関西近辺お手軽グルメの旅 その1 姫路駅の「えきそば」

 今回の旅は関西方面へ用事があって、青春18キップを使いながら列車を乗り継いで移動するという関係から、どうしても早くすぐに食べられるものに食事がなってしまいがちでした。恐らく今後の日程を考えていくと、まず間違いなくせわしない食事の食べまくりの行程になることが予想されますので、今回の旅で私が食べたさまざまな食事を紹介かたがた記録していくことにしましょう。

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 旅の出発は2013年の1月1日ということで、まずまともな食事は無理だろうと諦めていました。さらに目的地へ向けてどんどん普通列車を乗り継いでいくということになると、だいたい乗り換え時間が7~8分という状況がほとんどでした。しかしそんな中、割と長めの20分という乗り換え時間が確保できたのが兵庫県の姫路駅でした。私が前の電車で姫路に到着した時にはすでに次の電車である岡山行きがホームで待っていたのですが、それほど人は乗り込んでいなかったのでホームで営業してる「えきそば」に飛び込みました。

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 実は姫路駅のえきそばというのは、他の駅での駅そばとはちょっと違います。ここはなぜか日本そばを使わず、かんすいが入った黄色のおそばになっています。私は天ぷらそばと迷ったあげく、写真のきつねそば(350円)を注文しましたが、つゆは普通のおそばのそれなのに、麺が違うというのは面白いですね。味的にはごく普通の味ですので、あえてこれを目当てにやってくるものではないと思います(^^;)。

 なぜ姫路駅ではこのようなおそばになったのかということですが、終戦後の時期、なるべく日持ちをさせるためにかんすいを入れたことのなごりだということなのですが、そのためあえて「駅そば」と表記せずひらがなのみの「えきそば」ということなのかも知れませんね。

 味がどうかということはひとまず置いておいて(^^;)、全国でもこのような形態で駅そばを出すところというのはまれだと思います。これを書いている2013年1月現在ではまだ国宝の姫路城は改修工事中で観光として訪れても姫路城の姿が見えないのが残念ですが、工事完了後姫路駅から姫路城に行かれる方で、興味があったら話のネタにでも食べてみるのもいいかと思います。何しろホームで食べるということでは移動中心に時間を節約できますので、ついでに土地の名物というものを食せるというのは何かちょっと得したような気分になりました(^^)。


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