Softbank AirとWimax2との速度制限の違い その2 Wimax2ギガ放題

前回はSoftBankの「SoftBank Air」についてその速度制限の内容について調べてみましたが、今回は同じく無線ルーターを使ったインターネットを提供する、auと同グループのUQモバイルの「UQ Flatツープラス ギガ放題(3年/2年)」について調べてみました。今回の内容については以下のサイトから得た情報を参照しています。

https://www.uqwimax.jp/wimax/plan/gigahodai/

この「UQ Flatツープラス ギガ放題」のスピードも「月間データ量 上限なし」としてあり、最大スピードは440Mbpsと、「SoftBank Air」とほとんど変わりません。ただ、無線を使ったインターネットであるため、場所によっては遅くなることもあるというのは当然考えられることです。

ただ、規制については前回紹介した裁判の事もあったのか赤字で大きく書いてあるのが2点あり、まずは実際に利用を考える場合には「LTEオプション」を極力利用しないようにする事が現状では大切になるでしょう。UQモバイルはau回線のLTEを提供してWimax2+の電波が届かないところでも使える「LTEオプション」を用意し、3年縛りプランにはその「LTEオプション」のオプション料1,005円/月を無料になるので、つい外出先などでWimaxの電波が届かない場所で使いたくなってしまうのですが、赤字で書いてある事の一つに以下のような文章があります。

(引用ここから)

・ハイスピードプラスエリアモードで通信速度制限(月間7GB超)が適用された後は、ハイスピードモードの「WiMAX 2+」通信もその制限対象となります。

(引用ここまで)

「LTEオプション」で使える高速通信(LTE)は月間7GBまでなのですが、もしうっかりこの制限を超えてしまったら制限されるスピードが何とauの携帯電話・スマホと同じ128kbpsなのです(^^;)。しかも、「LTEオプション」でネットを利用する時だけでなく「WiMAX 2+」での通信も128kbpsに規制されます。これは、私の契約している最大200kbpsの「ロケットモバイル」の神プラン(月額298円(税抜))にも劣るスピードです。規制は月末まで適用されるので、モバイルルーターの設定を間違えて「WiMAX 2+」のつもりでLTE通信を行なってしまったら、月初からすぐにルーターを使った全ての通信が128kbpsに規制され、それが月末にまで及んでしまう危険性があるのです。このトラップはある意味「SoftBank Air」よりひどいかも知れないので(^^;)、本当に注意していただきたいと思います。

ですから、もし「WiMAX 2+」だけでモバイルインターネットの環境に不安がある場合は、オプション契約には追加料金がかかる2年契約を選んだ上で、別にMVNOの安いLTEデータ通信を契約した方がいいと個人的には申し上げておきます。

そのようにしてモバイルルータで「WiMAX 2+」のみの利用に絞っても、赤字で書いてあるもう一つの規制内容があります。それが「3日間10GBの規制」です。ただ、こちらの規制はかなり具体的にどの程度規制されるかという内容が赤字のリンク先には明記されていますので、その内容について引用してみます。

(ここから引用)

・速度制限がかかるご利用データ量 直近3日間で10GB以上(「WiMAX 2+」と「au 4G LTE」のデータ量の合計)

・制限時間 3日間で10GBを超えた日の翌日のネットワーク混雑時間帯(2017年2月時点で18時頃~翌2時頃まで)

・制限後の最大通信速度 概ね1Mbps(YouTube動画の標準画質レベルが視聴可能な速度)

(引用ここまで)

ここで注意したいのは規制された1Mbpsというのはあくまで最大速度で実際には1Mbpsを割る可能性もあるということと、自動ダウンロードなどで2時前から継続してネットを利用している場合には、2時以降も最大で6時頃まで速度制限が継続することがあるということだけです。ただその場合、一旦ルーターを切って再度接続すれば午前2時以降の規制は解除されるようです。

この内容について逆に考えると、ネットのピークタイムに生活のリズムを持って行かず、深夜より早朝にネット利用のピーク時間を持って行くことができれば、ほぼ規制されないネット環境でモバイルインターネットを楽しめるということになります。

深夜起きて活動することは色々ありますが、つい深夜テレビを見ていて夜ふかししてしまうなら、深夜テレビは録画と「TVer」を使って出勤・通学前に前の日の分を見てしまうような生活にすることで、体だけでなくネットも朝型にすれば、ほとんど規制されていることを意識しないで使えるという事になるでしょう。規制がかかる日の18時から寝るまでの時間だけは仕方がないと諦めなければなりませんが、それでも1Mbps近辺のスピードが出るなら、パソコンやスマホ単体でのネットにはそう影響は出ないような気もします。

そうしたライフスタイルの変更という事も考えれば、同じ無線インターネットの2つの業者でどちらを選んだ方がいいかという問いに対しては「UQ Flatツープラス ギガ放題」の方に軍配を上げるということになるでしょう。恐らく朝型の生活にすれば「Softbank Air」でもそうそう規制されることはないでしょうが、実際に規制の内容を詳しく書いてあるのと書いてないのとでは、当然書いてある方を信頼するのが正しいユーザーの姿勢になるでしょう。私自身もADSL後の自宅でのネット環境を考えるにあたり、新しく出てくるであろう無線インターネットサービスがあった場合には、現状ではWimax2+との比較になると思います。皆さんのご参考になれば幸いです。

カテゴリー: モバイルルーター | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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