車の建物突入事故を施設面から考える

昨日起こった大分市内中心部の病院の待合室に高齢者ドライバーの運転する軽自動車が飛び込んで多くのけが人が出た事故について、夜のニュースで現場の状況を把握することができました。

相変わらずブレーキとアクセルを踏み間違える人が多いということと、パニックを起こした後の車の制御ができない点において、高齢者ドライバーへのバッシングが強まるような感じがするのですが、今回の事故現場の様子をテレビで見ただけの私でも思ったのは、病院側の事故防止のための対策がもう少しあれば今回の事故は防ぐことはできたのではないかとも思えたので、今回はその点について書いてみたいと思います。

現場となった病院の入り口は駐車スペースも少なく、両側が車椅子マークの付いた駐車スペースになっています。病院に薬をもらいにやってきたドライバーは駐車スペースがいっぱいのため道の端に車を停車させ、車をそのままにして病院の中に入って受付をしている様子がたまたまその車の後ろで客待ちをしていたタクシーのドライブレコーダーに記録されていました。

普通に考えて、かなり多くの人が待合室で自分の番が来るのを待っていたため多くの怪我人が出たわけですが、そうした人が全て車でやってきて同じスペースに駐車することができていたのか、まずは判然としません。そんなに広くなさそうな病院の前の道で車を停車させて待てるというのも、昔からの慣習と言われればそんなものかとは思いつつも、すぐ前が待合室という駐車スペースに薬をもらいに来るような人が車で来て停められてしまうというのは、ちょっとルール的にゆるいという感じがしました。

そして、もう一つ感じたのは、駐車スペースはすぐ前が待合室になっているのですが、前の道の往来の様子を考えると、今回のような事故はなくても道路通行中の車同士が衝突してそのはずみで病院に突っ込んでくるという可能性も考えられなくもないので、なぜ建物の前に最近の駐車スペースにはよく設置されているのを見ることができる「ガードパイプ」がなぜ設置されていないのか不思議に思いました。

このガードパイプというのは結構車との衝突にも強く、私は実際そうした現場に居合わせたことがあります。といってもアクセルとブレーキを間違えたわけではなかったのですが、お金を下ろしに銀行にやってきた私の前に見るからに危なっかしい運転をしている新車とおぼしきBMWがやってきました。その車は車庫入れをするために銀行の入口付近の駐車スペースにバックをして車を入れようとしているのですがうまく入らず、もしかしてこれはやるかもと思っていた私の心配そのままに、かなりの勢いでガードパイプに車を当ててしまい、さらに前後に動かす中で何回もパイプに当てていました。かなり車にへこみが出来てしまったのがわかりましたが、驚いたのはかなり勢いよくぶつかったのに、パイプにはちょっと見た限りでは傷が付いていないように見えたということです。

もし病院の待合室前のところにガードパイプが設置されていれば、今回の事故を起こした車両は軽自動車の中でもかなり小さいダイハツのエッセだったので、かなりアクセルを更かして前から進んだとしても、ガードパイプは車を跳ね返したのではないかとも思えます。もちろん病院の方になかなか設備を新しく作るだけの予算がなく、安全のため待合室の前を駐車禁止にもできない事情があったのかも知れませんが、今回の事故の影響というのはかなり大きかったようで、連休に入る前にやってきた人たちは診療ができずに大変困ったということですから、何とかして今後は同様の事故が起きても病院内に車を入れさせないような設備の増強をした方がいいように思います。

あと、自分が車を運転するということもありますので、広い駐車場ならできるだけ建物の前に駐車することは避けるとともに、コンビニのようにお店の前にしか停められないような場合は、今回の事故のように車を頭から突っ込むのではなく、あえてバックで慎重に停めるように気を付けることを実践したいと思います。

連休中には駐車場内にも車があふれるので、空いたスペースに一気に車を停めたいといきり立ってしまうこともあるかも知れませんが、そんな感じで運転していて勢いがつきすぎて人身事故を起こさないように、くれぐれもお気を付け下さい。


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