Google Chromecast その1 設定と初めての使用

 Googleの出しているネット上の動画をテレビで見ることのできる周辺機器、Chromecastを半ば発作的に入手してしまいました。テレビの画面で見るものは放送の他は録画したものやソフト化されたものを見るものという固定観念がありましたが、この製品はネットに接続して様々な動画を簡単に見ることができるわけで、これも時代の流れかと思うところもあります。

 テレビにネット環境を加えるというと、今までは自宅にある42型のテレビにネット接続用のLANケーブルが差さる端子が付いているので、接続して使うぐらいでした。しかしそれも、時々NHKで放送される双方向通信によるクイズ番組に使うくらいで、テレビをネットに接続して見るメリットが見い出せなくなっていました。

 私の使っているテレビ本体の機能としては、ネットに接続してブラウザを使ったり、アクトビラというサービスから動画をストリーミング再生するような機能もあるのですが、文字の入力をテレビのリモコンを使ってかなりめんどくさい方法で入力をしなければならなかったのがまずは大変でした。また、動画は今使っているスマートフォンでは自宅のADSL程度のスピードでも問題なく再生されるのですが、テレビに有線で接続をしていてもストリーミング再生を試みても、再生途中で止まったりしてしまいます。これは回線の問題というよりもテレビ内部の処理の問題である可能性が高く、スムーズに試聴することが難しいなら、パソコンやタブレット端末の画面で我慢しようかという思考の流れになってしまっていたのでした。そこに登場してきたのがchromecastです。テレビを単に映像を再生することだけに使用し、ネット接続をWi-Fiでしてスマートフォンやパソコン、タブレット端末をchromecastでテレビに映像出力をするためのリモコンのように使って動画をテレビに出すというのは画期的で、見事にテレビでネット動画を見ることができるわけです。。Chromecastに対応する動画サービス(スマートフォン用に対応アプリがある)でないとスムーズに利用できないということはあるのですが、YouTubeやGyao!、ドコモのdビデオなどそこそこ使えて暇つぶしになるサービスがそろってきていますし、何より単体で定価4,200円(税別)と安いのも気に入りました。

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 とりあえず、今の自分のモバイルデバイスの中で使用頻度の低いNexus5と連携させてコントロールすることにしました。Nexus5の場合、Androidアプリ「Chromecast」をインストールした上で設定すると、単に動画サイトのアプリから使えるだけでなく、Nexus5の画面に映ったそのままをテレビ画面に映すこともできます。これだけ小さければ、持ち運んで使うのも簡単でしょう。

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 受信した自宅の無線LANのパスワードを設定するスマートフォンから直接入力すると、上のような画面が出て使用可能になります。多少は設定に苦労するかと思ったのですが私の場合は大丈夫でした。ちなみに、ADSLの3~5Mbpsでも問題なく動画は再生されました。

 今のところは無料のサービスのみで楽しんでいますが、有料のサービスを契約してみるのも一つの方法でしょう。タブレットやスマートフォンで使えるドコモの「dビデオ」ドコモと契約をしていなくてもは月額500円(税別)で使えます。今のテレビ放送に満足できない場合にテレビから直接さまざまなソフトを見られるようになるのはテレビが好きな人にとっては朗報ですし、BSやCSは月額が高くてと思っている方は、このようなサービスを契約してみるのもありでしょう。もちろんdビデオはchromecastのみのサービスではありません。旅先でスマートフォンやタブレットで直接動画を流すこともできるので、お子さんと一緒に車中泊の旅に出たような場合でも、電波の届く範囲なら子ども向けプログラムも充実しているので、DVDをその都度購入するよりも経済的かも知れません。

 もちろん、YouTubeをいろいろ見て回るだけでかなりの動画が見られますし、テレビでもネット動画を特集する番組があったりします。むしろ、大きな画面で楽しめる分、chromecastを購入してからの方がネット動画にはまってしまう可能性も出てきます。個人的には購入して良かったと思えた一品でした。


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