Willcom SOCIUS WX01S

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発売から1日後になってしまいましたが、今後ウィルコムの契約電話は通話専用としてしか使わないと思いますので、セイコーインスツル製のPHS電話機、SOCIUSを機種変更で手に入れました。今使っている黒のストラップと合うように面白味はないですが黒のものにしました。

 この電話機は、bluetooth接続で固定電話の子機のようにスマートフォンや対応携帯電話の発着信がワイヤレスでできてしまうということで、早速今使っているソフトバンク・auの電話機をハンズフリー着信・発信できるように登録しました。この機種の売りはiPhoneやandroidスマートフォンの電話を使えるようにするということなのですが、普通のガラケーでもbluetoothによるハンズフリー登録ができる機種なら登録できます。同時に使えるのは2台という制限がありますが、全部で4台分の機種を登録できるので、ドコモの回線やIP電話を登録したGalaxy Tabでも使えるように現在3台分の登録を完了しています。受信の際の接続テストの結果も良好で、発信の際もPHSでそのまま発信する他、bluetooth経由での発信を選ぶと、bluetoothで繋がった端末名が選択できるので、これ一台ですべてのキャリアによる発着信が簡単にできるようになりました。

 端末の方はストレートの形状をしていますが、キーが勝手に押されても大丈夫なように右側にロック用のスライドスイッチがあり、軽く一回押し下げるだけでロックとアンロックの切り替えができます。ボタンの方はクリック感もあり、使用の際に戸惑うこともありません。機能面ではカメラがないため、写真付きメールを利用しようと思われている方はこの機種を諦めるか、他の電話機・スマートフォンで写真の入ったメールをするかの選択になるでしょう。逆にカメラ付き携帯電話を持ち込めない場所へ出入りする事が多い方には貴重な機種だと言えます。更に言えば、この端末は通話とメールのみに対応しており、ウェブ接続はできません。

 これもウェブ接続を電話機単体で行ないたい方にとっては残念な仕様ですが、元々インターネットはスマートフォンでやり、通話をまとめるための端末と思えば、勝手にネット接続してしまうような恐れもなく、安心とも言えます。購入時の頭金を0円にする条件として、私の購入した家電量販店では月々315円の保証プラン・ウィルコムあんしんサポートと月々105円の留守番電話サービスの他、ウェブサービスの中でどれか一つ(どれも月々315円)を登録することが条件だったのですが、この端末はウェブができないのでウェブ登録については免除になりました。ちなみに、当初に入ったオプションプランについては、1ヶ月で解除可能ということです。ウィルコムの留守番サービスは他社のものと比べるとあまり良くないように思えるので一月後に解除予定ですが、保証サービスの方は継続して利用予定です。

 充電のためのケーブルはマイクロUSB端子で、これは最近では100円ショップでUSB端子に繋いで充電するためのコードが使えますので、旅先でも安心だろうと思います。そのほかの端子ということではイヤホンマイク端子と赤外線通信が付いています。ほぼ通話専用機としてしか使うことはないだろうと思いますので、これはこれで必要十分なものではないかと思います。あと、気付いた点として、アンテナサーチを行なってくれる機能がボタンに割り当てられているので、画面表示されているアンテナの数が少ないなと感じたら、改めてアンテナサーチを行なうことが簡単にできます。これも通話用としてよく考えられているような感じですね。

 さらに必要に応じて使えそうなのが、セルフコールという擬似着信音を出し、あたかも外から電話がかかってきたかのように装う機能です。画面には「PHS着信中」と出て、応答ボタンを押すと、通話時間がカウントされていくので、単に着信音を鳴らしている以上の効果があるのではないかと思います。

 ウィルコムの今後のサービスの動向を考える時、通話は現状のPHS網で、データ通信はソフトバンク網を使うことになるということははっきりとしています。もしかしたら新しく魅力的なスマートフォンがウィルコムから出るのかも知れませんが、通話は通話で特化した端末ということで言えば、今回紹介したSOCIUSはまさにそうした端末ですし、この端末の後継機が次に出るかどうかというのは怪しいものです。もしこの電話機を機種変更したとしても、bluetooth接続の電話機として複数の携帯電話をまとめることができるという意味でも、とりあえず早めに確保しておいて2年の割賦代金支払い期間を使い切ることが私にとっては重要であると思っています。

(2011.10.10 追記)

