コーヒーメーカーとスマホをつなぐと何が起きる?

ネスレ日本の発売しているネスカフェゴールドブレンドというインスタントコーヒーを使ったコーヒーメーカーの新機種「バリスタi」のテレビコマーシャルを偶然見て、ついにコーヒーメーカーもスマホとつながるようになったのかと驚きました。スマホに専用アプリをインストールすることで、コマーシャルでは知りえない情報を見ることができました。

まず、本来のコーヒーメーカーとしての使い方で、「コーヒーの量」「水の量」「泡立ち」を自分の好きなようにカスタマイズすることができ、自分で色々試しながら最良の組み合わせを作ることができるようです。さらにそうして作ったレシピを「お気に入り」に入れることで、同じバリスタiがある場所であれば、アプリでお気に入りに入れた配合を出先でも再現できるというわけです。職場にも同じバリスタiをこれで導入して欲しい(その逆もあり?)という販売促進には役に立ちそうですし、今までは機械の方で自動的にやっていた配合をいじれるというのはユーザーの心をくすぐるかも知れません。

また、専用アプリを使ってコーヒーを飲んだり、お店を訪問することでアプリ上にポイントが貯まるようになっていて、ポイントは景品に交換できたり、プレゼントに応募できたりします。

さらに、この機能をテレビコマーシャルで紹介していたのですが、アプリ内で同じバリスタiを持っている人を友達として登録すると、その友達がいつコーヒーを飲んだのかを知ることができる機能が付いています。こんな事をして誰が得をするのかと不審に思う方もいるかも知れません(^^;)。コマーシャルでは田舎の実家で暮らす父親にバリスタiを買ってあげた娘さんが、遠く離れていても定期的にコーヒーを飲んでいることをスマホアプリから知ることができるので、もしずっとコーヒーメーカーが使われた形跡がなかった時に体調を崩して日常的にコーヒーが飲めなくなったのではと思わせ心配することができるというわけです。

こういう製品は象印の電気ポットではありましたが、この機能を使うためには登録および料金が別にかかりました。しかし、バリスタiの場合は何しろスマホ自体がネットにつながっているため、親と子の両方がスマホを持っていれば、別に料金を請求されることはありません。その上で親御さんにはMVNOで安い固定費でも持てるSIMフリースマホを持たせてあげれば、毎日朝にはコーヒーとトーストという食生活をしている家庭同士ならまさに理想的にお互いの生活パターンに異常がないかをチェックできるようになるでしょう。

ただ一つ問題は、こうしたバリスタiを使ってコーヒーを飲むことに慣れてしまうと、所詮はインスタントであるので、コーヒーに目覚めて豆からコーヒーを煎れて飲みたいと思ってもお互いの様子に変化がないことを知らせるためにあえてバリスタiを使い続けなければならなくなってしまうということでしょうね(^^;)。味自体は私も前のモデルを持っているので、単にインスタントコーヒーにお湯を注いで作るよりも美味しくいただけるので、続けても苦にはならないと思いますが、将来的には普通のコーヒーメーカーにもこうした機能が付くと面白いのではないかと思います。


カテゴリー: その他のハード | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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