道の駅での職務質問はやむなきこともあると覚悟すべし

車中泊のブログでは車中泊場所としておすすめされることが多い道の駅ですが、新潟市にあるとある道の駅では、このブログを書いた数日前に、大きな事件の容疑者が警察に連行される場所になってしまいました。

警察が動いたのは午前7時頃と、深夜や未明ではありませんでしたが、目撃情報や防犯カメラの映像を参考にして容疑者の車を特定し、かなり以前から容疑車の車を特定してマークをしていたようですが、警察にとって一番避けなければならないのが車が走行中にサイレンを鳴らして追い掛けるようなことをすると、下手をしたらカーチェイスになり、全く関係のない一般ドライバーに怪我だけでなく命の危険も出てきてしまうことから、車が道の駅に入って駐車したところを多くの警察車両で取り囲んで一網打尽にしたそうです。結果、容疑者は現場で暴れるようなことはなく、そのまま警察に連行され、後に残った容疑者の車両もレッカーで警察署に運ばれていったようです。

このように、24時間開放されていて、誰でも入ることのできる場所というのは、治安を維持する目的でパトロールをしている警察にとっては素通りできない存在であると言うことができるでしょう。

私は夜道の歩いていて職務質問を受けたことはありますが、幸いにして道の駅で寝ている時に職務質問を受けた経験はありません。ただ、現在乗っている車がホンダのフィットという実にありふれた車であるので、今後警察の捜査の都合で寝ているところを起こされるようなことがあっても仕方がないのかなあと思えます。

それこそ、2018年のゴールデンウィーク期間中にあった刑務所の受刑者が刑務所の外に逃げ出したなんてことがあれば、道の駅だけではなくあらゆるところで検問がされているのでどこで車中泊をしていても職務質問を受ける可能性はありますが、そうでない場合でも、高速道路のサービスエリアと違って誰でも無料で24時間入ることのできる駐車スペースというのは、かなり訳ありな人がいてもおかしくないと考えられても否定することはできません(^^;)。車中泊に使うのだって車の中で寝るということが理解できない人にしてみるととてつもなく不思議な行動に映るかも知れませんし、単に車中泊しているだけで不審者扱いされてしまうという事も、しょうがないと思うしかないような気もします。

私の場合はあくまで道の駅や高速道路のサービスエリアというのは運転し続けることによって事故を起こさないための仮眠場所という意味あいが強いので、夜遅く入って朝早く出ていくような使い方をこれまではしてきました。

そうではなく、夕方あたりから道の駅に入ってのんびりして、道の駅併設のお風呂に入ってゆったりしてから車に戻って寝るというような事は、言ってみればキャンプのような使い方なので、そのような使い方を道の駅でやっていると、特に多くの車が出入りする時期であれば後から来て「休憩」を取りたいと思っている人にとっては貴重な駐車スペースを長時間占拠しているように映ります。

ひどく体調が悪くて動けなかったりするような場合もあるので、一概に全てダメだという風には思いませんが、トイレに入ったり一定時間だけ休憩したいと思ってやってくる人などありとあらゆる目的があって利用されている施設が道の駅であるということを考えてみるのもいいでしょう。それこそ、入れ替わり車が入ってくる道の駅で寝ようと思っても、夜になっても騒々しかったりしてぐっすり寝られない可能性もあります。そもそも道の駅は車中泊のための場所ではないわけですから、そこで起こる様々な事にもいちいち腹を立てずに多くの違った目的を持った人同士で譲り合って使えるような場所として考えていきたいものです。


カテゴリー: 車関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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