電話だけしか使わない人のための 日本通信 携帯電話SIM

 携帯電話の新規加入や、機種変更の際に多くの人が不要と感じているオプションを強制的に付けて契約してしまうことに疑問を持つ方も少なくないと思います。ただ、こうしたオプションを一定期間付けてもらうことによって販売店側には携帯電話会社から報奨金が出て、それが経営にとって欠くことができないという側面があることも事実です。多くの人は販売店がお願いした期間だけオプションを契約し、自分でオプションを外すのですが、契約時に販売店で言われたことを忘れてしまった人や、そもそも販売店側の説明もよくわからないまま契約してしまっている人については、普段全く使わないのに高いオプション料金を何の疑問も持たないまま払い続けてしまっているというのが実情だと思います。もし、そうした人に払い続けてもらいたいためにこのような販売の仕方を会社側が奨励しているとしたら、ユーザーの側も何らかの対抗措置を取らないと毎月の支払いだけが増えて大変です。今回は純粋に電話の機能だけがあればいい人に向いたプラン、日本通信の「携帯電話SIM」についてその概要を紹介しようと思います。

 世の中では通信はLTE、端末はスマートフォンへという風潮がありますが、いわゆる3Gと呼ばれるデジタル携帯電話網でも通話する分には何も支障がありません。LTEで通信するスマートフォンであってもLTEのサービスエリア外では3Gのネットワークを使っていますし、昔のアナログ携帯電話のように全てのサービスが停止されることがはっきりした段階で後の事は考えればいいでしょう。日本通信という会社が提供する「携帯電話SIM」は、ドコモではFOMAと呼んでいる3Gを使った電話およびショートメール(SMS)のみが使えるサービスです。

 このプランは携帯電話を開けると中に入っている通信カードそのものがパッケージに入っていて、そのカードをお使いの携帯電話に入れればすぐに使えるようになります。プランについては無料通話時間と通話料金の違いで3つに分かれていて、最安の「音声プランS」では30秒20円の計算で1,300円分の無料通話分が付いて月額1,290円(税別・他にユニバーサルサービス料あり)となります。主に待ち受けに使うくらいならこのくらいでも十分でしょう。ただし、他携帯電話会社でよくある、無料通話分の翌月繰り越しや家族間での使い分けなどは一切できないのでその点については割り切りが必要かと思います。また、SMSの利用には無料通話分は使えず、別に送信料金が請求されるとのことなので、SMSを今まで使っているような場合はその点も了解する必要があります。

 今使っている電話から番号を引き継ぎたい場合には番号をそのままこのサービスでも使えるようにもできます。ただその場合、店頭で購入したパッケージは対象外となってしまうので、インターネットから直接申し込みをする必要があるので注意しましょう。なお、利用に当たって、10か月の最低利用期間がありますが、これは携帯電話会社を渡り歩きながら様々な特典を短い周期で利用しようとするユーザー対策の意味合いが強く、普通に使い続ける方にはあまり関係ない部分ではあります。

 また、普通の契約と違って注意したいことは、法人契約はできないということと、料金の支払い方法がクレジットカードのみということなど、なかなかインターネットを使い慣れている人でなければ敷居が高いところもありますが、身内の人でよくインターネットを使いこなしている人に契約のみ頼むという方法もあります。こうしたプランは、知っている人が自分から申し込みをして初めて使えるようになるのですが、新たに電話番号を取るつもりだったらパッケージを家電量販店で購入した上でプランを決め、クレジットカードを登録するだけでドコモの携帯電話限定ですが、すぐに使えるようになります。詳しい取扱い店舗については、以下のリンクから「お取り扱い店頭販売店」というタグをクリックすれば出てきますので、現在契約している携帯電話の毎月の支払いを圧縮したい方は我慢しないで行動を起こした方がいいでしょう。そうして移る人が増えてくれば、さすがに携帯電話会社の方も現状の販売方法について再考せざるを得ないのではないでしょうか。

http://www.bmobile.ne.jp/shop/index.html


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