スマホのトラブルには「予備機」で対応が吉か

旅行中でも外出中でもいいのですが、もし手持ちのスマホを落としたり水没させたりして電話機やデータ端末として使えなくなったらどうすべきでしょうか。実際大手キャリアで契約している場合は、もし端末の保証期間であったり長期保証に入っていれば一定の金額で同等の端末に変えてもらうことができたりしますが、そうした補償がない場合は通常の機種変更手続きになる可能性もあります。そうなると金銭的に大変になることはもちろんですが、もう一つ大きな問題があります。それが全国の携帯ショップに来店する人が多いことから、それこそ病院並みに長く待たなければならないということです。

ショップの方ではユーザーに対して、事前に来店の予約することによって待ち時間を減らすようにする方法を提案していますが、端末のトラブルというのはいつも急にやってくるものであって、その時には事前予約の制度は役には立たないでしょう。予約を取らないで普通に番号札を取って順番を待つようだと、10分や20分という短い時間ではとても処理をしてもらえませんし、普通に2時間以上受け取けからカウンターに進むまでかかりますし、それが多くの利用者が押し寄せる週末になったらさらに多くの待ち時間がかかる可能性があります。

これだけ待ち時間が長くなるのは、来店目的を分けて、さらに待っている間にも内容を把握してできる限り待ち時間を少なくするようにショップが対応しても、カウンターでスマホの操作やアプリの使い方まで聞きにくる人にも対応せざるを得ない状況があると、物理的に来店した人に対応できる従業員の人数が揃っていないということも考えられます。

大手キャリアの中で最大手の「NTTドコモ」では、販売店の「ドコモショップ」での受付けを予約制にすることで待ち時間を0にする取り組みをするというニュースが有りましたが、それはまさに「予約専用」の店舗化を目指すのかという風に考えると、予約なしで来店した人との現場でのトラブルはそれなりに起こるでしょうし、旅先でスマホが壊れて困ったような場合のお助け場所でもなくなってしまうことを意味します。

まあ、全国どこの携帯ショップでも長く待たされる店舗ばかりではないでしょうし、大手家電量販店の中に入っているようなケースもあります。旅先でのトラブルには臨機応変にそうしたお客さんの少なそうなショップを探すという方法もあるのですが、個人的にはもう一つの方法をおすすめします。それが、スマホのお古でも安く購入した中古品でも何でもいいのですが、普段は使わないか、格安SIMを入れて使うような「予備機」を用意し、いざという時にはSIMの差し替えで対応するというものです。

私の場合は、通話無制限をガラケー限定で安く契約しているので、もし手持ちのガラホが急に使えなくなった時のために、中古で安く購入した同じ会社のガラケーをバッグの中に忍ばせています(スマホにスマホ通話定額のSIMカードを入れるとその瞬間から当月の料金が500円アップしてしまう仕様になっているため)。さらに車の中には月額の安いSIMを入れた過去に使っていたスマホを置いているので、何かあった時にはそちらのスマホを使うか、必要に応じてSIMを差し替えて使うことを想定しています。

私のやり方としては、とりあえずそのまま使いながら更新月まで我慢してその予備機を使い続けます。そして端末の分割払が終了した後に新機種に乗り換えるようにし、その際も実店鋪には行かず、オンラインショップから手続きをして自分で差し替えと設定を行なうようにします。今のところ、通話とデータ通信は完全に分けていて、特にデータ通信に特化したMVNOのSIMを入れているスマホとタブレットについては一括での購入をしているので、端末が壊れた場合はその時点で新品か中古かわかりませんが代替機を自分で探して購入してSIMを差し替えるだけです。

もちろん、こうした方法は全ての人が行なえる方法ではないのですが、予備機の準備がない場合には、中古ショップやサイトを巡って、安く予備機を探して買っておくということだけでもいざという時には十分に役に立ちます。自分でSIMの入れ替えと設定を行なうことに問題がない方でしたら、いざという時のために備えてぜひとも予備機を車の中かカバンの奥に忍ばせて旅に出ることをおすすめいたします。


カテゴリー: モバイル関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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