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車高にこだわると

 私の現在乗っているホンダ・フィットの地面からの高さは152センチですが、これは他の車からみると低いと言われるかも知れません。以前乗っていたスズキ・ワゴンRは166センチありましたし、居住空間を確保するために背の高い車が多く作られている印象があります。

 私がワゴンRに乗る前の話ですが、毎日通っていた場所の駐車場が立体式のタワーパーキングで、高さ制限が155センチだったため、個人的にはワゴンRで車中泊をしたいと思っていても乗り換えてしまうと駐車場に入れなくなり、背の低い車で我慢していました。しばらくして、ようやくその駐車場に170センチまでなら入庫できる新型のタワーパーキングが増設されたので、ようやくワゴンRを購入して乗ることができたということがあります。このブログも最初はワゴンRで車中泊という形で始めたので、新しいタワーパーキングができなかったら、もしかして車の買い時を逸してワゴンRのノウハウをこのブログで提供できなかったかも知れません(^^;)。

 普通の車を車中泊に使う場合、やはり座ったり寝たりする場合、頭上に余裕があった方がリラックスできるので、あえて背の低い車を車中泊に使うことはないと思いますが、フィットという車は背が低いにも関わらず車中は結構頭上に余裕があります。これは、燃料タンクが助手席の下にある分、車の底の部分に後部座席を沈み込ませることで、結果的に天井までの高さをかせぐ作りになっています。そのため、車中で寝る場合でも思いの他圧迫感を感じることなく過ごせるのです。

 実際に旅行に出て車の高さが問題になる場合というのは、それこそ古いタワーパーキングしか駐車場がないくらいしかないのですが、実際以前出掛けた旅で高さが問題になりかけたことがありました。

 それは、フィットを購入する前、ワゴンRから一時的にスズキ・keiに乗って旅に出た時のことです。その時は車中泊はせず、当日にたまたま格安で予約できた地方都市のホテルだったのですが、昔からあるホテルのためかホテルの専用駐車場が古いタワーパーキングでした(^^;)。たまたまKeiはタワーパーキングに入ったのでスムーズに事は運びましたが、入らない車だったらその後またいろいろ大変だったと思います。もちろん、背の高い車で行ったとしても別の駐車場を案内してくれたとは思いますが、宿泊先の駐車場ということですと、防犯面のことを考えると車上荒らしに狙われる恐れの少ないタワーパーキングを使っているところは意外とあります。ホテルによってはタワーパーキングに入らない場合にはホテルから離れた駐車場を案内されたりすることもあるので、駐車場が限られているような所に多く出掛ける方が車を選ぶなら、あえて背の低い車を選びタワーパーキングにも入ることのできる状況を作っておいてもいいかなと思います。そう考えるとフィットはオールマイティーな活用のできる車なのだなとしみじみ思います。

中古ホイールに交換

 今年の4月からホンダ・フィットに乗り始めて、不安に思っていたのは購入時のタイヤの溝が若干少ないことでした。そこで、車を購入したお店に頼んで、中古のタイヤで溝が残っているものをその店で付きあいのある解体業者さんに探してもらうよう頼んでおいたのですが、車購入から2ヶ月経ったところでようやく返答がありました。

 タイヤのサイズは標準サイズより大きくなるものの(205/40ZR17)、何とアルミホイールに付いたタイヤごと見付かったとのこと。そこで出掛けてみるとかなりよさそうで、取り付けも自分で何とかなりそうだったので、とりあえず全部自分でジャッキを使ってはめてみて、走行に問題がないようだったらそのまま購入させてもらうことにしました。

 昨日の天気は晴れで、そうとう気温も高かったので、4本のホイールの取り外しはなかなか体力を消耗したのですが、ホイールのないタイヤだけだったら自力での交換はできず、はめかえなどは別の業者さんにやってもらわなくてはならないのでコストも上がります。しかし今回はホイールにタイヤが付いているので、中古で購入できるならこうしたものの方がいいですね。

