月別アーカイブ: 2017年12月

Amazon echo dot その1 ファーストインプレッション

アマゾンが出したスマートスピーカー「echo dot」をようやく手に入れました。ただ、事前に購入のための招待メールを送ってもらうための登録をし、それもいつ来るかわからない中で待ち続けた中、ようやく招待メールが届いたので購入という運びになり、かなり時間がかかった印象です。現在は一人につき一つという形での供給になっているようで、まだ一般的には購入するのが難しいと思いますが、Amazonプライム会員には定価の2千円引きで買えるということで、恐らく製品を広く売り出す前のテスターとして扱われているであろうことは十分承知の上で購入へと舵を切りました。

いつもながらアマゾンの送り方というのは、このサイズのパッケージを送るにもA4大の大きさの箱に入れて送ってきましたが、予想以上に小さいパッケージになっています。大きさ比較用のステープラーを置いてみました。

また、箱の中味については本体および電源ケーブルとACアダプターのみになります。電源ケーブルはmicroUSBを採用していて、汎用のUSB出力のあるACアダプターはスマホやタブレット用としても自己責任にはなりますが流用も可能でしょう。

つまり、「Amazon echo dot」は他の製品とは違い、手持ちの小型モバイルバッテリーでモバイル運用が可能ではないかと思われる点があります(ただし、モバイルバッテリーからの利用というのは思わぬバッテリー切れや電力不足のため動作不良を起こす可能性があることをあらかじめお断りしておきます)。ちなみに、付属アダプターの出力は5.2V 1.8Aということで、この値に近づけたい場合は5V 2Aでの出力をサポートするモバイルバッテリーを利用するのがいいだろうと思います。

私自身は写真のAnker製のモバイルバッテリーを使って初期設定を行なってしまったのですが(^^;)、その前に手持ちのスマホやタブレットに専用アプリを入れて初期設定はスマホとechoをWi-Fiで接続し、スマホアプリから設定をする事になります。

実際に外でecho dotを使うためにはこれだけではだめで、echo dot自体をWi-Fiによってインターネットに接続する必要が出てきます。私の場合はドコモのガラホSH-01Jを利用したWi-Fiテザリングを使ってインターネットに接続して使ってみました。

定番の現時刻や天気について「アレクサ」という一語のキーワードを先に言ってから尋ねると、本体が青く光るので音声が認識されていることがわかります。だいたい本体から30センチくらいのところでは問題なく自分の言葉を認識してくれ、正確な時刻や天気を知らせてくれますし、音楽についても既にアマゾンのプライム会員なので「Amazon Prime Music」が使えるので、具体的なミュージシャンを指定せず「アレクサ、ジャズを演奏して」という風にお願いするとランダムに編集されたライブラリを選んでくれて問題なくかけてくれます。問題はあまりにテザリングのスピードが出ないSIMを使っていると音楽が途中で止まってしまうことです。

私のSH-01Jの中にはパナソニックのWonderLinkのSIMが入っていていわゆる「中速」くらいのクオリティなので、まず問題なく音楽を聴くことができました。もし、特定のミュージシャンのアルバムを聴きたい場合には、事前に「Amazon Prime Music」の中で存在しているかをスマホやパソコンなどで事前に確認した上でechoにお願いすれば、かなりストレートに目的の音楽に辿り着きます。やり方を覚えたら、スマホを使って音楽を掛けるよりはるかに簡単に使えるようになりました。

これは私が最初に持ったスマートスピーカーですが、自宅では有線で大きなスピーカーに接続することもできますし(Bluetooth経由での接続も可能)、将来的に車のドリンクホルダーにうまくはまるようなアダプターが安く入手できるようになったら、車の中の音楽やちょっとした情報収集を目的に車に常備するということも有りかなと思ったりします。

また、あえて小さなスピーカーで音質がそれほど良くないecho dotをそのまま使うというメリットとして枕元に置いて夜間電気を消した時に使うというパターンがあります。動作を止めるのも音声による指示が可能ですので、目的の動作をした後に「アレクサ、1時間後に止めて」と言ってスリープ機能のように使えますし、夜中に目が覚めたものの何時かわからない場合には「アレクサ、今何時?」でその時間を教えてくれるのはいちいち布団から出て時間を見なくてもいいわけで、単なるものぐさの人のために役立つだけでなく、視覚障害の方が使う場合にも一つの本体でできることが多いため、今後の家電との連携に期待が持てます。

先に手に入れた方のレビューを見ていると、なかなか自分の声を認識してくれないというものがそこそこ見受けられたものの、そうしたシステムのクセのようなものは、逆に人間の方から歩み寄って行くような形で付き合っていけば、そんなにストレスはたまらないように思うのですが。

ともかく定価でも5,980円、今回私の購入した金額では3,980円で音声認識のできるツールが手に入るわけですから、まだ使って1日の段階で使っているうちにストレスの種が出てしまうかも知れませんが、今はここまでしかできなくても、将来はクラウドに貯まった様々なケースの事例を学習して賢くなる楽しみがあるということもあり、まずは寝床に置いて使ってみたいと思っています。また、「スキル」と呼ばれるechoの中に入れられる様々なアプリについても改めて導入してみたいと思っています。


法律の取扱次第でも「あおり運転」を撲滅できるか

車の中にキャンプ用品や車中泊のための道具を満載して、さらに家族で出掛けるような状況の中では山道などで急坂を登る際にはどうしてもキビキビと走ることができなくなる場合が多くなるだろうと思います。そうなると、普段のように普段のスピードで走ってくる車にとっては、車中泊をするために目的地へ出掛けている車というのはイライラの種になるのかも知れず、「あおり運転」をされる側になる可能性が普通の車より多くなるのかも知れません。

