コンビニのマルチコピー機戦争に注目

 先日新聞を見ていて面白そうなニュースを見付けました。セブン-イレブンでは、富士ゼロックス社製の『マルチコピー機』を2015年4月より全面刷新を開始し、2016年1月末までに導入を完了する予定なのだそうです。

 この、新しいマルチコピー機で何ができるかと言うと、スマートフォンからWi-Fi経由でプリントできる機能、コンビニエンスストア業界初の「はがきプリントサービス」(専用私製はがきを標準搭載)、写真プリントの画質向上など、今までのいったんウェブアクセスをして印刷予約をするパターンからの変更がなされています。これは、ファミリーマート・ローソン・サークルKサンクスに設置されているシャープのマルチコピー機を意識していると思われます。シャープのマルチコピー機が置いてあるコンビにでは、店内で無線LANによる接続で、スマートフォンに入っている写真を送信しプリントアウトできます。個人的にはいちいちネットにアクセスして写真をネット上にアップロードする従来のセブンイレブン方式はめんどくさいというのが正直なところで、その点で別のコンビニを選んでしまうところもありました。

 このニュースで強調されていた機能が「はがきプリントサービス」で、これは自分で撮影した写真が絵はがきになって出力されるということで、コンビニ店内にポストがある店舗だったら、マルチコピー機から出力した私製はがきに切手を貼り、コメントを書いてすぐに出すこともできます。SNSやメール中心にコミュニケーションがシフトしてしまったということはあっても、やはり手書きの絵はがきで旅先からの便りを投函するというのは楽しく、受け取る側にしても喜んでいただけるのではないかと思います。その昔はみやげ物屋さんで絵はがきセットを買って、使わない絵葉書が余ってしまったことを考えると、自分で撮影した写真がそのまま絵はがきになり、無駄が出ないのは嬉しいですね。

 今後、新しいマルチコピー機を使う際には、プリントやスキャンをWi-Fi経由で使えるスマートフォン・タブレット向けアプリ「セブン-イレブン マルチコピー(iOS/Android対応)」が提供されるということで、興味のある方はストアでアプリの提供が行なわれたら早めに入手だけしておくのもいいでしょう。今まではコンビニに置いてあるコピー機は資料のコピーぐらいにしか使わなかった人も多かったと思いますが、今後はさらなるサービス合戦が予想されますので、旅先でコンビニに入ったらマルチコピー機にも注目してみましょう。


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