NHKとテレビ東京の立場が逆転した?

 昨日、テレビをだらだら付けていてぴっくりしました。NHK BSプレミアムで2015年10月29日午後7時半から9時まで(ちょっと見ただけなので間違っていた場合は後で訂正します)に放送されるという「列島縦断2800キロ!ニッポン高速道路トラック旅」という番組の宣伝を見てしまったからです。

 番組の内容はタレントの山口智充さんが鹿児島から北海道までトラックで移動する中、途中さまざまなゲストのタレントや、地元のトラック運転手のサポートを得ながら高速道路の紹介なども織り交ぜながらの旅番組だとのこと。

 こう書くと、なぜNHKがこんな番組を作るのかと疑問に思う方がいるでしょう。こんな(と書くと失礼かも知れませんが(^^;))番組はテレビ東京でやっているのが当り前の企画で、わざわざNHKがやるものではないと思った人も少なくないのではないでしょうか。ちなみに、私がこの文章を書いている10月15日現在、上記番組名でグーグル検索をかけたところ、2番目にテレビ東京の土曜スペシャルの高速道路旅の番組名が出てきてしまいました(^^;)。

 私の知っているNHKの衛星放送は、決して人気取りではなく興味のない視聴者を振り向かせるような魅力的な企画の番組を多く作る野心的なチャンネルだと思っていたのですが、ここまでテレビ東京の真似のような番組を作ってしまうというのは、相当現場が切羽詰まっていて、まずいのではないかと冗談ではなく思ってしまいます。

 逆にテレビ東京の側からすると、自分らのやっていたノウハウそのままに番組を作られてしまって大丈夫なのかという心配をしたくなります。ただ、出来たものを見なければわからないながらも確実に言えることは、NHKはテレビ東京並みの無茶はできないので、見る側からすると同じようなものならテレビ東京の番組の方が面白いと思えるということです。

 ちなみに、できるだけ正確な情報を仕入れてから書きたいと思ってNHKのホームページからこの番組についての紹介ページを探してみましたが、ついに発見することはできませんでした。番宣を先に流してウェブサイトのフォローがされていないというのも何か抜けているように感じるのは私だけでしょうか。何しろ、どんな番組になるのか興味津々といったところです。


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