 数日電話機として使ってみて、bluetooth経由で登録した2台のうち、なぜか1台が突然切断され、時間をおいてまた自動的に接続に行って接続されるといった感じでの不具合のような症状が出ていました。こんなものかなと思いつつメーカーサイトへ行くと、すでに内蔵ソフトウェアの更新プログラムの存在がアナウンスされていたため、本体のセッティング画面からソフトウェア更新を選び更新したところ、今のところ突然に通信が切断するような症状は出ていません。端末が更新されているかどうかは本体の操作で確認できますので、焦ってウィルコムやメーカーにクレームの電話をする前に、ソフトウェアのアップデートを試してみてください。


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Willcom SOCIUS WX01S」への6件のフィードバック

  1. packy 投稿作成者

    はじめまして。
    Galaxy Tabとペアリングされているということでお尋ねさせていただきます。
    Skype使用時の挙動は試されましたでしょうか?
    また、PC用BluetoothドングルとのペアリングでSkypeなどは試されましたでしょうか?
    当方GALAXY S II SC-02CとペアリングをしてSkypeを試してみたのですが、GALAXY S II SC-02C上の操作での発信、受信共にWX01Sは反応しませんでした。
    また、プラネックスコミュニケーション(Pci)のドングルとペアリングしてPCのSkypeでも反応しませんでした。
    ちなみにこのドングルと以前ソフトバンクがiPhoneの曲送りなどの操作が可能として販売したLogitecの耳かけ式ステレオヘッドセットとペアリングしてみたところ、Skypeでのヘッドセットの使用はできました。
    ですので、ドングルは正常動作をしていると判断しています。
    ただ、iPhone4sとのペアリングでのSkypeはWX01Sからの発信、送信はできないもののiPhoneから発信操作して相手が取るとWX01Sが反応してハンドセットとして使用できました。また、受信に関してもiPhone上で受信操作をしてあげるとWX01Sが反応してハンドセットとして使用できました。

  2. てら 投稿作成者

    packy さん コメントありがとうございました。
    Galaxy Tab で skype はやってみましたが、同様に反応しませんでした。パソコン上のskypeでは、私のパソコンはBluetooth内蔵のものなので、ペアリングして発信着信とも連動して作動しています。ネット上でもパソコンからskypeについては保証の範囲でないながらも動いた報告がありますので、もしかしたらそちらのドングルとの相性かも知れませんね。

  3. packy 投稿作成者

    ご返答いただきありがとうございます。
    なかなか時間が取れず、応答が遅れましたm(_~_)m
    Bluetooth内蔵PCで成功されたとのことでまずはテスト的に次期Windowsのデベロッパーズ・プレビューをインストールしてあるLOOX U/G90で試してみました。
    結果ペアリングはできましたが、Skype通話ではWX01Sは反応しませんでした。
    Skypeのオーディオ設定ではSOCIUSの選択肢がきちんとあったのですが・・・
    他にもBluetooth内蔵PCがあるので、また時間がある時に試して結果を報告したいと思っております。

  4. packy 投稿作成者

    一晩明けて改めて見てみたら書き込みに手違いがあったようです。
    投稿者がなぜ「てら」になったのか・・・
    本日時間があったらDELLのノートPCで試してレポートします。

  5. packy 投稿作成者

    書き込みの下に投稿者が出るんですね(汗)
    ↑の書き込みは当方の早とちりでしたm(_~_)m
    さて、昨晩Bluetooth搭載のDELLノートPC(Windows7 Home Pre.)で試してみましたが、結果はNGでした。
    LOOX同様ペアリングは成功、Skypeのオーディオ設定でもドロップダウンメニューにSOCIUSが出てきて選択可能。
    でも、Skypeで着信した際にPC上で受信をクリックして通話状態にしてもWX01Sは無反応。送信時も相手が受信をクリックして通話状態になってもWX01Sは無反応。
    発信・着信時にWX01Sの操作はいらなかったですよね・・・

  6. てら 投稿作成者

    packy さん 詳細なレポートありがとうございました。
    ちなみに、私の環境はレノボのideapad u150で、ウィンドウズ7ホームです。無線関係は最初から内蔵ですので、特別に何かをしたわけではありません。
    もっとも、接続してオーディオ設定で選択した後、パソコン側で発信したところソキウスは無反応でしたが、もう一台のスカイプをインストールしたideos(日本通信が販売しているシムフリー端末で通信カードは未挿入のもの)からパソコン側に発信したところソキウスがいきなり認識し正常に受けられ、以降パソコン側で発信してもソキウスが立ち上がって普通に通話できました。
    パソコン側のBluetooth関係に何らかの問題があるのかも知れませんね。改めてドライバをインストールし直してもだめでしょうか。

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