今年東名でのあおり運転を行なう車によってあおられた車の中にいた大人が亡くなってしまう事件が起き、その事件が起きる前にも容疑者の男は地元の一般道であおり運転を数回行なっていることがわかりました。こうした発表を受けて、今後法律を変えることもあるのかも知れませんが、今ある法律の適用を変えることでもエスカレートするあおり運転を抑制することができるのではないかという話が出ています。

これは、今の道路交通法の中に書かれていることでもあります。車を使って交通に危険を生じさせる罪を犯した運転者のほか、覚醒剤や麻薬の使用者らについて、車を運転することで著しく交通の危険を生じさせる恐れがある「危険性帯有者」として、免許停止の行政処分を科すことができると規定されているのです。

ここで言う「危険を生じさせる罪を犯した運転者」というのは、点数の累積によるものになるので、今まではあおり運転程度では一発で免停までの処分はしていなかったのですが、これからは覚醒剤や麻薬以外にも明らかに危険な運転を誘発させる「危険性帯有者」として、一発で免停にできるという法律の運用をあおり運転を繰り返す人にも適用するという話が出ています。

私の読んだ日本経済新聞の記事では、警察庁の見解によるとあおり運転自体ではそこまでの処分は適用されないものの、あおり運転がきっかけとなって「暴行や傷害、脅迫、器物損壊などに至った場合は点数制度によらず、危険性帯有者として処分する」というガイドラインを出しているようです。

ただ、このように厳しい道路交通法の適用を警察が行ない、悪質な運転者を処分したとしても、悪質な運転者はまさかと思うような事をする場合があるので、これで問題が解決するわけではないということもまた確かなのです。というのも、免停期間中に車を運転して重大事故を起こすようなケースはしばしばニュースで見聞きしますし、車ではねて人を死亡させたとしても、裁判で決められた罪によっては他の犯罪と比べて軽めの量刑になる可能性もあります。

運転時に問われる罪で大きいものは「危険運転致死傷罪」で、その罰則は「人を負傷させた者は十五年以下の懲役に処し、人を死亡させた者は一年以上の有期懲役(最大二十年)」という内容になっています。

この「危険運転致死傷罪」にどのような場合が該当するかというのが問題になるのですが、

・アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態
・進行を制御することが困難な高速度で自動車を走行
・進行を制御する技能を有しないで自動車を走行
・人又は車の通行を妨害する目的で高速に自動車を運転
・信号を殊更に無視し高速で自動車を運転
・通行禁止道路を高速で運転

こうした行為について、ドライブレコーダーや監視カメラで明らかな信号無視や交通妨害の証拠を示せればいいのですが、あいまいなお互いの供述だけでは危険運転致死傷罪までにはならない可能性もあります。いろんな事を想定すると、なかなか悪質なドライバーを0にすることは難しいですが、実際に起こった悲惨な事故による教訓を多くの人が共有し、ちょっと冷静になってもらうだけでも、相当変わってくる可能性はあります。私自身はドライブレコーダーを付けていますので、もしそんな自動車事故の現場に当時者とは別の立場で立ち合うことがあった場合には、できるだけ事故の実況見分に役立つように、もし事故の瞬間が動画として残っていたら、その映像を提供することもありかなと思っています。


Amazon Echo Dot を注文してみました

ネット通販のAmazonは、楽天と比べると実際にアマゾンからではないお店から出品されているようなものでも、とにかく物品のところにその情報が集約されるということもあり、このブログで品物を紹介させていただく場合は、直接リンク先に飛んでスペックの情報などを見てもらえるためにアマゾンへのリンクを貼っていますが、そのアマゾンからついにAIスピーカーの「Amazon Echo Dot」の購入についてのメールが届きました。

そのメールの有効期限は4日間とされていて、この間に購入まで行かないと購入の権利を放棄したと見てこのメールからのリンクからでは購入できなくなるようでした。私の場合は、一番小さくて安いAmazon Echo Dotを選ぶことにしましたが、定額が5,980円ですがプライム会員で事前にメールを出していた人については2,000円が値引きされて税込みで3,980円て購入することができます。

実際のところ、購入のボタンを押してしまったのですが、なぜこの機種を選んだかというと、他のスピーカーは普通のACアダプターですが、このEcho DotだけはUBSによる電源供給になっているので、外に持ち出してモバイルバッテリーにつないで使ったり、車の中でそのまま使うこともできるということと、音声出力端子ももっていて、大きなスピーカーに繋げて使えるということもありました。つまり、大きくて高いものを買うよりも使い勝手が良くモバイル環境になじみやすいのです。

というわけで、久し振りに全く新しいハードが実生活の中でどのように使えるのかということを試すチャンスがやってきました。これは各社から出ているスマートスピーカーにとっても言えることですが、スマホと比べて何が便利で何が代替できるか、さらにできることをやるためにどのくらいの手間がかかるのかという点は、自分で一通り使ってみてこの種のものを増やして行くのか、これだけで止めにするのかということについて考えてみたいと思います。


年末年始は気軽に食べられる外食で朝食も

一昨日に無謀にも繁華街にあるシネマコンプレックスに映画を見に行こうとしたのですが、静岡市の繁華街ではその日全国的にもニュースになっていた多くのサンタさんが繁華街を練り歩くというイベントがあったためか、目的地の映画館が入っているショッピングセンターの駐車場には渋滞が起きていてたどり着けない有様でした(^^;)。

