ウッドガスキャンプストーブ その1 その概要

 間伐材を小さく固めて作る、木質ペレット燃料が使える薪や小枝などを利用することが前提のコンロはいろいろありますが、その中でも評価が高い「ウッドガスキャンプストーブ」を購入しました。現状では肝心の燃料がまだ入手できていないため、まずはこのストーブ(キャンプ用のストーブという言葉は調理コンロといった意味あいが強いため、暖房器具のストーブではありません)の概要について紹介させていただきたいと思います。まず、名前の「ウッドガス」というのは、字の通りですが木材が燃える際に出すガスのことで、このストーブは二重構造になっておりそこに溜まった燃料から出たガスを筒の内側にある穴から出すことができ、出てきたウッドガスは燃料に着荷した火で二次燃焼を起こすことができます。これで単に焚き火をするよりも煙が少なく、効率的な燃焼が可能になっているのだそうです。

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 パッケージの内容は写真のようになっています。ストーブ本体と鍋を乗せるための十字ゴトク、本体を移動させるためのトングのようなハンドルに加え、コードの付いた電池ボックスが付いています。実はこれがさらなるこのストーブの特徴で、電動で本体の底にあるファンが回り、ファンの風量を調節することによって炎の調節が可能になったり、着火する際、燃えにくい燃料を燃やしやすくしたりできます。さらに、片付けの際にもファンを回して送風することにより早くストーブ本体を冷やすことができます。今回紹介するものとはちょっと違いますが、七輪をアウトドアで使う場合、火付けも大変ですが冷ますのも大変なので、こうした機能は実にありがたいですね。

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 ちなみに、このストーブ自体はアメリカの製品ですが、製造はインドとなっていました(^^)。さすがに私もインド製の製品を使うのは初めてです。多少は製造している中での粗さはありますが、これから使っていく中で汚れていくことになると思いますので基本的な動作さえしっかりしてくれれば問題ないでしょう。

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 電池で回るファンは二段階の切り替え式ですが、その切り替えの仕方は実に私の想像を超えたものになっています。普通なら電池ボックスに切り替えスイッチがあると思うでしょうが、写真のように二ヶ所のアダプタがあり、コードを挿し分けることで風の強弱を切り替えるようになっています(^^)。

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 電池ボックスには単三電池2本が入るようになっていて、強風で連続10時間(アルカリ電池使用時)使えるとあります。私は充電式のニッケル水素電池で試しましたが問題なくファンは回りました。以前の製品に付いていた電池ボックスはプラスドライバーを使わないと開け閉めできないということがあったようですが、写真のようにワンタッチで開閉できるように変更されたようで、これはありがたいですね。アダプター端子は汎用のもののようなので、この電池ボックスが壊れたような場合でも電気部品を扱うショップへ行って部品を調達し、半田付けができるくらいのスキルがあれば簡単に代用品は作れるような感じです。ただ、本体のファンについては組み立てにドライバーを使っていないため中を開けるにはある程度壊す必要があるかも知れません(^^;)。さしあたって正常に私のものは動いているので、今後も安定して動くことを祈っています。

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 ゴトクとハンドルはこのようにセットして使うようになっています。普通の鍋であればこれで安定すると思いますが鍋底の半径が小さいものについては、この上に金属の網を載せればまず問題はないでしょう。網は100円ショップで簡単に調達できます。ハンドルがトングを兼ねるようになっているのは一つのアイディアですね。薪や炭などを燃料として投入する時にはこのハンドルが役に立つでしょうが、私の使う木質ペレットはこれではすくえないと思うので(^^;)、この点ではメリットを受けられませんが、うまくまとまった一品だと思います。単なる木や新聞紙でも使用は可能なのですが、できることなら木質ペレットを入手してから火入れをしたいということで、しばらくは使用前のレポートということでどうぞご了承下さい。


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