅を引っ越してまだクレジットカードの住所を変更していない場合、郵便の場合は引っ越しの際に届けを郵便局に出しておけば、それから一年間は前住所への郵便を新住所へ転送してもらうことは可能ですが、他人がなりすまして受け取るなどの犯罪行為を防止する観点から、クレジットカードの入った郵便物を転送先で受け取ることはできませんので注意しましょう(その場合は元の住所にいないことがわかると返送されることになると思います)。もし引っ越しをされている方がクレジットカードを受け取る場合は、改めて今使っているクレジットカードの住所変更が行なわれているかをネットアクセスして確認し、元の住所のままなら今のうちに変更しておかないと、新しいクレジットカードが受け取れなくなる可能性もあります。
昔と違って電子メールはパソコンで読むというよりもスマホで見る方が多いと思いますので、家にいなくてもその場で荷物の状況を把握できるというのはかなり便利です。全てのクレジットカード会社が行なっていることではないと思いますが、メールを出す手間というのは恐らくAIを使えば人手を使うことなく定型文と追跡番号を付けたメールを自動送信するだけなので、それほど難しくはないと思います。こうした事が当り前になれば、到着予定日の普通郵便が届く時間に配達されるので、大体の待ち受けは可能です(それでも当然うまく受け取れない場合もあるわけですが、それは仕方ないでしょう)。
また、外から追跡システムを使ったら、すでに配達に来て持ち戻りになった場合には、不在票が手元になくてもその場で再配達の依頼や、郵便局での受け取り指定も可能になると思います(改めて不在票を自宅に帰って回収する必要はあります)。それはそれで便利なので、今回残念ながら受け取れなかった業者さんにも、次回の更新分からでも同じようなシステムでやっていただきたいなと思います。