そこで昨日は前日の反省を生かし、朝一番で出掛けることにしたのですが前日の不摂生がたたり予定より目の覚めるのが遅くなり、家で朝食を食べ損ねてしまいました。

このままだとだいたい2時間くらいある映画を空腹の中で見なければならなくなるということで、注文したらすぐに食べられる朝食を出しているところで外食をしてから映画館に向かおうと思い立ち、とりあえず映画館への道のりの途中にある牛丼チェーンの「松屋」さんに入ってしまいました。

以前、同じ牛丼チェーンの「すき屋」さんの「卵かけご飯朝食」が安くて朝食にはベストだと書いたことがありましたが、松屋さんの方もバラエティに豊んだ朝定食が揃っています。朝定食の基本は「ごはん」「味噌汁(店内のみ)」「お新香」「焼き海苔」のセットで、4種類ある朝定食では基本セットに値段に応じておかずがもう一品と、さらに好みに応じて一つ選べる小鉢料理があります。ちなみに、選べる小鉢は「納豆」「牛皿」「冷奴」「とろろ」の中から一つです。(価格は全て税込・2017年12月現在)

・定番朝定食「生卵」360円
・焼鮭定食「焼鮭」450円
・ソーセージエッグ定食「目玉焼・ソーセージ」400円
・ソーセージエッグW定食「目玉焼2個・ソーセージ」450円

このように4種類ありますが、もちろん朝から牛丼を食べてもいいのですが、今回は朝食らしいものを食べたいということと、選べる小鉢の中に「牛皿」があるので、牛丼の気分を味わえるということで、今回は「ソーセージエッグ定食」をいただきました。

改めて松屋のサイトからメニューの違いについて調べてみたのですが、定番朝定食の場合単純な卵かけご飯にするのではなく、小鉢に牛皿を頼み生卵と牛皿の中味をいっしょにごはんの上にかけ、その上から焼き海苔を乗せていただくという「牛丼と生卵」スタイルでいただくのも良さそうです。私は写真の「ソーセージエッグ定食」を頼みましたが、コストパフォーマンス的にはこれが安くて品数も多くて、それぞれのおかずも充実していて十分な朝食になりました。

しっかり時間を掛けて安くということになれば、ファミリーレストランの朝食をいただきつつゆっくりとドリンクバーの飲み物も堪能したいところですが、時間がないながらも充実した朝食をという場合は、牛丼チェーン店の朝定食をいただくのが一番だと改めて思います。年末年始の忙しい中、朝食を出べずに出たものの、早く目的地に向かって高速に乗りたいような場合も、店内にいる時間を少なくできる牛丼店がメリットがありそうな気がします。

このブログについては自分の備忘録という側面もあるので、大手牛丼チェーン別の朝定食の現状について(2017年12月現在)一通り最後に紹介させていただこうかと思います。基本的には税込の価格としてご判断下さい。

その1 吉野屋

・しらすおろし定食(生卵付)390円
・納豆しらす定食(生卵付)450円
・しらす牛小鉢定食(生卵付)530円
・しらす明太子定食(生卵付)530円
・ハムエッグ定食(目玉焼付)350円
・ハムエッグ納豆定食(目玉焼付)430円
・ハムエッグ牛小鉢定食(目玉焼付)490円
・Wハムエッグ定食(目玉焼2個付)450円
・Wハムエッグ納豆定食(目玉焼2個付)530円
・Wハムエッグ牛小鉢定食(目玉焼2個付)590円
・辛子明太子定食(卵なし)390円
・明太子納豆定食(生卵付)500円
・明太子牛小鉢定食(卵なし)530円
・焼魚明太子定食(卵なし)590円
・納豆定食(生卵付)360円
・納豆牛小鉢定食(卵なし)450円
・焼魚定食(卵なし)450円
・焼魚牛小鉢定食(卵なし)590円
・特朝定食(焼魚・生卵・納豆)550円

その2 すき家(全てミニポテトサラダ・みそ汁付)

・まぜのっけごはん朝食340円(温泉卵・おくら・かつぶし)
・朝食250円(生卵orおしんこの選択 以下同じ)
・納豆朝食320円
・鮭朝食390円
・ベーコンアスパラ朝食350円
・さば朝食390円

その3 なか卯

・目玉焼朝定食250円
・目玉焼ベーコン朝定食(ミニサラダ付)390円
・目玉焼牛小鉢朝定食(ミニサラダ付)390円
・銀鮭朝定食390円

その4 かつや

・朝ロースカツ定食(ロース80g・ごはん・とん汁(小))486円
・ミニカツ丼セット(ミニカツ丼・キャベツ・とん汁(小))421円
・朝とん汁定食(ごはん・生卵・味付のり・キャベツ・納豆・とん汁(大))421円
・しょうが焼き定食(ごはん・しょうが焼き・とん汁(小))486円

こうして調べてみると、吉野屋の種類が多くしらすと明太子ならここ、単に卵かけご飯でよければすき屋なものの、労働問題によって早朝に開いていないお店があるのが心配です。なか卯は最安朝食以外は同価格なので、その日の気分で食べ比べてもいいでしょう。松屋は選べる小鉢で牛小鉢が選べるのが朝定食か牛丼か迷う方には有難いという感じでしょうか。最後に牛丼屋ではありませんが「かつや」さんの7時から11までの朝食メニューもかなり魅力的ですので、まとめて選択肢の中に入れておきます。よろしければ参考にしてみて下さい。


浜松トラックステーションでの昼食

少し前の話ではありますが、浜松まで仕事がらみで出掛ける機会がありまして浜松インターで東名高速を降りた時にちょうどお昼ご飯タイムだったことから、前回ゴールデンウィークに出掛けた時には休みで入ることができなかった浜松インターを降りてすぐの「浜松トラックステーション」の食堂に行ってきました。

