テレビ観戦でも消耗したJリーグ最終節

こ数年、サッカーJリーグのJ2リーグへの降格争いは半端なものではなく、地元の清水エスパルスは直接の降格はないものの、J2のプレーオフを勝ち抜いた代表チームとの入れ替え戦に回ることになります。昨日の試合は佐賀県鳥栖市にあるサガン鳥栖との試合でしたが、鳥栖の方にもプレーオフに回る可能性があり、試合前は相当ピリピリした感じがテレビを通してでも伝わってきました。

ちなみに、サガン鳥栖というチームは、元々浜松市を本拠地に置いた「PJMフューチャーズ」が、すでに静岡県には清水市(当時)の清水エスパルス、磐田市のジュビロ磐田があり、Jリーグ加盟が難しいこともあり鳥栖市に移転し「鳥栖フューチャーズ」というチームが元になっています。PJMフューチャーズは社会人の静岡県西部3部リーグから這い上がってきたチームということもあり、個人的にはどちらのチームもプレーオフに回って欲しくないという気持ちで試合を見ていました。

プレーオフに回るチームの可能性としては、同時刻に松本山雅FCとの試合がある湘南ベルマーレにもあり、ネットで試合経過を見ながらどんな結果になるのかと気が気ではありませんでした(^^;)。

時間的に試合が動いたのはエスパルスの方で、清水が先制し1対0となり、このまま行けば清水は残留、同時に行なわれている松本対湘南は0対0だったので、このまま終われば鳥栖も残留となったのですが、その後すぐに湘南が先制点を上げ、このまま行くと清水と湘南が残留、鳥栖がプレーオフに回るという形になりました。

ただ、清水も追加点が取れず、ロスタイムも多かったので、もし鳥栖が点を取り引き分けになると湘南と鳥栖が残留し、清水がプレーオフに回るという最悪の状況も考えると安心して試合を見ることができず、やっている選手達もすごいプレッシャーの中で試合をしていたのだろうと思います。

しかし、運命というのは本当に残酷なもので、すでにJ2への降格が決まっていてモチベーション的には湘南・鳥栖・清水よりも下なのではないかと思われた松本が後半のロスタイムに得点を入れ、試合はそのまま1対1の引き分けで終了しました。この時点で清水はもちろん負けている鳥栖も残留が確定しました。試合はロスタイムにゴールキーパーの治療の時間がありかなり長いロスタイムが取られたのですが、この結果を選手が知らされていたのか最後の最後になってそこまでエキサイトするわけでもなくなり、試合をした両チームがともに残留ということでJ1のリーグ戦が終わりました。

ただ、湘南においてもプレーオフで引き分け以上の結果でJ1に残留できるので、そこまで下を向く必要はないかと思いますが、そのプレーオフは来週に行なわれるので、まだまだ安堵はできません。また、J2の代表チームを決めるプレーオフは今日行なわれますが、J2のチームにとっても次のプレーオフが翌年の自分達の待遇を決める大きな試合になり、もちろん多くのサッカーファンからの注目も集まります。以前も書きましたが、このように複数のチームを巻き込んで、真剣勝負を連続して行なうリーグの仕組みを作っているサッカーというのは、今年こそラグビーの人気に負けるところはあったものの、優勝争いとは別に降格争いというものもあるので、多くのチームが消化試合なく最後の最後まで懸命にプレーをするようになり、今回のような劇的な展開につながっていくことが多くなるような気がします。

反対にジュビロ磐田は残念でしたが、来年のJ2は前回降格した時よりさらに厳しい戦いになると思います。でもそこから這い上がってこないと未来はないわけですし、来年はJ2を一位で突破した柏レイソルが相当やりそうな雰囲気なので、再度の復活を願わずにはいられません。選手の方々ならびに全国を車中泊をしながら応援に回ったサポーターの方々もお疲れさまでした。まだプレーオフは残っていますが、ファンとしてはその試合も楽しみにして、サッカー観戦の面白さを最後まで感じさせていただきたいと思います。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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