気合いも大事

 本日のブログは車中泊とは関係ない話が主になるということをまずはお断りしておきますm(_ _)m。サッカーが好きではない方には何ということのないサッカーの試合のお話です。サッカーワールドカップ3次予選で日本は北朝鮮に敗れましたが、なぜ負けたのかという分析はいろいろなところでされていると思います。日本チームはすでに最終予選に進出することが決定しており、主力選手の怪我を恐れたとか、新しい選手を試したとかいろいろありますが、新しい選手がテストされるということなら、レギュラーをもぎ取るために気迫を持ったプレーが望まれたところだろうと思います。逆に北朝鮮の選手たちは、ちょうど最高指導者が権力の移譲の最中にあり、国威を高揚して日本に勝とうという気迫に満ちていました。選手の若さゆえラフプレーに走り退場した選手もいましたが、ボールへの執着心の違いがそのまま0対1という結果に表れたような気がします。昨日のニュースでも同じワールドカップ予選で、よもや負けることがないだろうと思われた韓国がレバノンに敗れたというニュースが入ってきました。もちろん日本や韓国と他のアジアの国との実力の差はあるのでしょうが、慢心しているところを強い気力で押し込まれるとあわやという番狂わせが起こり得るぐらいの差しかないということなのかなとも思います。そして、昨日サッカーの天皇杯の試合が各地で行なわれたのですが、ちょうどNHKBS1で中継のあったアルビレックス新潟と松本山雅の試合も素晴らしい松本山雅の気迫に圧倒されながら見ていました。

 アルビレックス新潟はJ1のチームで、常にトップレベルの試合をこなしています。対して松本山雅は来期のJ2参入を目指してリーグ戦を戦っているJFL(レベル順でいくと3番目のリーグ)のチームです。前の試合でも格上であるJ2の横浜FCを破っており勢いに乗っているとは言え、実力の差はかなりありました。しかし、彼らはそうした実力差をものともせず、勝ちに行こうとする気迫にみなぎっていたように思います。というのも、もし新潟に勝てば次の相手は横浜・F・マリノスになる可能性が高かったからでした。

 サッカーに詳しい方なら十分ご承知でしょうが、横浜・F・マリノスを戦力外になり松本山雅に移籍した元・日本代表の松田直樹選手が練習中に突然倒れ、そのまま帰らぬ人になりました。そうした悲しみを乗り越えて戦ってきたのが松本山雅の選手たちであり、ここまできたらどうしても松田選手の前所属先であるマリノスと公式戦で試合をしたいという気持ちが強かったでしょう。前半五分にセットプレーから決めたゴールをものすごいボールへの執着心で相手チームの攻撃をしのぎまくり、見ているこちらも目頭が熱くなったほどです。

 サッカーのゴールというのは狙って簡単に決められるものではないだけに、先に点が取れたのはラッキーだったとも言えるかも知れませんが、気迫でゴールを割らせなかった選手のプレーは前の日の北朝鮮の選手たちよりも気合いが入っていたのではないかと思えるほどすごいものでした。女子サッカーのワールドカップ決勝でも思いましたが、最初から諦めるのとはエライ違いが出るなあとしみじみ思いますね。

 翻って自分の事について振り返ってみると、常にポジティブにというわけにはなかなかいかない事が多いのですが、それでもここでは引けないというところでは引いては駄目だということは思います。さまざまな制約の中、ブログも旅も妥協することなく続けていければと思っています。


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