「トラックステーション」という名前から普通の乗用車が入ってはいけないような感じではありますが、構内での車中泊は無理ですが施設内の食堂やお風呂を使う場合には普通車を構内に入れての施設利用は大丈夫になっています。
食堂には購買部も併設されていて日用品や食品、雑誌なども買うことができます。食堂のルールは券売機によってメニューを選んで食券を購入した時点で注文が入るようになっています。単品メニューは駄目ですが、定食のごはんはお代わりが自由で、がっつり男の食事というメニューが多いのが特徴です。

私はその中でも人気ナンバーワンという豚バラ焼肉定食(850円)を注文しました。何も言わないとご飯の盛り方は写真の通り多めなので、少食の方は券を買った後にカウンターに「ご飯は小盛りで」と申告すれば小盛りにしてもらえます。

味の方は甘めのタレを使って仕上げていて、お子さんでも十分食べられる味付けになっています。注文した後に、季節メニューのカキフライ定食や浜松らしい餃子定食を見付け、こちらの方が良かったかなとも思いましたが、一般道から入ることのできる古き良きサービスエリアの食堂のテイストを持つところはなかなかないので、また改めて利用させていただいた時に注文してみようかなとも思います。

また、この食堂では午前6時から午前10時までは朝食バイキングを行なっていて、私が今回利用した2017年12月現在の料金は590円でした(フリードリンクは別料金)。1プレートにおかず盛り放題で(二度目以降のおかずお代わりは不可)、ファミリーレストランの朝食よりさらにがっつり行きたい時にはおすすめかも知れません。

そして、今回は全く見ていないので紹介すらできませんが、食堂とは反対の入り口から入るようになっているのがお風呂です。さらに、ビジネスホテル並みの料金での宿泊もサポートしているので、車中泊はだめですが一般道中心に車中泊をしてきて疲れ果てた場合のオアシスとして使える施設でもあります。またコインランドリーや女性専用レストルーム、ゲームセンターも併設されています。施設情報については公式ページがありますので、そちらからご確認下さい。

http://tsk-service.co.jp/truck-station.html

私自身、このようなブログを立ち上げなければこのトラックステーションについては利用することもなかったのではないかと思うのですが、そんなに身構えなくても私のように乗用車で来て食事のために利用される方もいたようですし、もっと知名度が上がってもいいのではないかと正直思いました。今回せっかく浜松まで行ったのに時間の関係で行けなかったところはたくさんあったので再度出掛けた時にはまた使わせていただこうかなと思っています。


東名の逆走事故とスマートインターの問題

このブログでは何回も紹介させていただいている焼津市にある東京高速の日本坂PA付近の下り線上で午後に乗用車とトラックが正面衝突する逆走に起因する事故が起こってしまいました。この事故の影響でかなり長い時間静岡ICから焼津ICとの間が通行止めになりましたが、逆走事故というのはお互いにスピードが出ている中で正面衝突となるため、ボクシングのカウンターのような衝撃になり、特に逆走していたと言われる乗用車の損傷がひどく、車の部品が散乱したものを安全に走行できるように片付けるのにかなり時間がかかったと思われます。

ちなみに、今回事故に関わった双方のドライバーはともに亡くなってしまったので詳しい事故に至るまでの状況を直接聞くことはできませんが、ドライバーはともに静岡県内出身で、年齢は乗用車のドライバーが25才、トラックのドライバーが50才とのことで、どちらも高齢の認知症が関わるような入り口を間違えての進入ではないと思われるのですが、乗用車の方が逆走していたという110番通報が複数あったということで、どこから逆走したのかというのがまずは一つ明らかにしておかなければならないところでしょう。

事故現場から一番近い高速道路への入り口は焼津インターになりますが、逆走している車があると110番通報がきちんと事前にされていたのですが、この通報は事故現場からすぐ前であったと思われます。翌日の報道によると、以下のインターの設置状況の中で、逆走がスタートしたのがどこか明らかになったとのことです。

名古屋方面→「相良牧之原IC」→(11km)→「吉田IC」→(12km「大井川焼津藤枝SIC」が途中にあり)→「焼津IC」→「日本坂PA下り」→事故現場→静岡IC→東京方面

ちなみに、事故を起こした乗用車のドライバーは牧之原市出身でレンタカーを使っていたという情報があったので、事故現場から自宅付近までのインターを書き出してみたのですが、報道によると、乗用車は東京方面から下り車線を普通に走っていたものの、「日本坂PA下り」に入って休憩した後で本線に出る時に、反対方向に向かって出てしまい、約1.5キロ走行したところでトラックと正面衝突したということです。

この報道が出る前は、これらの中で唯一無人の出入口としてあるのが「大井川焼津藤枝SIC」あたりから入ったのかなと思っていたのですが、さすがに事故を起こした場所から考えると、そんなに長くは走れないなと思わざるを得ません。それにしても、自分がPAに入ってきて、しかも一定期間の休憩を入れた上で(新聞報道によると約1時間車が停車していたとのこと)再スタートという状況を考えると、普通の人ならそんな出かたはしないだろうと私には思えます。

このPAは一般道からですが私自身が何回も利用させていただいていて、その構造は全く複雑ではなく単にそれまで走って来た同じ方向に向かって出るだけですので、何か病気だったのか、変なものを飲んで意識が濁っていたのか、そんな事も考えられてしまうようなびっくりの逆走でした。さらに気になることに、現場ではブレーキ痕が確認できなかったということですので、車が再スタートした時から正常な状態でなかったことが考えられます。さらに考えたくないことですが、PAで気持ちを落ち着けてからあえて反対方向に向かってスタートし、さらに故意に大きな車を目掛けてノーブレーキで突っ込む自殺行為の可能性も疑わざるを得ません。

