今年車検なら「タカタ製エアバッグ」のリコール対象かの確認を

現在私が乗っているホンダ・フィットはアメリカでタカタ製エアバッグの事故が起きたことで同じエアバッグを装着しているということから、リコールの対象になっていたのですぐにホンダのディーラーに連絡を入れて無料での交換作業を行なってもらいました。そのことは何回もこのブログで紹介させていますし、多くの車ではリコール対策が済んでいるとは思うのですが、先日のニュースでちょっと気になる話が聞こえてきました。

というのも、考えれは当り前だと思うのですが、リコール対策をしていない車をそのまま乗り続けていれば、もし事故を起こしてしまった場合に車に乗っている人達の生命に危険が生じる可能性があるわけです。政府の方針としてこのリコールを対策していないことがわかった場合、リコール対策作業を終了していない車については車検が通らない可能性があるということが明らかになったのです。

もちろん、車検場に行ってリコール対策がなされていないことがわかれば改めてディーラーに届け出て作業をしてもらえばいいのですが、常にディーラーで部品を用意しているわけではありません。私が頼んだ時にも作業の日については連絡してすぐというわけにはいかず、多少待たされてようやくやってもらった覚えがあります。

ニュースによると平成29年10月の国内の改修率は83.2%と高いものの、逆の見方をすればまだ16%以上の車が対策を行なっていないとも言えます。まずは、平成28年4月以前に初年度登録をされている車の場合、車のメーカーのホームページからリコール対象であるかどうかの確認を車検証を見ながら車台番号などを入力して改めて確認してみることが大切です。その措置は平成30年5月から行われるため、特に車検がそれ以降になっている場合にはできるだけ車検を通す前に作業を依頼するようにしましょう。

ただ、自らディーラーに連絡して持ち込むことに抵抗がある方も少なくはないと思います。しかし、今回のように何か製品に不具合があったら新車を買ったユーザーでもなく、さらにディーラーとは関係ない中古車店で購入した車に乗っているようなユーザーでもきっちり対処してくれるというのは、他の工業製品では考えられないことです。それだけ自動車というものがまかり間違えば走る凶器となり、運転者だけでなく多くの人命を危うくする可能性を持つものであることを政府が理解しているからの対応であるということを考えたいものです。さらに、もしリコール処理の未対応により他人に怪我をさせてしまった場合、その責任の一部は末端のユーザーにも出てくるということもよく考えなければならないでしょう。

よくよくそんな事を考えると、昨年話題になったスマホやモバイルバッテリーの不良品などについても、メーカーへのユーザー登録をするということは大切になりますね。昨年起きた事故の内容によっては必ずしもメーカーの責任というより、メーカーのお願いする適切な使用方法も守っていなかったのではないか? と思えるような事例もあるわけですが、経年劣化で爆発炎上する可能性が高まっている電池が入ったものを使っているかも知れませんので、そんな事にも気を付けながら安全にモバイル機器やバッテリーを使われるように心掛けてみて下さい。


カテゴリー: 車関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す