ちょっと昔の情報をブログに残す意義

 私がこのブログで書いている情報は時の流れとともに古くなってしまい、中には全く役に立たなくなってしまうものも多いと思いますが、とりあえずは車中泊という行為自体を一過性のブームと捉えてそれに乗って何とかしようという気で書いているのではなく、災害時の避難場所としてなど、いつの時代でもそれなりに役立つようなノウハウを自分で見付け出し、その備忘録として書いているようなものです。ただ、ブログのカテゴリーの中では特にモバイル関連のノウハウについては時間の経過とともに使えない情報になってしまうところがあり、それはそれで仕方のないところかと思いますが、残ったものにもそれなりの史料価値があるかも知れません。

 というのも、先日乾電池で動くさまざまなグッズについて紹介するためにさまざまな資料をあさっていたのですが、私の記憶で以前乾電池で動いていたPHS電話機がカシオから出ていたということを覚えていたのですが、それが単三だったか単四だったかどちらの電池で動いていたのかという資料はネットでも全く入手できず、結局記事にすることはできませんでした。以前の技術で乾電池で実用になるスペックについて具体的な製品を出して説明すればわかっていただきやすいのではと思ったのですが、残念ながら私が直接使っていたものでなく、当時の資料も持っていなかったので確実な情報を出すのは無理でした。メーカーのホームページにあたってもメーカーは古い製品仕様をいつまでも掲載しませんし、あっても単純な記載に留まってしまうことが多いです。また通信会社自体がさまざまな変遷を経て身売りしたり解体されるような状況もありますので、結局頼るのはその筋のマニアが個人的に保管している端末のページのみだったりする現実があるのです。結局、ネット検索で得た情報の中では、私的なページの方が情報量は多かったですね。

 これがまだ芸能やスポーツに関することなど、多くの人たちに知られているものだったら印象に残る分多くの情報がインターネットにも書かれていると思うのですが、社会の流行や風俗だけではなく、私が書いているものの中ではものすごい勢いで進化していく様々な製品についての記録というのは気が付いたら全くなくなってしまい、資料を集めるのにさえ苦労する事になりがちです。これから今より10年前後くらい前の生活の中にあったものや風俗について、果たして今、正確に再現できるだけの情報を得られるのかどうかすらわからない状態にあると言えるのではないでしょうか。

 それでも、今の時代というのはインターネットのおかげで、個人が発信できるホームページの情報や、ブログでの系統立てた情報など、ちょっと昔の時代をたどるためにはそこそこ頼りになるものだという気がしています。そうした情報のほとんどは記録を残そうとして書かれたものではないわけですが、結果としてその時代の雰囲気を未来に伝えてくれる重要な情報になったりします。

 普通の人が後世にまでに残る大きな仕事をする事は難しいと思いますし、私にもとても無理だと思いますが(^^;)、日常生活の中でちょっと気付いたことなどを備忘録的に綴る事のできるブログは、もっと多くの人が使ってさまざまな記録をしてくれれば更に面白い事になるのではないかと思います。つまらないブログはそこら中に溢れているかも知れませんが、そこで書かれている情報が意外なところで役に立つかも知れません。莫迦みたいに写真だけを載せているブログでも、そこに写っている情報はブログがアップされた当時の「今」を写しているわけで、その当時の「今」が失われてしまったら、未来の人たちはそこから当時の情報を引き出すしかなくなるわけです。

 インターネットの世界は昔から相互扶助の精神によって支えられてきたという事もあります。多くの方はインターネットを主に調べ物に使うだけで発信されない方の方が多いかも知れませんが、以上長々と書かせていただいたように、どんな事でも書いて発信する事に意義はあります。ぜひ多くの人にネット上で発信していただき、多くの情報を共有させていただきたいと個人的には思います。


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ちょっと昔の情報をブログに残す意義」への2件のフィードバック

  1. acefeel 投稿作成者

    そっかぁ。 なるほど。 意味あることを 続けようと 思いました。ありがと。

  2. てら 投稿作成者

    インターネット上にある情報でもソフト・アプリでも結構そうしたものをお金を払わずに使っている身として、やはり何らかの形で何かを返していきたいと思うのですね(^^)。
    acefeelさんの書いている事も、まだ経験が少ない人にとっては大変有益な情報だと思いますので、末永く続けて下さいね。

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