ドコモの「d Wi-Fi」にドコモ契約無しで接続する方法

先日、ようやくドコモが回線契約なしの他社ユーザーにも自社Wi-Fiを開放した「d Wi-Fi」をスマホとノートパソコンで使ってみました。ドコモ系のWi-Fiについては、すでにOCNモバイルONEの利用者が無料で使えるWi-FiサービスのうちNTT西日本に存在するDoSPOTは除けば、日本全国で使えるSecured Wi-Fiのエリアとかぶるのではないかと思っていたのですが、必ずしもそういうことはなく、「d Wi-Fi」を使えるようにしておくメリットは有ると思います。ここではあえてドコモ回線と関連付けない方法での接続についてレポートしたいと思います。

まず、「d Wi-Fi」を使うためにはドコモが推し進めているポイントサービスの「dアカウント」を取り「dポイントクラブ会員」になり、さらに「dポイントカード利用登録」をする必要があります。年会費および入会金は登録しても発生しませんので安心して登録してください。dポイントカード利用登録にはスマホにアプリをダウンロードして利用するほかに、dポイントが使えるお店に置いてある未登録のプラスチックカードにdポイントクラブのIDを登録して、お店でポイントカードを出すことでポイントを貯めることもできます。ただ、ここでは「d Wi-Fi」を使うために登録するので、ポイントを今後有効活用したい場合にはそういったことも考えてみてください。

「d Wi-Fi」を使うにはdポイントクラブのIDとパスワードを入力してログインした上で、「d Wi-Fi」の申し込みページに移動してさらに利用を申し込む必要があります。その際「d Wi-Fiパスワード」の設定をし、さらにアクセスポイントのパスワードをもらうことで、いよいよ「d Wi-Fi」が使えるようになります。

「d Wi-Fi」ではドコモ回線があれば認証はSIMの情報を使って簡略化されるのですが、ここではドコモの回線契約のない機器やドコモの回線を使っていないことを前提にするので、SIMでの認証ができないためウェブによる認証を利用します。SSID:0001docomoのアクセスポイントはSIM認証のできるタイプでの接続ができるアクセスポイントなので、このアクセスポイントには接続しないように注意してください。使うのはSSID:0000docomoのアクセスポイントの方です。

パソコンでもスマホでも、0000docomoのアクセスポイントに接続しようとすると、まずはパスワード(セキュリティキー)の入力が求められます。このパスワードは「d Wi-Fi」の申し込み時に表示される他、「d Wi-Fi設定サイト」でも確認ができますので、その後で使う「dアカウントID」「d Wi-Fiパスワード」とともにしっかり控えておきましょう。

ネットワークパスワードを入力するといちおうWi-Fiには接続されますが、そこからさらにウェブブラウザーを開くとドコモのWi-Fiサービスのウェブ認証画面になります。まだ従来のプランと併用してのサービスなので「d Wi-Fi」のサービスを選ぶと、その後に「dアカウントID」「d Wi-Fiパスワード」を入力する画面になります。そこで正しいIDとパスワードを入力することで0000docomoのアクセスポイントを利用できるようになります。

大型ショッピングモールでは、入居しているテナントによって使えるアクセスポイントが異なったりしますので、普段訪れる場所や旅行の際に立ち寄るお店のどこで使えるのかということを頭の中に入れておくと便利です。そうした用意がない場合でも、手元のスマホのWi-Fi設定のところからどんなWi-Fiが飛んでいるのかその一覧を見て、0000docomoのアクセスポイントを見つけたら改めてWi-Fi専用タブレットやパソコンを取り出してつなぐようにしてもいいでしょう。無料でも認証があるWi-Fiなので、簡単な認証で誰でも使えるようなアクセスポイントを使うよりも安心です。

世間では5Gのサービス開始により、携帯電話の通信のみでブロードバンドを楽しもうと思っている方も少なくないと思いますが、安全に使えるWi-FiサービスとWi-Fiスポットを把握していさえすれば、今回紹介した「d Wi-Fi」については0円で使えてしまいます。このサービスはもともと東京オリンピックを控えてのものだったようにも思えますが、新型コロナウイルスの流行で中止されることなくサービスがスタートしたのは幸いでした。今後もし外出自体を自粛しなければならなくなっても、買い物には行かなければなりません。そんな時に車の中でWi-Fiの電波を捉えることができれば、車内で子供を待たせることに役に立つこともあるのではないでしょうか。外出自粛で家で過ごす時間のある方は、まずはドコモのサイトからアクセスして、「d Wi-Fi」が使えるようになるためにご自身で登録までの一連の入力にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


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