交通新聞社 全国版コンパス時刻表

車の旅と時刻表というのは一見関係ないようにも思えますが、旅のバリエーションとして列車の移動と組み合わせた方がうまくいく場合があります。例えば京都への観光をするために東から向かうような場合、滋賀県大津市の浜大津駅からすぐの市営駐車場ではパーク&ライドという試みを行なっています。指定された乗車券を購入することが前提となりますが、一日500円で駅の隣の立体駐車場が利用できます(琵琶湖の花火大会の日は除外)。

また、大きなイベントで明らかに周辺の駐車場が足りなかったり出入りに時間がかかることが予想される場合、特別にシャトルバスなどの用意がされていない場合など、駐車料金の安い周辺駅付近の駐車場に停めてから現地を往復するような場合が考えられます。私自身、車での旅は車で完結すべしとは必ずしも思っていないので、状況が許せば現地でお得な切符などを利用し、周辺観光に活用するということもやってみたいと思っています。ずっと長い距離を自分一人で運転してきた時などはなおさらのことです。

事前にどこへ行くかという予定をきっちり立てている場合はネットなどで時間を調べればいいでしょう。また、携帯電話やスマートフォンでその都度調べるというやりかたでもいいといえばいいでしょう。ただ、あてもなく出掛け、前夜に翌日の予定を立てるような場合は、ダイヤが全部わかる紙の時刻表の方がさまざまな可能性を検討でき、そうしていく中で思いがけない発見があるかも知れません。

今回紹介するのは、数ある小型時刻表の中でも全てのJRの駅を紹介しているコンパス時刻表です。大きさは一般的な大型時刻表と比べると、写真のようにかなり小さく、車の中に入れておいてもそれほどじゃまになりません。車の旅でない列車での旅にも持っていける大きさのため、車の旅も列車での旅も両方するような方にもおすすめだと思います。他の小型時刻表は、小さい駅を飛ばしていて、欲しいと思う駅のデータが取れなかったりするので、この大きさに我慢が出来れば最低これくらいの情報が詰まった時刻表を持つことをおすすめします。

ただ、北海道を回られる方は、現地で同じ交通新聞社が出している「道内時刻表」を購入する方がいいと思います。コンパス時刻表は列車の掲載しかなく、車での旅ではあると嬉しいバスやフェリーの情報がありません。北海道をきままに巡り、長期滞在も視野に入れているような方はこの時刻表を車においておけば、車だけでは不可能な旅のプランも視野に入ります。

全国を回る際にバスやフェリーの情報も欲しい場合は、素直に大型の時刻表を購入しましょう。バスやフェリーの時刻だけでなく、ホテルや旅館の情報まで広告が掲載されていますので、車の旅でも意外と役に立ちます。個人的にはホテルの情報が欲しければJTB、JRの割引きっぷの情報が多く欲しければ交通新聞社のものという風に私は使い分けていますが、2つの時刻表にそれほど違いはないと思いますので、手に取ってしっくりきたものを購入すればいいかなと思います。


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す