高速道路のルート決定には総合的なドライバーの判断が必要

2017年は、8月に入ってからずっと雨が降っていると感じている方も少なくないかも知れません。さらにテレビなどを見ていて思うのはほとんど毎日、日本全国のどこかの地域で「記録的短時間大雨情報」が出るくらいの大雨になって被害が出ていることです。

一昨日8月18日の夕方から夜にかけては、名古屋市や岐阜市で大雨になり、さらに多くの雨が降ったと思われる岐阜県瑞浪市の中央自動車道上りで土砂崩れが発生し、通行中の多くの車が巻き込まれてしまいました。中央自動車道は日本の高速道路の大動脈ですが、先日も山梨県大月市での大雨が原因で土砂崩れが起きたばかりで、山の中をぬうように走っている道であることが被害を生んでしまっています。

今後、高速道路を使って長距離を運転される予定がある方は、何よりもまず出掛ける前に翌日の天気予報や雨雲の動き予想を頭の中に入れてルートを決めることをまずはおすすめしたいと思います。例えば、静岡県内で大雨が予想される中で静岡県を横断する予定がある方は、先日も一部の道路で土砂崩れがあって長い時間通行止めになった山側の「新東名」に入らず、海側の「東名」を進む計画にした方がいいでしょう。ただ、東名高速道路にも、大雨が続くと不通になる区間があり、それが道路が海に突き出るようになっている清水~富士インター間になります。台風の直撃を静岡県を受けるような場合にはこの区間の通行止めが予想されるため、新東名を注意しながら走るか、その区間だけ一般道を走るかの選択になるかと思います。

そうした道路に関する情報や天気の急変に関する情報をドライバーに教えてくれるのは、ラジオからの情報になるでしょう。ただ、その際に注意しておきたいことがあります。現在は夏の高校野球を昼間は放送しているため、ついついNHKを聞いてしまうことも多いかと思いますが、その場合、NHK東京や名古屋といった局を出力が強いからとダイヤルを変えずに聞き続けていると、道路や天気についての情報は今車が通っている場所ではなく、あくまで放送を行なっている場所の情報になってしまうので、ピンポイントの情報を入手することができなくなります。

高速道路には一定の距離ごとに、現地のラジオ局をその周波数とともに紹介してくれている看板が立っていますので、各県ごとにエリアのある(関東・東海・関西は除く)民放に合わせるか、たとえ同じ放送を行なっているNHKを聞いているような場合でも、その土地の放送局(静岡県内走行中なら静岡放送局)の放送でラジオを楽しむようにしましょう。全国のラジオ局の周波数については、以下のサイトから確認できますので、以下のページをブックマークしておけば、AM局だけではなくコミュニティFM局の周波数まで探すことができます。

http://radiotuner.jp/

走行中の地域に近い場所の放送局に合わせれば、その地域の大雨情報や竜巻注意情報が発表された場合は番組を中断してその内容を流してくれます。交通情報も細かい一般道の情報まで流してくれることが予想されますので、道路状況に不安を感じた場合は、車で音楽を聞くのは中止して、ラジオに耳を傾けるようにしましょう。

それと、今回の中央道での土砂災害のように、山を切り拓いて作った高速道路の場合、やはり危険度が増すと思うので、できれば出発前に雨が降りそうだったら東名にするにして、どこにお互いの道を行き来できるジャンクションがあるかということも把握しておくことが大事だと思います。ただ、事前には全く予想できなかった天候に見舞われることもあるかも知れません。

そんな時には、高速道路のサービスエリアにいらっしゃるコンシェルジュの方に今後のドライブルートについて相談をしてみるのもいいでしょう。路線図は用意されているので、カーナビがあったとしてもその地図はもらい、急に状況が変わった時には最悪の場合にはどのインターから降りて目的地へ向かえばいいのかを質問してみましょう。

また、道路が通行止になった場合、道路上で待つのかサービスエリアの中で待つのかによっても状況は変わってきます。行く先の雲が短時間で雨を降らす雲だったら、急いでいても雲が周辺からそれるまで待つという決断も大事になってくるのではないかと思います。

車の場合は、公共交通機関と違い、運行が運転者に任されている分、危険を避けるための判断が求められる度合が大きくなるような気がします。その分、立ち往生になっても車の中の個室スペースを確保できるという有利な点もあるので、出掛けた後で天気や道路の状況が変わっても慌てないように、特に今月は注意をして出掛けてみてください。


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