まずは以下のリンク、スズキのサイトをごらん下さい。
http://www.suzuki.co.jp/car/carry/teaser/
新しく乗車スペースを拡大させた新たな軽トラ「スーパーキャリイ」が近日発売になるということですが、これはキャンピングカーのベース車としてはなかなかいいのではないかと直感的に思ったのでここで紹介することにしました。
軽自動車の規格があるので荷台の部分が狭くなっていますが、長尺の荷物についてはキャビンの下が荷室になっているので従来の軽トラと同じように載せることができますし、荷台から屋根の上あたりまでを使えるようなキャンピングカーユニットを載せれば、寝床自体は長さを従来通りに確保できますし、居室は確かに狭くはなりますが、それ以上に運転席助手席が広くなることによって、目的地まで運転するにあたって格段に楽になることが予想されます。
軽トラというとシートのリクライニングは不可能でしたが、このスーパーキャリイでは運転席で40°、助手席で24°のリクライニングが可能になっています。そして、シートもスライドする長さが長くなっているので、ちょっとした休憩なら後室を使わずに仮眠もできるかもしれませんし、普通に運転するにも楽である程度体格が大きい人であってもこのスペースなら快適に移動ができるのではないかと思います。
まだ発売前の車なので何とも言えませんが、今話題の1つ100万円以内で軽トラに載せるキャンピングカーユニットを作っている「トラベルハウス」さんあたりが、スーパーキャリイの構造を利用してそれにふさわしいユニットを新たに開発してくれたら、軽キャンピングカーの中では走行性能だけでなく運転環境とキャンピングカーとしての出来もよい、かなりコストパフォーマンスの高い車として仕上がるのではないかと思います。ちなみに、トラベルハウスさんのサイトは以下のリンクからたどってみてください。
気になる車両価格は当然100万円は越えてくるだろうと思いますが、15万から20万円高くらいと予測しているサイトもありました。多くの人が乗るようになるためには、普通の軽トラと比べてどのくらいの価格差になるかということもポイントになるような気もします。この軽トラタイプのキャンピングカーは、どうしても移動中の快適さに難があるのではと思っている方が多いと思うので、このようなちょっと変わった形の車が出てくることで、軽自動車ベースのキャンピングカーがもっと盛り上がっていけば面白いなと単純に思います。