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 一通り車庫入れを試し、ハンドルをかなり回しても問題なかったため、そのままホイール付きのタイヤを購入することにしました。写真のように自分の車の色と良く合っているホイールなので、ドレスアップ感も満載です(^^)。タイヤサイズの関係で車検に通らなくなる可能性もあるという話はされましたが、その時には何とか今まで付けていたタイヤに変えれば車検は通るだろうと言われたのでその言葉を信じることにします(^^)。改めて、車の購入時に何もかも揃えることなく待ったことで中古で格安のホイールを付けることができて良かったです。乗り心地についてはタイヤ自体が大きくなったためか申し分ありませんが、これで燃費がどう変わっていくのかというのは乗り続けなければわからないので、その評価については以降に譲ることにします。

ホンダフィットのシートアレンジを生かす荷物の入れ方

 消費税が上がり、割と大きな買い物である自動車の消費にも影響があると思われましたが、それでも売れている軽自動車として、スズキの「ハスラー」が注目されているようです。私も軽自動車に乗り続けるならハスラーも考えましたが、今乗っているホンダ フィットと比べるとその大きさの違いにはかなりの違いがあります。先日、私と同じように普通車に乗っている知り合いとハスラーの話が出て、興味はあるもののもう少し大きければという話になりました。もし車を2台持てるなら小回りの効くハスラーを2台目の車として街乗りと遊び専用に使うというのもいいのですが、大きめの普通車の方が便利なところもあります。

 私はフィットの前にはスズキのKeiに乗っていたのですが、その時は3ドア車ということもあって常に後部座席を倒してフラットにし、その部分に荷物を載せていました。当然、急に後ろに人を乗せたい場合に困るわけで、その点では後部座席を倒さなくても後ろに全ての荷物が入るフィットの荷室の広さを知ってしまうとつらいものがありますね。現在はフィットの後部座席は常に空けてあるのでいつでも人を乗せることができますし、座席を持ち上げるとトランク以上の収納力を持つスペースが出現しますので、使い方によっての荷物移動の手間はほとんどかかりません。

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 そして、意外と便利なのは後部座席を前に倒すことで、後ろのドアを開けても手が届かない所に置かれた物を簡単に取り出すことができるところです。写真のようにヘッドレストを付けたままにしておくと、完全に座席はフルフラットにはならず、うまいところで止まるようになります。荷室の真ん中にコンテナボックスを配置し、手前と奥によく使う小物を配置しているのですが、それもこのシートアレンジから簡単に荷物が取り出せてこその技です。コンテナの奥に荷物を置く場合は、走行中荷物の影に隠れるようになるので、小型のソフトクーラーボックスを入れるのもいいでしょうし、後ろまで回り込まなくてもすぐに取り出せることから長い運転の際に履き替えるためのドライブ用のかかとの固定できるスポーツサンダルを放り込んでいます。

 色々な便利なものを車の中に入れて持って行くのはいいのですが、いざ使おうとした時に奥に入っているので出しずらく、結局持って行っても使わなかったという経験は多くの方が持っていると思います。今回私の荷物をフィットの中に入れてみて、さすがにスペアタイヤのある床下部分にあるものはすぐには取り出せませんが、他のものならほとんど大変な思いをしないでも取り出せます。これは、実は車の旅を楽しむためには意外と重要な事の一つだと思います。

 私の場合はある程度、車中泊の旅を繰り返す中で試行錯誤をできているのですが、これから車中泊の旅を始めたいと思われている方は、出掛ける前に荷物を積んだ状態で車で寝るためのセッティングを行ない、また元通りに戻すことがスムーズに行なえるかを試してみることをおすすめします。実際の旅行では帰りの方が荷物が多くなりますので、若干積載スペースに余裕を持たせてパッキングするのがおすすめです。

