2015年1月の携行品 その5 持ち運びも苦にならない「どこでも湯わかしセット」

 当初はここまでやるつもりはなかったのですが、あれも入るこれも入ると試行錯誤しているうちに変なところまでたどり着いてしまったという感じです。今回紹介するセットまで含めると、災害用の非常持ち出し袋を常に背負って移動しているようなものなので、普通の人から見ると十分引かれてしまうでしょうね(^^;)。さすがにそうしたことについての自覚はあるので、ぱっと見てはそうわからないように気を遣いながら進めていきたいと思っています。

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 ここまで紹介はしていなかったのですが、実は保温性のある200mlのステンレス製水筒もサイドポケットに入れて持ち歩いています。コンビニに入ってコーヒーを移し替えて持ち運ぶために持ち始めたのですが、せっかく保温できる水筒があるなら、ふらっと自転車や原付で出掛けた先で温かい飲み物やカップ麺をいただきたいような場合に対応する湯沸かしセットを作り、すでにケース代わりに入れているトランギアメスティンと一緒にも使いたいと思うようになりました。といっても、このブログを始める前からさまざまなキャンプ用品を揃えているので、基本的には既に持っているものをできるだけ利用することが基本にあります。バックパックのサイドポケットに入るように、写真のようにペットボトル用のケースの中に全てを収めました。

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 常に持ち運ぶとは言っても、普段は利用する時だけ燃料を持っていくこととし、燃料以外のものを入れておくには何がいいかと思った時に考えたのが、マグカップを直接熱してお湯を作るという究極のミニマム構成です。スノーピークのチタンシングルマグ450は、だいたいカップ麺一杯分を作るだけの300cc少々というお湯の量を一度に沸かすだけの容量があります。このカップにジャストフィットするフタも以前買って持っていたので、このマグカップを直接火にかけてお湯を作ることにしました。

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 続いて、何の燃料を使うかについてですが、火を付けたり消したり、その後の片付けまで考えると便利なのはガスボンベでしょう。しかし、ガスボンベは重くかさばり、バーナーと風防の用意もしなければならないので、あえて常用するバックに入れておくには向かないように思いました。ミニマム構成を考えた時、やはりシステムのサイズを小さくできるのは、旅館の夕食で出てくる青い固形燃料やアルコール燃料でしょう。すでに複数台持っているトランギアのアルコールストーブを引っぱり出してきて、チタンシングルマグ450と合わせてみたらちょうどぴったり入りました。これで、状況に応じてアルコール燃料と固形燃料を使い分けるプランに決めることにしました。

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 固形燃料については100円ショップでその都度購入してバックパックの中に放り込むので問題ないとして、アルコール燃料の運搬についても、今持っているVARGOのボトルの高さはほぼフタを外したナルゲン広口0.5lの高さと同じなので、出掛ける際にバックパックのサイドポケットにナルゲンボトルと一緒に入れれば飛び出ることもありません。問題になるのは、アルコールストーブの弱点として、風に弱いということです。

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 この点については収納性を高めるようチタンシングルマグの中に全て収めてしまうため、ガレージメーカーのT’s STOVEさんがマグカップ利用のためだけに作っている専用の風防、チタンペグ付きの「風防V-456」を新たに購入しました。この風防は私の持っているスノーピーク・チタンシングルマグ450と一回り大きい600という2つのサイズに特化したもので、取っ手が風防に当たらないように切れ込みが入っています。これをマグカップの中に巻いて収納し、熱くなった取っ手を持つためのシリコン用のコースターに、着火用のライターを荷物の中に加えました。

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 これだけのことができてしまうと、単なる湯沸しだけでなく、ちょっとしたお惣菜の温めや、炊飯にもチャレンジしてみたくなります。ということで、軽くて重ねて収納できるスノーピークのチタンシェラカップを2つと、さらにカップヌードルリフィルを作れるように、ベルモントのシェラカップ深型480をまとめて入れてみました。取っ手の部分をキーホルダーを本来繋ぐためのベルトで固定すればスタッキングした状態で安定しますし、スノーピークの方のシェラカップには目盛りが付いていますので軽量カップ代わりに使えるのもいいですね。もちろん、カップヌードル用にチタン製のシェラカップ用フタ(単に上に乗せる鉄板状のものです)も入れたので、フタだけで焼き物もできるミニ調理セットとなりました。さらにこの3つを重ねた状態でカップヌードルリフィルが中に入るので、常に非常用食料を持って歩けることがわかりました(^^)。洗い物を増やしたくない場合はシェラカップ深型で直接カップヌードルリフィルを煮て食べるのもいいと思います。

 とりあえずこんな感じで、水と燃料さえあれば、材料は途中で調達するつもりでぶらっと出掛けていろいろ遊べそうな装備が整って嬉しいです(^^)。今回紹介した湯沸かしセットの実力は改めて試してみるつもりです。持ち物紹介としてはとりあえずここまでとさせていただきます。


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2015年1月の携行品 その5 持ち運びも苦にならない「どこでも湯わかしセット」」への2件のフィードバック

  1. ken 投稿作成者

    こんばんは、てらさん、kenです、いつも楽しく拝見しています!!
    普段使いのかばんにどこまでの震災グッズを持ち歩くか、阪神大震災以降の
    私のテーマでも有りますので、私は引きません。むしろ読んでいて顔がニヤけました。
    タイベックシート(防水の紙でマックパックのカタログですが)や
    サバイバルシート、マスク、LEDライトが刺せる折りたたみ帽子などなど
    私の場合は夜間に被災して次の日の昼まで自力で活動出来るを目標に
    一つのもので1つの機能でなくてナルゲンボトルにLEDのヘッドライトをくくりつけて
    ランタンがわりになどANDやORで何とかコンパクトで軽い装備にできないか
    日々そんな事を考えていたりするのが面白いですね。

  2. てら 投稿作成者

    ken さん コメントありがとうございました。
    ここまで紹介していますバックパックにはまだ若干の余裕があるので、一泊二日ぐらいの旅行なら隙間に着替えなどを詰め込んでしまえば改めての荷造りをしなくてもすぐに出かけられてしまうというのがメリットでもあります。
    車で移動中に何かあれば、そのつもりで積んでいる様々なものが使えますがそうも行かないわけで。今後も自力で持ち運べる範囲でできるだけいざというときに役立つものをというコンセプトでいろんなものを見ていければと思っています。

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