ぷららモバイルLTE サービス終了の報に触れて

データ通信SIMの「無制限」サービスを最初に展開し、私もサービス開始当初から使わせていただいたことのあるぷららモバイルLTEが、サービス自体を2017年11月までで終了することが発表されました。無制限プランで言えば、日本通信の無制限サービスのプランが終了していましたが、まさかサービス自体を老舗のプロバイダーであるぷららが止めるとは思いませんでした。

サービス開始当時にはユーザーの熱狂の中で契約者を増やした定額無制限コースは月額2,980円で、サービス開始当初は安定して1Mbps以上のスピードが出ていたので、これがあればWimaxすらいらないと思っていたのですが、加入するユーザーが増えるに伴って利用が集中する時間を中心にスピードが遅くなっていきました。

これは、月額2,980円という料金を考えれば仕方のないところではあるのですが、通信が詰まったりスピードが出ないことがわかると、ユーザーは徐々に離れていきました。私自身については地方都市での利用だったためか、極端なスピード低下の憂き目には遭いませんでしたが、ぷららより安く無制限を始めたワイヤレスゲートに引っ越してしまいました。

同様なライバルが出現し、さらにあえて無制限ではなく20GB以上の高容量クーポンが付いたプランや、特定のサービスを高速で利用しても高速クーポンが減らないタイプのプランも出てくる中で、「実は制限される無制限」ということが公然の秘密となったプラン自体が敬遠されるような形でユーザーを逃したと言えるかも知れません。

今後の5Gと言われる新たな通信方式についても、これだけ携帯電話が普及してしまうと十分な回線を用意できるわけではないMVNOが有線と同じような無制限の高速プランを多くの人が満足するような品質で提供できるかどうかは怪しいものです。

そういう意味では、「無制限」という夢をMVNOユーザーに見せてくれたのがぷららモバイルLTEだったのですが、別の方面から苦情が来る事を承知の上で、ユーザーが無制限に加入できるようなやり方を改めなければ、スピード低下は避けられなかったでしょう。ただそれはそれで、情報の入手に乗り遅れた人たちからの反発は相当になったと思いますし、こうしたプランを試してはみたものの、国内のユーザーのモバイル通信の使い方を考えてみると、一律高速無制限というプランには無理があるという事を現実のものとして示してくれたのがぷららモバイルLTEを含む無制限プランだったとも言えるかも知れません。

今回のぷららモバイルLTEの終了という流れを受けたユーザーは、自分の用途でストレスなく使いたいと思う時、どうデータ通信用プランを選ぶべきかということを今以上に考えなければならなくなりました。カーナビ用途に使いたいとか、radikoや音楽ストリーミングサービスを流し続けたいということなら最大200kbps前後の「低速無制限」でも十分なので、安くても安定している回線に入るという選択肢がありますし、全般的に低速では難しいという場合は、一日のデータ量に気を付けながら500kbpsから700kbpsくらいの中速の制限なしプランで行くという考えもあります。

また、動画でもYouTubeとかAbemaTVなど見るサービスが決まっている場合にはそれらサービスを利用する際には高速クーポンが減らないエンタメフリーオプションを持っているbiglobeのプランがかなり乗り換え先としては有望でしょうし、とにかく高速で多くのデータ量を扱わないといけないという場合はあえて無制限ではなく、多くのMVNOで同様のプランが有る20GB/月以上のデータプランの中から選ぶというのもいいでしょう。

また、モバイル通信においては低速無制限に少しの高速クーポンを付けた廉価プランでも、普通に契約すると有料になる公衆Wi-Fiを利用できるようなオプションの付いたプランにするという方法もあります。Wi-Fiエリアでのみ動画などを使い、普通の移動中には軽く使うだけに徹すればそれでいいという考え方も当然出てくるでしょう。

今後、MVNOが高速クーポンを利用する場合の速度について、最大値ではなく実測値に近いスピードで紹介されることも多くなってくるでしょう。そうした中で「無制限」ではなくても自分の利用する条件に合ったものをできるだけ安く使うために、自らのデータ通信の使い方を改めて見直してみることが安く便利に今後MVNOを使うコツになってくるのではないでしょうか。


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