長距離移動におけるフィットの実測燃費

 2014年のゴールデンウィークはほとんど出掛けられませんでしたが、それでも最終日に少し遠出をしました。ずっとテレビの前に陣取って過ごすのもどうかと思った事もあるのですが、ある程度の長距離を走る場合の燃費について把握しておきたかったということがあります。

 今年のゴールデンウィークは、出掛ける前に満タン給油にしただけで済んでしまいました。それだけ期間を通じて出掛けなかったわけですが(^^;)。最初のお出掛けはすでにこのブログで紹介しました静岡市内~由比~富士川楽座の往復で約100キロの道のりで、この行程に使ったホンダフィット(平成18年 初代の後期もの)ガソリンの燃費は燃費計によると約15km/lといったところです。

 そして、暦通りの連休最終日には同じく静岡市内から国道52号線経由で山梨県の増穂から高速道路に入り、伊那インターから伊那市内および高遠城址まで観光しました。当然のごとく高遠は全て葉桜だったので観光客もほとんどいませんでした(^^;)。帰りは高遠城から諏訪湖方面に抜ける杖突峠を通り、茅野市から国道20号、韮崎までは県道を通って国道52号線に入り、新東名の新清水インターチェンジまでは高速に乗らずに進み、最後のみ新東名~東名高速に乗り継いで帰ってきました。今回の走行距離を示すトリップメーターは約500kmで、改めてガソリンを満タンにしたら約26リッター入りました。燃費計は20km/lを示していましたが、実測値だとトータルで約19km/lといったところでした。恐らく最初の行程がなく、純粋に後半部分のみで実測したら平均燃費は半分以上一般道でも20km/lを超えたと思います。予想よりかなりいい数字でした。

 フィットのガソリンタンクの容量は40リットルちょっとですので、移動が主の旅の場合、一回の給油で問題なく700kmは走行できる計算になります。以前私がワゴンRで鹿児島まで高速道路を走った際にはだいたい燃料計の針が半分になったところの250kmくらい走ったところで給油をしていましたが、フィットの場合はその倍の500km走ったところでガソリンスタンドを探しても十分でしょう。最近はガソリンも値上がりしていますし、できるだけ高い高道道路上での給油を避けるという意味でも、軽自動車と比べて一回の給油で長い距離を走り続けることのできるコンパクトカーの優位性は出てくるのではないかと思います。

 ちなみに、今回走ったコースはいわゆる高速道路の渋滞の名所には全くあてはまらないので、渋滞により通過に時間がかかるようなことはなかった上での数字であることをお断りしておきます。

結局車の燃費は運転次第?

 先日、私が乗っている1,300ccのフィット(ガソリン車でアイドリングストップなどなし、エアコンは付けずに荷物はスペアタイア含めて載せたまま)の近所走行中心の燃費を13.5km/lと報告しましたが、あれからまた200kmくらい走った段階で燃費の方は約15km/lとかなり良くなりました。

 燃費が落ちないように気を付けて運転しているということもあるのですが、やはり目に見える形で燃費計を常時表示させていたのが大きいと思われます。私の車ではメーターのボタンを押すたびに「走行キロ表示」→「燃費計」→「トリップメーター表示」の順に切リ変わります。前回はトリップメーターを表示し、どの程度走ればどれくらいガソリンが減るのか確認していたのですが、だいたいの具合がわかったところで常時燃費計表示にしてみました。すると、荒い運転をするとどんどん燃費が落ちていくのがわかり、とりあえずは表示されている燃費の数字をキープするような形での運転を心掛けていたのですが、しだいに近場での運転でも表示をキープさせるだけでなく、燃費の数字を上げることもできるようになってきました。極力急発進を避け、惰性で走ることができる場所ではアクセルから足を離し、ブレーキも今までよりエンジンブレーキを併用することにして、紹介した数字が出てきました。

