普通のスマホにも入れておくと便利な「緊急通報用アプリ」

現在メインで使っているスマホにはデータ専用のSIMを入れているのですが、楽天回線を持っていると使える「楽天link」アプリから通常の電話番号に紐付けての着信も発信もできるようになっています。ただ、基本的にはインターネット回線を使っての電話なので、データ通信専用のSIMを入れていると、110番や119番といういわゆる緊急通報が発信できないという問題が発生します。

楽天から送られてきたSIMカードをスマホに入れていれば、「楽天link」からの発信ではなく、デフォルトの電話アプリから緊急通報ができるのですが、今後楽天SIMをモバイルルーターに入れて通信専用としてしまうと、今後メインの電話番号を楽天に移行した場合に、別回線を用意しないと緊急通報が利用できなくなってしまう可能性があります。

それとは違う考え方で、いざという時に警察と消防に連絡する方法ということを考えてみると、あるアプリにたどり着きます。現状で「楽天link」アプリが使えるのはAndroidですので、同じAndroidで使える「緊急通報ナビ」(警察)と「火事・救急通報ナビ」(消防)という2つのアプリです。

このアプリを起動し、マップを表示すると、取得した現在地の周辺にある警察署(緊急通報ナビ)・消防署(火事・救急通報ナビ)が表示されるのでその場所をタップすると、新たに画面が開きます。

メニューを見ると直接ダイヤルする以外にも電話番号をコピーする機能もありますので、楽天linkで電話を掛けるためにはいったん番号をコピーした上で楽天linkを開き、直接警察署や消防署に連絡を入れるということです。110番や119番の場合、緊急性がないのに掛ける人が多いことが社会問題になっていますが、この方法は緊急性がある場合であっても緊急通報しないという形になってしまいます。ですから、電話をする際には正直に自分のスマホからは緊急通報ができないので直接最寄りの拠点に連絡しているということを話した方がいいでしょう。

この種のアプリは、例えば仮眠で車中泊をしていたところ、直接車を壊されたり身体に危害は加えられていなくても、どうみても怪しい人達が何かやっているのではないかと思えるような事があったりした場合は、警察などに「相談」という名目で電話しやすいという面もあります。110番・119番するか迷う場合にはこのアプリを利用した方がいい場合もあります。さらに、「緊急通報ナビ」にはGoogle Mapを開いて最寄りの警察署までナビゲーションしてくれる機能もあるので、緊急的に直接警察署へ逃げ込む場合にはこのアプリを起動して操作するのが一番スムーズに行くのではないかと思います。

ただ、やはりいざという時の事を考えるとやはり緊急通報できる電話は持っておきたいものです。現状では楽天SIMは別のスマホに入れているので、いざという時には楽天SIMから発信すれば通報可能です。楽天SIMをモバイルルーターに入れてしまっている場合には、今回紹介したアプリで何とかするか、データ専用SIMでなく音声対応のSIMを入れて使うことも考えておいた方がいいのかも知れません。


カテゴリー: モバイル活用ガイド | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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