Amazon echo dot その1 ファーストインプレッション

アマゾンが出したスマートスピーカー「echo dot」をようやく手に入れました。ただ、事前に購入のための招待メールを送ってもらうための登録をし、それもいつ来るかわからない中で待ち続けた中、ようやく招待メールが届いたので購入という運びになり、かなり時間がかかった印象です。現在は一人につき一つという形での供給になっているようで、まだ一般的には購入するのが難しいと思いますが、Amazonプライム会員には定価の2千円引きで買えるということで、恐らく製品を広く売り出す前のテスターとして扱われているであろうことは十分承知の上で購入へと舵を切りました。

いつもながらアマゾンの送り方というのは、このサイズのパッケージを送るにもA4大の大きさの箱に入れて送ってきましたが、予想以上に小さいパッケージになっています。大きさ比較用のステープラーを置いてみました。

また、箱の中味については本体および電源ケーブルとACアダプターのみになります。電源ケーブルはmicroUSBを採用していて、汎用のUSB出力のあるACアダプターはスマホやタブレット用としても自己責任にはなりますが流用も可能でしょう。

つまり、「Amazon echo dot」は他の製品とは違い、手持ちの小型モバイルバッテリーでモバイル運用が可能ではないかと思われる点があります(ただし、モバイルバッテリーからの利用というのは思わぬバッテリー切れや電力不足のため動作不良を起こす可能性があることをあらかじめお断りしておきます)。ちなみに、付属アダプターの出力は5.2V 1.8Aということで、この値に近づけたい場合は5V 2Aでの出力をサポートするモバイルバッテリーを利用するのがいいだろうと思います。

私自身は写真のAnker製のモバイルバッテリーを使って初期設定を行なってしまったのですが(^^;)、その前に手持ちのスマホやタブレットに専用アプリを入れて初期設定はスマホとechoをWi-Fiで接続し、スマホアプリから設定をする事になります。

実際に外でecho dotを使うためにはこれだけではだめで、echo dot自体をWi-Fiによってインターネットに接続する必要が出てきます。私の場合はドコモのガラホSH-01Jを利用したWi-Fiテザリングを使ってインターネットに接続して使ってみました。

定番の現時刻や天気について「アレクサ」という一語のキーワードを先に言ってから尋ねると、本体が青く光るので音声が認識されていることがわかります。だいたい本体から30センチくらいのところでは問題なく自分の言葉を認識してくれ、正確な時刻や天気を知らせてくれますし、音楽についても既にアマゾンのプライム会員なので「Amazon Prime Music」が使えるので、具体的なミュージシャンを指定せず「アレクサ、ジャズを演奏して」という風にお願いするとランダムに編集されたライブラリを選んでくれて問題なくかけてくれます。問題はあまりにテザリングのスピードが出ないSIMを使っていると音楽が途中で止まってしまうことです。

私のSH-01Jの中にはパナソニックのWonderLinkのSIMが入っていていわゆる「中速」くらいのクオリティなので、まず問題なく音楽を聴くことができました。もし、特定のミュージシャンのアルバムを聴きたい場合には、事前に「Amazon Prime Music」の中で存在しているかをスマホやパソコンなどで事前に確認した上でechoにお願いすれば、かなりストレートに目的の音楽に辿り着きます。やり方を覚えたら、スマホを使って音楽を掛けるよりはるかに簡単に使えるようになりました。

これは私が最初に持ったスマートスピーカーですが、自宅では有線で大きなスピーカーに接続することもできますし(Bluetooth経由での接続も可能)、将来的に車のドリンクホルダーにうまくはまるようなアダプターが安く入手できるようになったら、車の中の音楽やちょっとした情報収集を目的に車に常備するということも有りかなと思ったりします。

また、あえて小さなスピーカーで音質がそれほど良くないecho dotをそのまま使うというメリットとして枕元に置いて夜間電気を消した時に使うというパターンがあります。動作を止めるのも音声による指示が可能ですので、目的の動作をした後に「アレクサ、1時間後に止めて」と言ってスリープ機能のように使えますし、夜中に目が覚めたものの何時かわからない場合には「アレクサ、今何時?」でその時間を教えてくれるのはいちいち布団から出て時間を見なくてもいいわけで、単なるものぐさの人のために役立つだけでなく、視覚障害の方が使う場合にも一つの本体でできることが多いため、今後の家電との連携に期待が持てます。

先に手に入れた方のレビューを見ていると、なかなか自分の声を認識してくれないというものがそこそこ見受けられたものの、そうしたシステムのクセのようなものは、逆に人間の方から歩み寄って行くような形で付き合っていけば、そんなにストレスはたまらないように思うのですが。

ともかく定価でも5,980円、今回私の購入した金額では3,980円で音声認識のできるツールが手に入るわけですから、まだ使って1日の段階で使っているうちにストレスの種が出てしまうかも知れませんが、今はここまでしかできなくても、将来はクラウドに貯まった様々なケースの事例を学習して賢くなる楽しみがあるということもあり、まずは寝床に置いて使ってみたいと思っています。また、「スキル」と呼ばれるechoの中に入れられる様々なアプリについても改めて導入してみたいと思っています。


カテゴリー: その他のハード | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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