 まだ長距離の運転を試していないのですが、身辺の流れに乗ることさえ気を付ければ、自然と燃費を良くする運転方法を実感することができるように思えてきました。こうした「エコモード」の運転術を自分の中で身に付けてしまえば、新しい車のようにいざという時にアクセルをエコモードのまま踏み込んでも加速されないというような事も起こりません。パワーとエコを人間の方で切り替えることができればそれに越したことはないので、今後もこうした自分流エコモードの運転法を極めてみたいと思っています。私と同じく、燃費計が車に付いているものであれば、常時表示させてみるだけでも結構差が出てくると思いますので、どうぞお試し下さい。

フィットの実燃費を評価する

 私が利用しているガソリンスタンドのチェーンはメールマガジンを登録していると、しばしばメール会員用の特別価格というのを出してくれています。指定する日時にメール会員用のパスワードを入力すると、最安価格よりさらに1リッターあたり2円を引いてくれます。消費税と環境税のダブルパンチの中で今後はこうした情報を活用しようと思い、先日はじめてフィットのガソリンを補給しました。

 私の購入してからこれまでの乗り方としては、渋滞に巻き込まれることはほとんどありませんでした。季節柄エアコン不使用ではありますが、スペアタイヤおよび車中泊に関わる荷物を満載の中、狭い行動範囲を回っているだけというかなりガソリンを消費してしまう使い方だったように思います。ちなみに、ほぼ同じ条件でエネチャージシステムを搭載する直前の(スペアタイヤレス車)スズキ・ワゴンRでは12km/lそこそこくらいのところ、今回のフィットは13.5km/l(車の燃費計の値)となりました。給油による比較については、18.32リットルで約300kmなので約16km/lとかなり開きがあります。ただ、前回は有人スタンドで自動給油停止した後にも目一杯入れられ、今回はセルフスタンドで自動給油停止したまま終了したので、厳密には満タンの量に違いがあります。恐らく実燃費は燃費計の方が近いと思います。カタログ値は10・15モードで24.0km/lですが、やはり動いてもすぐ信号で止まるような状態ではそこまで燃費は伸びないようです。

 今回給油までに乗った距離は300km弱ですが、その際の燃料計を確認すると半分より少し多い数値を示しているという状況です。まだ長距離走をしていないのでこの値が全てではないですが、今までの軽自動車では300km市街地走行をすればそろそろタンクの心配をしなければならないところ、こちらの方はまだタンク内のガソリンを半分使っていないくらいなので(カタログ値では容量42リットル)、燃料補給にかなり余裕が持てるのはコンパクトカーに変えて良かったと思える点です。この調子なら長距離走行の場合600キロ走ってもまだ十分走れるのではないかと思います。

 先日のニュースでトヨタの新しいパッソが三菱のミラージュを抜いて、非ハイブリッドカーの中では最高の燃費27.6km/l(JC08モード)を叩きだしたことがニュースになっていました。1リッター2WD車(除くX Vパッケージ)ということですが、ここにある「X Vパッケージ」というのはアイドリングストップが付いてない設定のグレードだそうで、その燃費は23.4km/lとなっています。私の1,300ccのフィットとは排気量も違いますし、計測方法も違いますので比較をすること自体がナンセンスかも知れませんが、「JC08モードのカタログ上の燃費数値は、これまでの10・15モード燃費よりも一般的に1割程度低くなるとされる」という見解がウェキペディアにあり、単純にその計算にあてはめるとJC08モード換算で約21km/lくらいとなります。ちなみに、このデータはスペアタイヤ搭載時の数値になりますので、この数字も絶対ではなく、現行車のスペアタイヤレス車とは若干の差が出ることも考慮すべきでしょう。

 今回の測定にあたり、あまりエコドライブの事を考えないで車の調子を見るためにアクセルを踏み込んだり、CVTの扱いに慣れずに急発進してしまったこともあったので、もう少し燃費を優先させる運転も試しながら燃費の数値を上げていければと思っています。

フィット スペアキー注文後の予期せぬ展開

 以前のブログで書いた通り、ホンダのディーラー経由でフィット(平成18年 型式GD1)のスペアキーの作成を依頼しました。昨日、出来上がってきたという連絡が入ったので再度ディーラーを訪れたのですが、思ってもいない展開になりました。

