SUZUKI 新型SOLIO のスペックを見る

スズキのソリオといえば、かつてワゴンRプラスという名で出た普通自動車のシリーズでしたが、今回、フルモデルチェンジされ、1200ccでの発売です。ワゴンRというより同社の軽自動車パレットを元にして作られた後部ドアがスライド式になりました。室内も広くなっており、前のドアを開けなくても後部のスライドドアから運転席まで移動できるウォークスルーが売りになっているそうです。こうした点は軽自動車にはできない芸当ですが、果たしてこのソリオは車中泊のための車としてどうなのかというのをまだ実車を見ないうちから検討してみたいと思います。ちなみに、私の次の車としてはちょっと予算的に厳しそうなので、将来的に見た場合の検討課題ということで書き連ねていきましょう。ちなみに、メーカーのホームページは以下のところで、ここにあるもので判断していきます。

http://www.suzuki.co.jp/car/solio/

私がワゴンRを車中泊用として重宝しているのは、助手席部分が前に倒れることが挙げられます。長尺のものを放り込めるような作りになっているため、人間も助手席側に寝ることが出来るようになるからです。このギミックはどうなっているのか上記のホームページで確認したところ、軽のワゴンRと同じようにできるようになっているようでした。こうなると、俄然車中泊用として使える車に仕上がっているようで、期待は大きいですね。先日、この車を三菱自動車のディーラーでも売ることになったことがニュースになっていましたが、こういう車が売れてくれれば、中古車としても割安な価格で程度のいい車が出回ってくる可能性があるので期待したいところです。

現在、後部ドアがスライド式のワンボックス車に乗っているので余計にそう思うのかも知れませんが、込み合っている駐車場で乗り降りする場合、スライドドアから出入りできるというのは実に便利なものです。スライドドアのない車の場合、気を付けてドアを開けないと隣の車を傷つけてしまうだけでなく、風の強い日などはかなり注意していてもいきなり大きく開く危険性があります。特にこれからの時期は風が強いので、屋外の混んでいる駐車場に停める場合は注意しましょう。

価格で比べた場合、まず考えられるライバルというのは同じスズキのパレットやエブリィワゴン、ダイハツのタントなどの軽自動車になると思います。新車で購入する場合、毎年の税金や車検費用を比べて軽自動車にシフトする方が多いですが、私などは逆に軽自動車に150万前後かけるなら、こうした普通車の方がいいかなとも思います。他社のコンパクトカーでは、1200ccクラスというと、トヨタのヴィッツ、日産のマーチ、マツダのデミオ、ホンダのフィットあたりとの比較になるかも知れません。そうした普通車のコンパクトカーにおいて、車中泊に適した車というのが今まではありませんでしたが、このソリオの登場で気軽に車中泊の旅に出られる方が増えるのではないかと期待するところです。

ただ、気になることもあります。これはスズキの最近の傾向でもありますが、相変わらずソリオも全グレードでスペアタイヤはオプションになっていて、簡易修理キットが付属します。そして、燃費向上のためか、これも全グレードでトランスミッションがCVTしか用意されていません。新車のうちからこんな心配をしてもしょうがないかも知れませんが、もしトランスミッションのトラブルが起こった場合、まずディーラー以外での修理は不可能でしょう。こうした変更の上に燃費を伸ばしているので文句を言ってもしょうがないかも知れませんが、高い買い物をし、長く乗り続けるには、修理や代替部品が中古で入手可能な従来のオートマチックのトランスミッション車の設定があっても良さそうに思うのですが。

メーカーの方でもすでにテレビコマーシャルも始まっていますし、現車を見ることのできる機会も出てくるように思います。今後軽自動車の税金がどう変わっていくのかにもよるとは思いますが、今後のこのシリーズの流れを注目して見ていく中で、次の次くらいの購入候補にしてみようかなとも思います。1、2名での車中泊カーとして、ファミリーカーとしても使えそうな車を、他のメーカーでも出してくれれば楽しくなるのになと思います。


カテゴリー: 車中泊に適した車種 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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