GooglePayと関連付けたモバイルSuicaはLINE Payカードでチャージ

今まで使ってもらっていた親のスマホの調子が悪くなり、何よりも電波のつかみが良くなくなったという感じで、「発信できない」「着信しない」という状況になってしまいました。そこで、自分がスマホを換えた際にメインの座を交代したものの、現在はほとんど使っていなかったシャープのスマホにSIMを入れ替えて使ってもらうことにしました。

そのスマホはワンセグは付いていないものの、SIMフリーのスマホでは珍しいおサイフケータイ機能が付いています。今まではスマホでは電話と簡単なネット、さらに写真撮影くらいにしか使っていなかったのですが、今回スマホを代えたのを機に、できれば電子マネーを使って欲しかったので、「GooglePay」アプリから「モバイルSuica」を使えるように設定しました。

私の住んでいる場所はJR東日本のエリアではないのですが、一応モバイルSuicaでは地方の路線バスや電車の利用(JR東日本のエリアをまたがない事が条件)もカバーしているので、現金や地方のバス専用の電子マネーを忘れてしまった時でもスマホでタッチすれば自宅までの交通費があり、何とか帰ってこられるので、その事を理解して使ってもらうようになるとスマホ利用の幅が広がって個人的にも嬉しいところです。

ちなみに、モバイルSuicaを使うには現金をチャージしなければ使えませんが、アプリをスマホに導入しただけでも、コンビニのレジ経由や、一部コンビニのATMから直接現金チャージが可能なので、クレジットカードを用意しなくてもモバイルSuicaの利用および、残高が足りなくなった時の追加チャージも簡単に行なえます。

また、GooglePayアプリからモバイルSuicaを登録した場合、何らかのクレジットカードを登録すれば、オートチャージはしないもののその都度スマホから金額を選んでチャージをすることで、クレジットカードから引き落としになり普通に乗車券や買い物に使えるので、普通の人ならそれで十分とも言えます。

ただ、今回の場合は利用する親の都合で自分のクレジットカードは作らない・持たない、さらにわざわざコンビニまで行って現金でチャージもしないという感じなわけです。こうしたことは私と同じく今まであまりスマホを使っていないクレジットカード否定派の人に急にスマホを使わせたりした場合や、子供にスマホを使わせるような場合に同じような問題が出てくるのではないかと思います。まあ、いざという時にはスマホごと借りて自分が現金を持ってコンビニにチャージに行けば済む話かも知れませんが、そんな風に出向かなくても何とかなるような方法について考えたことを実行してみました。

その前に、一つ準備することがあります。クレジットカードを持たない(持てない)場合にその代わりになるカードというものが存在していて、それが「LINE Payカード」というLINEが扱う電子マネーのカードです。このカードはLINEのアプリを入れた時にスタンプ購入やポイントの当たるくじの換金用にと思い、自分のものだけでなく親の分も以前に作っていたのですが、このカードをGooglePayの決済用カードに指定します。LINE Payカードは、単なる電子マネーカードではありません。もちろんクレジットカードでもありませんが、JCBのマークの付いたクレジットカードのようにLINE Payの残高の範囲内で使うことができるのです。ネットショッピングでもクレジットカード代わりに普通に使えます。LINE Payカードの詳細については以下のリンクを参照して下さい。

https://line.me/ja/pay/card

ですから、事前にLINE Payカードを使ってチャージをして、その残高の範囲内でモバイルSuicaに必要な分だけチャージすることができるようになります。今まではLINE Payカードはほとんど使っていなかったのですが、それは現金を持っていちいちチャージに行くのがめんどくさかったということもあります。ただし今回のようにモバイルSuicaのチャージがLINE Payカードでできるということになると、状況は変わってきます。

どういう事かというと、私自身は銀行からでもクレジットカードからでも、さらに現金を直接使っても自分のLINE Payにチャージすることができますので、親が必要とするモバイルSuicaにチャージさせたい分の金額をLINE Payに余分にチャージしたら、改めて.LINEアプリから親のIDに直接送金をすることで、一瞬にして親のLINE Pay(つまりLINE Payカード)に問接的にチャージが可能になるわけです。

そうなれば送金したLINE Payの残額の範囲内で「LINE Payカード」はクレジットカードのように使えるので、1,000円送金したら1,000円分をモバイルSuicaに親のスマホのGooglePayアプリからチャージしてあげればそれでモバイルSuicaへの入金が完了となります。いくら親と子との間にもスマホの中にはプライベートな部分もありますので、スマホを借りてチャージをコンビニまで行ってするより、楽で早く、しかも手間もかかりません。

この方法を使えば、小さいスマホを持つお子さんに対しても、直接お子さんに現金を渡さずに、ほぼ親の方のスマホの作業だけで定期的な交通費の支給が可能になります。人によってはちょっと面倒くさい感じる方もいるかも知れませんが、家族の中でどうしてもクレジットカードを使うことに抵抗があったり、そもそもクレジットカードを持てない人がいる場合に試してみてはいかがでしょうか。

なお、最後になりますがGooglePayに導入したモバイルSuicaでは、普通列車のグリーン券購入などを利用する場合は、来年2月終わりに全ての機能が無料になるまでは年会費が必要になります。逆に言うともう一年待てばそうした機能も費用を掛けずに使えるようになるわけなので、親にもモバイルSuicaの使い方に一年で慣れてもらって、いろんな場面で使えるようになって欲しいものです。


カテゴリー: モバイル活用ガイド | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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