新型コロナのオミクロン株の感染者がすでに発生済みの中でどう抑え込むのか

国としての感染症に対する政策というものは実に難しいものだと思います。感染者を抑えるためにはあらゆる方法を使って人流を抑える必要がありますが、ようやく経済活動も戻ってきた中でまたそんな事ができるかというと、なかなか難しいものがあるように思います。現在問題になっている18才未満の人に対する給付金についても、もし大きな感染の波が来た場合にはぶっ飛んでしまい、改めて他の給付金についても考えなくてはならない状況になることも考えられます。

そうならないように、今の感染者が少ない状態をキープしていくことが行政には求められ、私たちの側としても、今までと同じように感染しないための細やかな対策を引き続き行なっていくことは必要になってきます。その際、やはり考えていただきたいのは、過去に感染症対策についてうまく行かなかった点について、個人的にも社会的にもきちんと回避してよりよい対策を講じていけるかということです。

これを書いている状況では、ナミビアから来日した人が新しいオミクロン株の新型コロナに感染していることがわかったのですが、そもそも同じ飛行機に乗っていた人の動向は把握できているのかすら報道がない中、最悪の場合そのナミビアの人から空気感染した人がオミクロン株を日本国内で広げてしまう可能性があります。それだけでなく、そのナミビアの人は最初に発見されただけの人ですので、それ以前に発症はしていないもののオミクロン株に感染したまま日本国内に入ってしまった人がいる可能性も考えなければならないでしょう。

とりあえずは、今後症状が出て新型コロナに感染した人については詳しく調べてもらい、都道府県ごとにオミクロン株が全国に広がるか否かの情報提供をしていただく事は当然やってもらえると思いますが、過去の事を考えると居住地域で感染が発生しても、どこで発生したのかまでは報道されないことも多く、かなり広いエリアの中で疑心暗鬼になってしまうことがありました。私の住む静岡市で言うと、静岡市としての感染者が発表されるものの、地域的には葵区・駿河区・清水区という三つの区があり、特に清水区というのは旧清水市で、旧静岡市の2つの区とは生活のエリアが違うため、静岡市とひとくくりにされても困ってしまうのです。

また、もし東京や大阪などの大都市でまとまった数のオミクロン株感染者が出てきた場合、単に感染して症状が出た人だけでなく、感染しているもの症状が出ていない人についてもきちんと対処するようでないと、無症状の人から感染が広がってしまう可能性もあります。これは以前から言われていたことですが、以前には感染者が出た場合でも家族ですら感染の可能性を考えた上でのPCR検査は行なわれていませんでしたが、やはり勤務先、学校くらいの範囲では感染者が出たらもれなく行政の方で積極的に検査を行ない、できるだけその時の感染者の実数を計上することが大切ではないかと思います。

そういう事が行なわれず、以前のような絞った検査や、地域を絞らない感染者数の発表が続けて行なわれてしまうとしたら、個人的にはもはや旅行や会食は諦めて、自宅に引きこもっての生活に戻ることも致し方ないでしょう。まだ実際に感染者数が増えている状況ではありませんが、今後どのように過去にうまく行かなかった事を取り返すような対応を本当に期待したいです。


カテゴリー: 防災関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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