ですから、この事故については今まで言われているような高速道路入口の複雑な構造による逆走ということではなさそうなのですが、もし自殺のための逆走だとしたら対策も何もないわけなので、少なくとも自分自身が間違って逆走しないための対策についても書かせていただきたいと思います。上記のインターの並びの中で逆走が起こりそうということで、やはり普通のインターチェンジよりもETCしか使えないスマートインターチェンジの利用に気を付けることの大切さも感じましたので、その観点からも紹介させていただきます。

今回の事故が起きた沿線の中でのスマートインターチェンジである「大井川焼津藤枝SIC」は平成28年3月に開通したETC専用のインターチェンジで、藤枝市のスマートインターについての解説ページを見ると「誤進入、ETCカード挿し忘れの場合は、Uターン路により、元の道に戻ることが可能です。」という記載があります。

今回事故を起こしてしまった車はそのまま本線に乗ってしまいましたが、逆走で入ってしまったことにすぐに気が付けば、何とかUターン路を通っていったん外に出ることも可能でしたが、一つの可能性として静岡・東京方面に行こうとして下りの入口の方からスマートインターに入ってしまった可能性はあるのではないでしょうか。

全国の高速道路で設置されているスマートインターの問題点として、逆走だけでなく普通のインターだと思ってETCを付けていない車による誤進入やETCカードを差し忘れたまま本線に入ってしまうというケースも出てきます。これらの場合は直接事故を引き起こす原因にはならないかも知れませんが、ETCが付いていないのに本線に入ってしまったような場合は精神的にパニックになってしまって本来では考えられない行動を取ることも考えられます。

今回の事故ではありえないケースだと思いますが、たとえ普通の状態で進んでいてもETC装置がないまま本線に入ってしまったことでパニックになり、次のインターまで進むことを選択しないで本線に入ってからUターンして入ったスマートインターから出ようとして逆走するという事も考えられない事ではありません。

とにかく間違って高速道路に乗ってしまったり、ETCカードの入れ忘れに気付いたとしても、とにかく次の出口まで車を走らせ、有人の場合は直接、無人の場合はインターホンを使ってきちんとどこから入ったかを申告すれば問題は起こりません。高速道路によってはほとんど車が走っていないような場所や時間があると思いますが、ともかく逆走やバックをしてしまうことでもし事故を起こしたとしたら大変な事になるという認識は今回のような悲惨な事故の報道によっても多くの方が共有できるものの、事故によって尊い人命が失なわれているのですから、そんな事故がなくても多くのドライバーに徹底させることができないものでしょうか。

誤進入の場合はUターン路が利用可能な地点までなら戻るべきですが、そこからUターンできない道に入ってしまったら、とにかく次のインターまで行って降りてから改めて反対方向に向かいましょう。それと同時に、ETC車載器のない車がスマートインターやETC専用レーンに入ってしまった場合の告知というのは必要かも知れませんが、その告知が激しすぎるとドライバーによってはパニックになってしまい、それが本線からの逆走を生む可能性もあることを考え、「ここまでならUターンできます」とか、「間違えて入った車は慌てずにこのまま進んで次のインターで降りて下さい」というような逆走を引き起こさないような電光表示なども考えた方がいいのかも知れません。

最後になりますが、首都圏ではよく人身事故が起こって電車が止まることがありますが、もし今回の逆走事故の原因が自殺目的でトラックに突っ込んだという事だとしたら、今回の事故ではトラックの運転手の方も亡くなられていますし、単に事故を起こして高速道路を止めただけでない大きな責任を後に残る人に負わせることにもなります。物事をきちんと判断することのできる方であれば絶対起こすべきでない方法であるとともに、もしこの推測が当たっていたとしたら、今回の事は単なる逆走事故でなく「自爆テロ」と同様な犯罪行為であると報道すべきではないかと思います。


「第四の携帯電話会社」に楽天はなって大丈夫か

まだそこまで確定的な情報ではありませんが、ネットニュースでは楽天モバイルを運営する楽天が、新たに携帯電話会社を設立し、総務省が来年(2018年)計画している電波の割り当てに名乗りを上げるという話が出ています。現在の楽天モバイルはNTTdocomoの帯域を借りてサービスを行なっているということもあり、どうしても現在以上のサービス展開について手詰まり感が出てきてしまっているということはあります。

ここのところMVNOの新しいサービスとしてはキャンペーンの展開か、ソフトバンク回線を使った新たなMVNOが増えたぐらいしか目立ったニュースがなく、今後eSIMを利用した端末(スマートウォッチやノートパソコンなど)が普通に使えるようになれば、多くのMVNOは蚊帳の外に置かれてしまい、先細りも懸念されます。

そんな中、先日freetelの回線業務のみを買い取った楽天モバイルの親会社である楽天が新たに電波の割り当てに参入するということになると、さらなる巨大な資金が必要になり、その回線を維持するためにも継続的な資金が必要になる中で、どのようなサービスを目指そうとするのかが気になります。もし楽天が電波の割り当てを受けるような事になれば、正に「第四のキャリア」としてスタートすることになります。

ちなみに、現在の3大キャリアというのは「NTTdocomo」「au」「Softbank」の3つですが、テレビのコマーシャルで露出しているものとしてはあと2つのキャリアが思い浮かびます。それが「UQmobile」と「Y!mobile」ではないでしょうか。