 キーの受け渡しだけならフロントで済むように思ったのですが、サービス担当の方に応対され、キー作成の際に渡した車検証によりこの車にリコールがあり対策がされてなかったことがわかり、ディーラーの担当者の方が気を利かせてくれたようで、ついでにリコール対策の作業をするとのことでした。

 後で調べると、エンジン回りではなくパワーウィンドウのスイッチユニットの交換のリコールでした。パワーウィンドウのトラブルというのはもし何かあったら結構深刻なトラブルで、閉まっていた窓が開かないならいいのですが、開いたものが閉まらなくなった場合は大変です(^^;)。雨が降ったら何とかして窓を塞がなければいけませんし、どちらにしても安定した走行は不可能になることが予想されます。

 作業自体は15分程度で終わり、スペアキーの代金のみを払って帰ってきましたが、スペアキーをディーラーに依頼しなければ対策が必要だということまではわかりませんでしたし、旅行中にパワーウィンドウのトラブルが起こったらとんでもないことになることを考えると、まさに結果オーライといったところですね。私の場合は中古車販売店からの購入でディーラーがからむことというのはなかなかないので、その点でもラッキーだったと言えるでしょう。

 ちなみに、私の車の車台番号でホンダのリコール情報が掲載されたページから検索してみると、しっかりこの情報が載っていました。中古購入の場合は既に前オーナーにより対策されている可能性はありますが、もしかしたら私と同じようにリコールがされないまま車が使われている可能性は0ではありません。このゴールデンウィークに遠出をする予定がある方で気になった方は、一度ネットで調べた上でディーラーに自分の車は大丈夫なのか問い合わせをしてみることをおすすめします。

フィットで車中泊するためのセッティング その2 B24 cot(OEM:Voyager)を使うためのポイント

 フィットで車中泊をなさっている方のページを調べていると、フラットなスペースを作るためにコンパネを敷いたりして段差をなくし、その上に寝心地を追求するためのマットを使うというのがセオリーになっているような感じを受けました。一名でなく二名で車中泊をする場合、後部座席を倒した荷室をベッドのようにした方がいいので、身長がそれほど高くない方が二人で車中泊する場合はそうしたやりかたがベストではあるでしょう。私の場合はあくまで一名利用の中で快適性を追求し、特定の車種専用に何か工作をするのは窓の目隠しなどどうしてもやらなければならないもの以外は汎用のものでやりたいと思っているので、設置できれば快適な就寝を追及できるキャンプ用のコットを導入することにしました。以前「ボイジャーコット」という名で売られていたアメリカ製の低床で頑丈なコットは、OEMとしてB24 cotという名前で北海道・夕張の快速旅団で売られています。パイプを連結して組み上げると、186×60×18(cm) と身体がこのサイズに合う方なら、かなりゆったりとした空間を使うことができます。

 今回、このコットをフィットの中に設置するにあたり、数々の問題に突き当たりました。展開した長さが186センチということで、荷室に斜めに置くことは不可能です。そうなると、次に試してみたいのが助手席から荷室後ろにかけてのスペースです。助手席をできるだけフラットにするためには前倒しでは無理なので、反対に真後ろに倒すことになります。

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 およそこんな感じで長いスペースが取れ、長尺のものを運ぶには重宝するシートアレンジになるのですが、このままB24 cotを載せようとしてもとても快適に就寝することはできません。その原因となるのが、助手席シートの背もたれ部分の出っ張りです。無理にコットを押し込んでもかなり傾斜が付いてしまいます。無理にいろいろいじってもどうにもならないので、ここは頭を柔らかくして、邪魔なシートの出っ張りを利用してみようと思い付きました。

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 ボイジャーコットは4本の足をはめこむようになっていますが、シートの出っ張りの部分がコットの高さとほぼ同じことに着目し、前から2本目の足を取り外し、三本足にしてセッティングしてみることにしたのです。

