昨日自宅に一通のハガキが届きました。NTT西日本から直接送られてきた、固定電話の回線を契約している人向けの告知です。わざわざ赤い帯入りで加入者全員に送られてくるということは、何か問題が起こっていて、その注意喚起だろうと思ったら案の上でした。
この通知ではっきりしていることは、昔からの電話線を使っている固定電話をまだ契約している人がいたとしても、今の電話機やファクシミリなどの固定電話用の機材はそのまま使うことができ、今後固定電話回線をインターネット通信に置き換える動きがあり、2024年1月以降に切り替えられたとしても、それは電話局内の切り替え工事のみで、家庭に張り巡らされた回線や配線についてはそのままで使えます。
そういう公式なアナウンスをネットやポスターだけで出すのではなく、わざわざ全員に郵便で通知するというのは、かなり悪質な電話回線を変更させるための勧誘が入っているとみて間違いないでしょう。
ちなみに、今私の家の固定電話はほぼADSLを使うためかファクシミリの送受信をするために使っているに過ぎないので、常に留守電状態にしてあるので実際自分のところにも勧誘電話が入ってきているのかも知れませんが、わざわざそういう方は内容を残す形で留守電に用件を吹き込まないのでわかりませんが、改めて電話で営業をしてくる人達には気を付けましょう。
そもそも、電話回線について変えたいということがあれば、NTT東日本/西日本の代理店と名乗る人物から契約しようと思わず、今回のハガキに書いてある直通のフリーダイヤルによるサポートセンターに電話をして、具体的に怪しげな業者がいた場合にはその内容も報告をすることをお勧めします。もし本当に電話でアポイントを掛けてくる業者がNTTの代理店だとしたら、今回のハガキ送付にはかなりの経費もかかっているでしょうから、何らかの対応が行なわれることも予想されます。
・NTT東日本のサポートセンター 0120-815-511
・NTT西日本のサポートセンター 0120-190-022
ともに受付時間は午前9時~午後5時まで(12/29~1/3は休み)です。この通知が来ているにも関わらず、中をよく見ないでそのままにしている方もいるかも知れませんので、もし知り合いなどで「もう少しすると固定電話が使えなくなるので変えないと」なんて話があったら決してそんな事はないということを伝えてあげていって欲しいと思います。
実際こういう詐欺が起こっていると思います。無知な人はあきれるほど無知ですから。日本人は自分で自分の身を守ると言う意識が世界でも最も低いと言っても過言ではないでしょう。
もっとも過疎地域だと電話が通じないなどの苦情が来ないと災害後の点検もろくにしないようですが。別荘地の管理人が災害後に電力会社は点検に来たが、NTTは来ていないとも言っていました。
ただADSLの終了後固定回線がどうなるか?東京のような大都市や近郊は有線も維持されると思いますが、地方ではどうなるか。都市部は別としても人口の少ない近郊は無線化するのではないかと予想しています。
そう遠くない将来実際現在の電話機が使えなくなる可能性が全くないかと言えば無いとも言えない。そのくらい不確定要素が多い時代ですね。
私が聞いた話だと、光の設備投資ができず、ADSLでしかインターネットができない地域については例外的にメタル回線を残す可能性も言われています。ただ回線がIP電話化されたほうが、市内通話料金で全国の固定電話に電話できるようになるでしょうから、固定電話で通話するような方はかえって安くなる可能性もあるので、余計変な言葉に惑わされずに必要な設備投資をアドバイスするようであって欲しいと思います。改めて今後の展開には注目しようと思います。