どちらの会社も贅沢にタレントを使い、これでもかというくらいにスポットCMを流しまくっています。なぜこれだけ広告が打てるのかということを考えた場合、大手キャリアのうち「au」が「UQmobile」と同じ回線を優先的に使えるというように密接なつながりがあり、「Softbank」と「Y!mobile」との関係も同じようで、まんまSoftBankの廉価版という感じです。大手キャリアから離れたいと思って格安SIMを物色するユーザーがこれらの会社に契約が流れることで、auやSoftBank陣営の契約を保持したり増やすことも可能な感じで、多くのMVNOに回線を貸しているドコモに対抗して、ライトユーザーの契約をドコモ回線を使っている他のMVNOに流出させることを防ごうという思惑があってあれだけの広告を打っているのではと考えることもできるでしょう。

唯一そうした密接なつながりがないのが「NTTdocomo」ですが、MVNOでdocomoから回線を借りている業者は楽天モバイルを含めて多くあるので、ドコモ回線を使う回線数を見れば、その優位性というものは確かにあります。そんな中で楽天がこれら3社と完全に独立して通信事業を行なえば、ある意味現在Y!mobileに吸収されてしまったPHSのウィルコムや、データ通信専用から始めたイー・モバイルのような経緯をたどって、途中で力尽きてしまいかねない気もするので、どこまで本当に電波割り当てに名乗りを上げるのかという疑問もあります。

後追いの新聞報道によると、楽天は対Amazonということで力を入れる中で、楽天の回線を使っている人が楽天市場で商品を購入した場合にメリット感を出して本気でAmazonと対抗するために携帯電話事業に舵を切ったというような事が書いてありました。しかし、大手キャリアと比べると不安要素もあるできたばかりの回線を、楽天市場での物品購入にメリットがあるからと進んで加入人がどのくらいいるのかは疑問です。現在のAmazonプライム会員のサービスが現在あまりにも採算を度外視したものだけに、むしろ携帯電話会社設立のための費用を対Amazonのサービスに対抗するように電子ブックリーダー・動画サービス・音楽サービス・AIスピーカー・写真やファイル保存のためのクラウドサービスなど、楽天の方で追随できるものに付いていくという選択肢もありますし、そもそも、多くの人が安心して何でも買えるウェブショッピングの仕組みを作り直した方が、Amazonの商法を快く思っていない人が選んでくれる存在になるのではないかと思えるのですが。ちなみに、今から4年前に楽天のセールについて違和感を感じた「みかん」の売り方について過去に書いたものがありますのでリンクを貼っておきます。個人的には過去に書かせていただいたような問題がまだ残っているなら、なかなかAmazonに対抗するのは難しいかも知れませんので、今後の楽天の変化に期待します。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-c186.html

それでもあえて新しいキャリアになる事を楽天が選ぶなら、私自身は、そこまで高速のスピードを競ってもどうせ時間や場所によって変動することはわかり切っているので、最低速度だけを保証する500kbpsくらいのデータプランを安く出してくれれば、低質にセットした動画くらいなら十分見られるでしょうし、今後の5Gによるグレードアップには期待するものの、楽天はあえて家庭据え置き用でADSL互換の無線通信サービスに活路を見い出すのも面白いのではないかと思います。

また、移動しての通信用ではなく自宅に据え置き型のモバイルルーターを販売し、固定回線の代わりに使う事ができれば、現在SoftBankだけしかサービスしていない「SoftBank Air」に対抗するものができるので、個人的には魅力的です。私は実のところ今だに光回線にせず、ADSLに固執しているのですが、10Mbpsくらいのスピードでも制限なく使えるネット契約で、ADSL以上に安いものが出てくればすぐにでもADSLから乗り換えたい気分です。楽天がネットとネットショッピングをセットで安くするなら、スマホからの移行よりも、光回線から固定回線を乗り換えてもらう方が多くの乗り換えが期待でき、モバイル回線よりも流動的ではありませんので、固定回線として使えるワイヤレス通信への移行とともに楽天市場を盛り上げるような方向性も考えていただきたいですが。

こうなると単に個人的な要望ばかりを書いているだけになってしまっているのでこの辺で終わりにしますが、ともかく新規参入があれば業者同士の競争により、新しく楽天の回線にしなくても、今使っている回線の料金が下がる可能性は出てくるので、巨額の投資をする覚悟で参入し、その後の経営が成り立つというかという点は十分に考慮した上で、その上で楽天には大手キャリア同士の護送船団方式に楔を入れくれるだけの革新的なプランの投入と新しい利用方法の提案を期待したいです。

楽天モバイル


避難所を使いたくない方に車中泊環境の整備のすすめ

このところ報道されるニュースで気になることがあります。テレビで大きく取り上げられるニュースというのは、潜在的にどの地域でも似たような話があり、一つのニュースをきっかけにして同じような事件が拡大して放送されることはよくあります。その一つが「あおり運転」による事故であり、もう一つが地方議員や首長による迷惑行為です。

特に、自分が行政の長であったりそれなりの権力を持っていることを前提に嫌がらせ行為や女性に対するセクハラ行為を繰り返す事が本当にあるのだとしたら、それは今後の事を考えると被害者が泣き寝入りしやすい状況になった時のことを考えるとすぐさま職を辞して責任を取っていただきたいと私などは思います。

これは、阪神淡路大震災の後から問題になりながらもマスコミはあまり大きく取り上げることがないことで多くの人が知る問題にはなっていませんが、避難所にいる女性(過去の事例を調べたところ、幼児から中高年まで年令によって行為が止まることはありません!)に対してセクハラやセクハラ以上の暴行行為などが普通に起こっていたり、目かくしのためにダンボールで壁を作っているのに、わざわざその近くを歩いて壁の上から女性の授乳している姿や着替えを除く輩がいたり、夜には使っている毛布の中に入ってきて、声を挙げても避難所の中ではむしろ行為を行なった男性の方に「そんな気持ちもわかる」と同情する声があったり、とりたてて若くない年齢なので被害の声を挙げにくいという雰囲気があったりして、なかなか避難所全体としての問題にはなりにくい事があり、それは熊本地震の時でも変わらなかったと言います。