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 このように、足を設置していない部分にはシートの上にコットがうまく収まっています。足が少なくなることで不安定になるかと思ったのですが、シートに密着していることにより他の足が浮いたりすることもなく、なかなかいい感じになっています。

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 これがセッティング完了した全景になりますが、185センチのコットを設置してもまだ先が余っています。この部分にクッションなどを置いて延長すれば、2メートル以上の就寝空間を作り出せます。まず日本人の体型で身長が高い方でも問題なく快適に就寝することができるでしょう。

 実際に寝てみた感じは、圧迫感が少ないせいか、荷室スペースに斜めにマットを敷いて寝るよりも格段にコットの方が楽で快適です。助手席のフロントに頭を向けて寝る場合、ちょうどいい具合に出っ張ったシートが体に密着するので、かえって快適さが増えたような感じもあります。夜に出発して眠くなったら仮眠を取るような日程の場合、出発時にセッティングをしていけばそのまま車を走らせることも十分できます。そうして眠たくなったらすぐにコットに横になることができます。

 ただ、一からセッティングする場合、どうしても車の外からコットを組む方が組みやすいので、大雨の中ドアを開けずに中から車中泊環境を作りたい場合はコットを使わずに荷室に斜めに寝るというパターンも残しておいて使い分けるのがいいかと思います。同じことは以前乗っていたワゴンRでもできましたが、やはりフィットの方が全体的にゆったりしていて、より快適な就寝環境を持ち運べる感じです。身長の関係でフィットでの車中泊を諦めていた方も、一名利用の車中泊でいいというなら、ぜひコットを使っての方法を試してみていただきたいと思います。

フィットで車中泊するためのセッティング その1 後席倒し斜めパターン

 まず最初にお断りしておきますが、私のする車中泊というのはあくまで自分一人で出掛けて一人でするものとして考えています。同乗者がいてもさすがに車中泊が大好きという人はそうそういないと思いますし、もしどうしても宿泊施設に行けない非常時には以前紹介したコットの上にテントをのせる形で一人は車外で寝るようなセッティングをするようになると思います。というわけで、フィットの座席を倒した後部でいかに快適に一名分の就寝スペースを作るかということで、まずは一般的な方法について紹介していきたいと思います。

 一人での車中泊には機動力が重要だと私には思えます。特に仮眠など短い時間ですぐにセッティングし、再スタートする際にできるだけ早く原状回復をするために、荷物の収納の仕方から考えていきたいと思います。というのも、フィットという車の特性として、車内空間を広くするために車の余分なスペースをとことん利用している車であることをまずはご理解ください。車高が低いのにも関わらず、室内高を確保するために、後部座席を折りたたむ際に床下に沈み込むようになっているので、私が今までの車で使ってきた、運転席・助手席の下のスペースおよび、前席と後席の間の空間は荷物を置いておくために使うことができません。ということで、車中泊用に用意する荷物はそのほとんどを後部座席後ろの荷物用スペースにまとめることが必要になってくるのです。

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 しかし、荷物スペースにやみくもに道具を押し込んでしまっては、後部座席を折りたたんで就寝用のスペースを作る時に収拾がつかなくなります。まず見ていただきたいのは、後部座席を折りたたみ、スペースに何もない状態です。ここに就寝するスペースをどう確保するかですね。縦に寝られる身長なら悩む必要もないのですが、あいにく私は縦に寝ると足が壁にぶつかってしまうので、この空間に対角線上に寝るというのが私の車中泊のためのベストポジションになります。

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 わかりやすいように、まず対角線上にキャンプ用のマットを敷いてみました。これはキャンプ用品で、Z-LITEという折りたためるマットですが、これだけでもそこそこ寝やすい環境を作ることはできます。もう少し違和感ない寝心地を追求する場合は空気を入れて膨らますインフレータブルマットをこの上に載せるとと、後部座席と荷室を分ける部分の継ぎ目がそれほど気にならなくなるのでおすすめです。

