MNP弾にはしない(^^;)ソフトバンク「プリモバイル」の使い方について考える 

 前回紹介した「携帯電話SIM」が、2年縛りなどの契約にとらわれない携帯電話の新しい持ち方の一つだというところはあると思います。ただ、キャリアのメールアドレスは使えず、SMS送信料は無料通話分に含まれないということで、もう少し何か方法はないかと考えてみた時、意外にもオールマイティーに使えそうなのがソフトバンクが扱っているプリペイドカードで使った分だけ払うタイプの契約「プリモバイル」です。最近では3Gのスマートフォン向けの新しい「プリスマ」なるものもあるようですが、魅力的には日本通信の「スマホ電話SIM フリーData」と比べると微妙な感じがするので、ここでは従来の携帯電話用の「プリモバイル」について見ていこうと思います。

 まず、利用料金について見ていくと、基本料は無料で、通話は国内一律6秒9円というシンプルなものです。「携帯電話SIM」は最安のプランSでは30秒20円ですが、プリモバイルの料金では30秒では45円とかなり高い感じがしますが、一回の通信を12秒以内に済ませてしまえば、一回の通話料はプリモバイルの方が安くなります。また、チャージした金額から30日ごとに300円でソフトバンクのメールサービスであるS!メール(MMS)の利用が追加料金なしででき、SMSについてもソフトバンクの番号宛には(他社への送信はできません)自由に送受信できるようになります。

 今まではチャージした金額の有効期限までに5,000円と3,000円があるプリペイドカードを購入してチャージする必要がありましたが、クレジットカードを登録するとパソコンを使ってオンラインからチャージができるようになり、カードを購入するのが難しいような場合でも無理なく契約を継続させやすくなったように思います。このようにチャージを切らさないように続けていれば6万円まで貯めることができるので、あえて番号維持のため定期的にチャージを続けていれば、いざという時には十分な通話時間を確保できるというメリットがあります。携帯電話会社の基本料金が安いプランを見ると、メール定額のプランには無料通話はなく、無料通話が入ったプランにはメール定額は付けられないということになってしまいます。このソフトバンクのプリモバイルは、それほど毎月の通話がないものの、いざという時のために無料通話が欲しいという方にはいいかも知れません。チャージは約60日ごとに3,000円分チャージして、さらに60日分増やすというパターンでもいいでしょうし、一気に3,000円分を6回分チャージして360日間(一度でのチャージ分最大)使えるようにしておくパターンもあります。チャージ分の管理が必要にはなりますが、意外と使えるのではないかと思います。

 このように使う場合は60日以内に最低3,000円のカードチャージが必要にはなりますが、とにかく安く携帯電話を維持したいという人にもやり方によってはできるのがこのプランの特徴です。期間内にいちいちチャージしない場合は、一応待ち受け専用電話として電話を受けることは一定期間できます(その場合には以前にチャージした金額はリセットされます)。とにかく解約せずに電話番号を維持したい場合にはチャージした残高のある利用有効期間が終了しても、その終了日から360日以内にチャージをすれば大丈夫です。例えば父母や祖父母への連絡のためだけに待ち受け可能な携帯電話を用意したいような場合には、購入したプリモバイル契約のチャージを自分で管理し、パソコン上から1年に1回チャージを繰り返すことで端末の維持費用は相当安くなり、解約したい場合はそのまま放置でもいいので、実に気が楽ではないでしょうか。もしチャージ料金を使い切ってしまった場合は、定期的に連絡を入れた際にも発信が必要かどうか聞き、必要と言われたらその都度チャージしていけばいいだけなので、それほど管理が難しいこともないと思います。なお連絡を入れる場合こちらでソフトバンクのホワイトプランを契約したものがあれば、プリモバイルへの通話は午前1時から午後9時までは無料なので、その特典を十分使ってやり取りをすればいいですが、ウィルコムの「ウィルコム/イー・モバイル通話定額」の場合は、プリモバイルへの通話は定額の対象外になるそうですので定額を付けたウィルコムのスマートフォンからプリモバイルに掛ける場合は、「誰とでも定額」分の10分で切り上げるように気を付けましょう。


スポンサーリンク

MNP弾にはしない(^^;)ソフトバンク「プリモバイル」の使い方について考える 」への2件のフィードバック

  1. tigermask 投稿作成者

    情報ですが、プリモバイルから格安発信できるサービスがあります。
    「ネオコムシステム株式会社」
    日本の会社のようですが、電話するとあやしい中国人のサポートがでてきます。(日本語が話せます)
    しかし携帯への通話が15円/分でかつ、docomo/他キャリアへの着信番号が表示が正常にできます。
    自分も使っていますが普通に使えます。
    電話回線なのでパケット通信は不要です。
    電話番号を登録するとテスト通話が10分程度できますので確認だけでもおすすめです。
    詳しい説明は下記。
    「ジャパンSIMの通話料を「15円/分」にする方法」
    http://wert44.blogspot.jp/2014/08/japan-sim.html

  2. てら 投稿作成者

    tigermask さん 有益な情報ありがとうございました。
    1分15円というのはかなり安いサービスですね。プリペイド携帯とのセットで使うのももちろんいいですが、現状では無料通話がなく30秒20円で一律高い通話料を支払わなければならないプランに入っている人には検討すべきプランかも知れません。具体的には、
    ・MVNOで090発信のできるプラン
    ・ガラケーでメール放題の契約
    あたりと組み合わせればトータルの通信料金が安くなりそうですね。

コメントを残す