私のいる静岡県では県警の職員が避難所に暮らす人々から聞き取り調査を行ない、このような問題があるということについては把握しているという報道が最近あったのですが、実際、犯罪行為くらいになれば取り締まれると思うのですが、大声で猥談をしていたり、子供達がいる前で堂々と成人雑誌を読んでいるような場合、どこまで避難所の治安が保たれるのかはちょっとわかりかねます。

さらに、もし今報道されているようなセクハラ市長や市議が、避難所を訪問しながら好みの女性を物色し、個人に誘い込んで許しがたい行為を女性に対してしようとするようなことも、単に想像上の話だけでなく実際に起こっても何らおかしくないと言えるでしょう。また逆に、気弱な男性を狙って女性や女性とグルになった男性がセクハラ事件をでっち上げるような事も起こる可能性は皆無ではないでしょう。

東日本大震災の時には、「車中泊はやめて避難所に行こう」と主張される方の意見が新聞にも載りましたが、その発言自体は間違ってはいないものの、避難生活前の生活パターンを維持するためには、自らの生活を同じフロアにいる人全てに晒すような避難所での生活というのはセクハラを受けるような人でなくてもストレスが激しくなると思いますし、車中泊での避難生活を続ける事について、強制的に止めさせることは今後もできないと思います。大切なのは車中泊をする中でも血栓が発生しないような環境整備こそが問題になると思います。

ですから、そこまでひどくない台風のようなすぐに避難所から自宅に戻ることができる中で、念のため自宅から避難するような場合を除くと、長期間における避難所生活が続くと予想される災害に備えて、避難所に依存しない準備をする中で、車中泊の環境を確保することが今後は大切になると思われます。

普段の生活をどうしても避難所で行なわなければならないような場合でも、車の中で着替えや授乳ができるように外から覗かれても大丈夫なように窓に目張りができるようなものを揃えておいたり、家族の中の女性だけでも車の中で中から鍵をかけて安心して寝られるように、平面の寝床を確保するための段差をなくす工夫をするのもいいでしょう。同時にキャンプ用のテントも用意し、夏の時期には家族で寝たり着替えに使えるようにしておけば、避難所内で起こる問題のいくつかは解決することができるでしょう。

避難所を管理する側としても、スタッフに女性を置き、小さなセクハラ騒ぎであっても直接本人に対して注意を行なうことによってそうした行為がエスカレートをすることが防げると思いますので、他の場所で実際に起こった避難所でのトラブルを教訓にしてしっかり対処していただきたいですが、被害者の立場として管理者があてにならなかったら直接警察に連絡をするとか、そこまで強い態度に出ることも考えておくべきかとも思います。

避難所での生活というのは日常とは違う「非日常」の世界です。避難所内では「このくらいの事はしょうがない」と思うことでも、災害を受けていない地方では「とんでもない事」と思えるようなひどい事である事は十分に有りえます。

避難所の管理者や地元の警察に相談しても埒が明かなかった場合、もし日本国内の他の地域に知り合いがいて、避難所生活の中でおかしいと思う事を見聞きした場合、たとえ自分の事でなかったとしても、まずはネットなどを通じて被災者以外の人の意見も求めてみましょう。自分の感情の赴くまま、SNSなどで直接こうした行為に言及するのもいいですが、まずは色んな人に相談した後にした方が、告発者の方に言われなき非難を受ける可能性を排除した上で、きちんと発信することができます。ネット上で相談すれば、自分が告発しなくてもその内容を見た他人が勝手に動く可能性もありますので、本人が特定されない中で問題が解決する方向に向かうかも知れません。

恐らく、この種の問題は現在に至るもまだ仮住まいの仮設住宅に住んでいる方々の間でもなかなか言い出せないストレスの一つとして今でも苦しんでいる方はいるのではないかと思います。災害を受けていない地方に住んでいると、そういう事があるのかということすらもわからないものですが、生活に関わるストレスであるだけに現地マスコミの方々には継続して発信して行って欲しいものです。


「冠水」の危険を目で見えるようにした道路

先日のニュースで、雪でなく雨により多くの車が水浸しになってしまった札幌市の様子をテレビで見ましたが、このようにテレビで見た直後には気を付けようと思うものの、時間の経過とともに忘れてしまうというのが人間の脳であり、だからこそ他の地域で大雨になって冠水の道路に入って水没する車が後をたたないわけです。

そんな中、私が抜け道として使っている鉄道の線路をくぐる道路があるのですが、先日久し振りに通ったところ、個人的にはかなり画期的な変化がありました。

道自体をどうこうしたのではないのですが、壁の部分に2本の水色の線が引かれていて、写真の通り下の方が水深0.3mで、上のラインが水深1.0mまで水が入ってきた場合にその線まで水が上がってくることを示しています。

自分の車でそのラインを目安にゆっくりと走ってみたところ、0.3mなら何とか水没させないで通ることのできるぎりぎりの状態という感じですが、1.0mだともはや進むことも戻ることも、さらには逃げようとしてドアを開けようとしても水圧でドアが開かず、そのまま車の中にいて一気に入ってくる水の量が増えれば車全体が水没してしまい命の危険があるレベルも心配されるくらいだと思えました。

他の地域でこのような表示のある道路があるのかどうかはわかりませんが、こうした地下をくぐる道については常に水が入ってきた場合の目安となる水深を意識できる線を引くだけでもドライバーに注意喚起する効果はあるのではないでしょうか。少なくともこの線があるのを知っていて、すでにこの線が2本とも見えないくらい水がたまっているのを見たら、イチかバチかで進もうとは思わなくなります。