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 ただ、このまま寝られるかというのは利用する方の身長に関わる部分もあります。実は私の場合、このままではまだちょっと足の先があたってしまうので、助手席を少し前に出して空いたスペースに畳んだキャンプ用の折りたたみマットをはめ込み(後席のヘッドレストは取らずに利用しています)、枕として使うことで何とか175センチの私でも足を伸ばして寝られるスペースが確保できました。

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 こうして就寝スペースを取ってみると、車の中に入れておける荷物は就寝スペースの左右にある三角形のスペースに置けるものでないとなりません。果たしてこのスペースに何が置けるかと考えた時、思い付いたのがアイリスオーヤマのRVBOX 800というスタンダードタイプの収納ボックスでした。試しに置いてみたところ(写真では左手前)何とか就寝スペースを維持したまま置くことができました。反対側に置いたものは小容量のRVバケツです。これは外に出せば踏み台や椅子代わりにもなり、いざという時にはフタ付きのバケツとしても使えます。バケツの回りには若干スペースがありますので、こまごましたものは写真右奥の方に置けそうですし、いざという時はRVBOXの上にのせてしまえます。とりあえずはこの2つの収納ボックスに入るように寝具以外の荷物をまとめれば、かなりスムーズに就寝場所を作ったり元に戻したりすることができるようになると思います。

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 ちなみに、前の写真の荷物を片付けて後部座席を起こし、後ろの荷物用スペースに移すとこのようになります。これだとかなり余裕があるので、あとは就寝の邪魔にならない程度に便利に使えそうなグッズを積んでいくようにすれば、パズルのように荷物の配置を考えなくても一人分の就寝環境を確保できるようになります。ただ、持って行く荷物を増やしすぎると、就寝時に周辺からの圧迫感を感じるかも知れませんので、できるだけBOXの中に入れるように考えながら常備する荷物を決めていくべきだと思います。

フィットで車中泊の前にまずやっておきたいこと

 フィットという車の魅力は、後部座席を前方に倒すとかなり広いスペースが出現し、身長が170センチ前後の方ならそのまま寝られることでしょう。私の身長は175センチですが、さすがにまっすぐ寝るのは難しいものの、後部スペースの対角線に就寝スペースを作ればぎりぎり足を伸ばして寝ることができます。

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 その際、荷物を移動させたり人間が移動したりすることになるのですが、そこで大変不安になるのが荷室周辺の床の弱さです。当然ながらホンダは車中泊用にフィットを設計しているわけではありませんので、座席部分の強度はしっかりしているにしても、スペアタイヤを収納している部分のうち、最後部のところは空洞になっいて薄い板がのっているだけなので、間違えてその部分に体重をかけてしまうと、最悪の場合破損してしまう危険性があります。

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 そこで、何かを間に挟むことで強度を出し、人が乗っても大丈夫なようにするため、コンパネを切ってスペアタイア収納部分を補強することにしました。私の場合はたまたまあったコンパネを収納部にはまるように細かく切り出してはめ込みながら調整をし、サイズ的には横80センチ、縦65センチの板をこまかく切ってぴったりするようにはめ込みました。もしホームセンターで希望の大きさに切ってもらえるなら、事前にお使いの車のサイズを測って切ってもらうのがいいと思います。

 この加工をすることで、車の中に入り立って移動しても床が壊れてしまうかもと心配しながら動かなくても済みます。車中泊をしない方でも、重い荷物を積み込む場合が多い時にはこうして補強しておくと安心できると思いますので、荷室の強度に不安を覚える方は、何よりもまずこの作業をやってくことをおすすめします。

追記(2014.5.1)

一通り準備ができたら、具体的に私のやっている車中泊セッティングを紹介しているページもありますので、そちらもご覧下さい。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-e298.html

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/b24-cotoemvoyag.html