何かと話題になる年末年始の高速道路の渋滞ですが、テレビでは高速道路の落し物に注目して特集を行なっていました。高速道路上に落下物が落ちているというのは、一度経験したことがあります。道路上に毛布が落ちていて、しばらく走ったところで路肩に一台のトラックが止まっているのを見付けました。どうやら、荷台にくくりつけてあった紐が緩かったようで、毛布を落としてしまったようでした。こちらはその場をそのまま通り過ぎてしまったので後どうなったのかはわかりませんが、恐らく高速道路の職員の方が命がけで落下物を拾って処理するのだろうと思います。テレビではそうした作業の様子を紹介していましたが、下手をしたら戦場カメラマンよりも過酷な仕事かも知れず、車を走らせる側としてはこのような状況を引き起こす落下物を生じさせないような運行が求められるのだろうと思います。
テレビではこうした積載物以外で落下して困るものとして大きな塊になった「雪」を挙げていました。雪のないところでも大きな塊が落ちたままになっていると、その部分が凍結し、夜間や未明の時間帯にスリップを起こす可能性があるとのこと。これから雪のあるところに車中泊の旅に出掛けられる方は、帰りにはお車の周りにこびりついた雪を落としてから走ることもお忘れなきよう。
車中泊するために荷物を満載して走る場合、個人的には別の心配もあります。中の荷物を外に出すまではいいものの、収納し忘れで車中泊場所にそのまま置いてきてしまうような事もないとは言えません。その昔、車内を土足禁止にしていた友人は、つい靴を車に載せるのを忘れ、車の屋根に載せたまま走り出してしまい、靴が車から落ちた音で気付きあわてて回収したという話もありますが、特に長距離を走って注意力が散漫になった後、うっかり降ろした荷物を忘れないように注意したいものです。個人的に聞いた話では、財布一式や携帯電話でも同様に忘れてしまう事例もあるようです。携帯電話は落としてしまったら通話ができなくなる可能性がありますので、ちょっとだからといって車の屋根には置かないように行動そのものを改める必要がある方もおられるかも知れませんね。
テーブルやイスを出してくつろぐような車中泊の楽しみ方を満喫されている方については、もしそうして出したものを忘れてしまったとしたら、そのまま取りに帰らなければ、周辺の方々にとっては単なる迷惑な粗大ゴミになってしまうということも忘れないでいただきたいです。それでなくても、テレビや電子レンジ、冷蔵庫などの不法投棄が社会問題になっている今、忘れ物に気付いたらたとえそれほど必要のないものであっても、連絡を入れて取りに戻ることはきちんとやりましょう。