それでも突入していく車については、自身の車が身動きが取れなくなった後の事を考えた上で入っていくなら文句も言いませんが、その後の事を考えると無理に水の中に入っていくことは止めた方がいいと思います。

本来は鉄道のように規定の降水量を越えた時点で通行止にできる設備があれば、悲惨な事故を防ぐことができるのでなおいいと思いますが、単に壁にペンキで線を引くだけでもかなり効果があるのではないかと個人的には思います。

実際に大雨の場合、基本的には冠水の恐れのある道路には近づかないというのがてっそくではありますが、夜の場合には見にくいときもあると思いますが、その際はライトを上下に切り替えたり、それでもわからない場合はいったん車を停めて歩いて確認するなどして、どこまで水が来ているか確認するようにし、確認しない中で水たまりの中に入らないようにすることは避けましょう。今回紹介したような水深表示についても、交通量の多い道路なら、このような線を引いてもらえないかどうか、管理者に聞いてみるのもいいのではないでしょうか。


大手企業でもなかなか対応が揃えられない難しさがある

先日、仕事がら付き合いのある方と喋っていて、宅配便業者の個別対応の話になりました。その方の自宅は一階が作業場になっていて、二階部分で生活をしている関係があって特に作業場の方に一切人がいない場合、外から人がやってきたとしてもなかなかわかりづらいという問題を抱えています(さらに悪いことにインターホンはありません)。今は携帯電話もありますので、私がその方と会う場合には事前か家の前でも電話をして在宅を確認した後で一階に降りてきてもらうようにしているのですが、その方はつい先日起きた事について話をして下さいました。

仕事を始めようと入口を開け、ポストを確認したところ前日付けの宅配便業者の不在票が入っていたのですが、実際にその業者が配達しに来た時間を確認したところ、すでに一階での作業を終了して家族みんなが二階に上がってきてしまった時だったということです。入り口の脇には車もあり、いつも夜に配達してくれる宅配業者のほとんどは荷物に書かれている電話番号に電話してくれるので、その電話を受けて二階から一階に降りて来て荷物を受け取るという流れが普通だったものの、問題の業者については家の前まで来たもののそのまま不在票を置いて帰られてしまったということなのです。

その方の話では、今回電話をくれなかった業者さんの配達員でも、普通に家の前から電話をしてくれる人もいて、その場合は家にいるなら荷物を持ち帰られることなくその日のうちに荷物を受け取れることが多いということですが、しばしば電話をくれない配達員もその会社にはいるらしく、荷物の種類によっては急いで受け取るにしても翌日になってしまうということで、難儀する場合もあるとのことでした。

この話をその方はたいへんご立腹しながらしてくれていたのですが、それを聞いてちょっと考えてしまったことがあります。というのも、今の宅配業者さん全般で言えることですが、業務を一通りこなせる配達員の確保というのは大変で、一つのエリアを全て一人の人に任せることになると、重労働になりやすいというもう一方からの事情もこのブログで書いている中で色々と知ってしまっているので、100%宅配業者さんを責めるのは切なく感じるところもあったのです。

常に同じ地域を回っている人であれば、その方の他の人とちょっと違った配送時のルールを把握していて、事前ないし到着の時点で荷物に書いてある電話番号に電話して家から出てきてくれるのを待つという完璧な対応をしてくれたと思います。しかし、労働条件の関係でその人が休みだったり、他の地域に変更になった場合は、代わりの人が配送に回るわけで、引き継ぎをするにもこのような細やかな配送の仕方まで引き継ぎすることも難しいかも知れません。今回の場合は荷物を届けに来た人は、大声で叫んだりドアをノックしたのかも知れませんが、呼び掛けやノックに反応がない時点で不在だと思い込んで帰ってしまったのだろうと思いますが、こうした事にいちいちクレームを入れても大丈夫なのかと、業者側の立場で考えると、人員確保の面からもちょっと心配になります。

一応その方との話の中では、新しい人が配達にやってきた場合でも、家の前から電話してくれれば出る時が多いですからと、電話なしで持ち帰られた時にはその都度言っていくしかないだろうとまでしか言えませんでしたが、配達の場合はこちらから業者を変えてもらうということは無理なので、在宅時に不在扱いにされない場合には、何回もトラブルが出た場合はその内容と解決方法について(この場合はその場で電話を掛けてもらうということ)、何回も言うしかないと思います。

あとは私がやっている方法として、自宅に荷物を多く届けてくれる業者については、スマホからメンバー登録をして、LINEの公式アカウントや専用アプリを使って、荷物が自宅に運ばれる前にスマホ上に通知を送ってもらうようにします。その連絡が来た時点でこちらの都合がいいように、スマホを使って配達時間を変更するかこちらから営業所まで取りに行くかなどを決めてその内容を送信すると、その希望通りに荷物を受け取ることができるという方法を使うということです。

既に不在票を受け取ってしまった時には電話をするしかないですが、できるだけ荷物の配達ロスを起こさないようにスマホを使いこなすことができる方なら、この方法は荷物の受け取りに自分から連絡をスマホ経由ですることで、受取りついての主導権を握ることができますのでおすすめです。

ともかく、今のような時代はいくら大きな企業といっても全ての人間にまできめ細やかなサービスが徹底できないくらい現場での労働力が今後足りなくなることが予想されます。直接そのような人に当たっていやな気分になるくらいなら、自分でできることはできるだけ自分ですることで、人によっては良いストレスをためない荷物受け取りの方法になってくるのではないかと思います。過去に荷物の直接自宅での取け取りでいやな思いをしたような方は、ぜひそんなことも考えてみてはいかがでしょうか。