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私の車はエコカーだった!?

 車検で修理工場に入っていた私の車が無事に帰ってきました。タイヤが新しくなったので、足回りを気にしなくても良くなったことが嬉しいです。整備についても、私の前に乗っていた人がまめに整備をしていたのか、オイルにオイルエレメントと、ブレーキ回りだけの整備で済みました。それよりも驚いたのは、重量税が見込みよりも安かったということでした。

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 修理工場の方に重量税の表を見せてもらったのですが、2年車検で私の車の総重量はちょうど1トンなので、当然エコカー減免は適用されませんが、写真の表の中では二段目が1トンまでの価格なので、二行目に載っている16,400円のつもりでいました。しかし私の車は平成18年の単なる1.3リットルのガソリン車で、スペアタイヤも付いている車なのですが、エコカー扱いになるということで、重量税は10,000円で済んでしまったのです。ここだけ比べれば軽自動車とそれほど変わらないわけで、多少出したお金が返ってきたのは(多少多めに先払い済)ラッキーでした。

 改めて思うのは、アイドリングストップや車重を極力軽くするような工夫がまだされていない時代の車でも、十分今の車に匹敵する燃費の性能を出す車に私が乗っているということです。同じGD1のフィットを乗っている方で、10万~20万キロ走っている車でも、燃費の低下は見られないような口コミもネットでは見ることができますので、更なるエコ運転を心掛けることにします。政府の方針で、古い車に乗り続けていると重量税と自動車税は割り増しされる傾向にありますが、私の車が割り増しされるようになったら、最新の車種は一体どの程度の燃費の数値が出るのかというのも気になりますね。その頃には燃料電池車が一般化しているのでしょうか。


ドライブの安全はまず足元から

 以前ここで紹介したことのあるホンダ・フィットに装着していた太目のタイヤは、今回の車検を機に元に戻すことにしました。ただ、その際に付いていたタイヤはかなり使い込まれていたので、そのままの状態で車検を通すことが難しいと指摘されたので、四本とも新品に交換することに。以前乗っていたワゴンRのタイヤと比べるとそれなりに費用がかかるので、先日買ったばかりのオリンパスのデジカメを買わなければと一瞬思いましたが、これはまあ仕方ありませんね(^^;)。

 タイヤを選ぶ場合に言われたのは、遠出をしないならいわゆるバーゲン品の海外メーカーの製品でも大丈夫なものの、遠出を高速道路を使って行なうことが多ければ、やはり国内メーカーの材質がしっかりしたものを購入するように言われました。物によっては安いものだと走っていなくても時間経過とともにヒビが入るものがあるとのことです。予定していた車検費用にプラスしてタイヤ代を出すのはしんどいのですが、車中泊で遠出をする予定がある以上、この出費をけちってもいいことはないでしょう。以前紹介しましたが、タイヤに関するトラブルのうち、タイヤ自体の破損やひび割れがなければ出先でも本格修理をしてもらえるように、自動車保険とJAFのサービスを二重に使うことによってもしもの場合の対処(現地修理が負担なくできる?)はできていますので、タイヤの性能にはこだわりたいところです。

 それでも、いいものだからと言って言われるままに高いものを注文することも大変なので、安心できる材質のタイヤでできるだけ安いものをということで国産にはこだわらずに(最近は国内メーカーでも製造コストの安い海外生産が多い)国内メーカーのスタンダードタイプをお願いすることにしました。低燃費タイプのものになるということで、車検後の燃費計測も楽しみです。正直、安いといっても思っていなかった出費は痛いですが、出掛けて高速に乗る場合は命を預けるものでもあります。今後年末年始に遠出をする予定のある方は、タイヤの点検も忘れずに行なってみてください。


燃費の数字も運転次第

 先日、スズキの軽自車の新しいものを運転させてもらう機会がありました。アイドリングストップとエネチャージシステムが完備されていて、カタログ値で1リッターで30キロ弱の燃費性能を誇ります。車の持ち主は、普通に走っていても燃費計の数字が市街地走行だと10キロそこそこしか出ないということで、私にも運転してみてくれということだったのですが、もしこんな新しい車でそんなことがあったら販売店に文句を言うレベルかなと思いつつ、しばらく運転させていただきました。

 今私が乗っているホンダのフィットの燃費計は平均燃費が表示されるものですが、信号待ちでアイドリング状態にしておくと、みるみる燃費計の表示が悪くなっていきます。さすがに新しい車全般にはアイドリングストップ機能が付いているので、これが働いてエンジンがストップすると燃費計の表示は減りません。しかも、エンジンがストップしている状態でエアコンを付けていても、スズキの新しい車には保冷剤のようなものが入っていて、冷風を出し続けることができます。電装品の動作は助手席の下にあるリチウムイオン電池でまかない、車が減速されるとパネルに充電ランプが付くことでリチウムイオン電池に充電していることがわかります。このリチウムイオン電池がヘタってくるまでは問題なくカタログ通りの燃費性能を叩きだすのではと思いつつ、信号で止まるところの多い場所も含めて、私なりの省エネ運転をやってみました。

 私が心掛けるのは、なるべくゆっくりと発進をかけ、エンジンの回転数に気を配りながら、できるだけ低回転をキープしながら進み、前の車の様子を見ながら惰性で走るようにします。急発進と急加速は相当燃費性能を損なうのですが、そこまで気を付けても、信号の多い道では1リッター12キロ前後が私の1300ccのフィットではせいぜいなのにも関わらず、このスズキの軽自動車では15キロから17キロくらいの平均燃費をたたき出しました。改めて今の軽自動車の燃費は凄いことになっていると思ったのですが、ということになると、知り合いはこの車をどういう風に運転していたのかというのが気にかかりました(^^;)。

 運転を変わってその様子を観察したところ、その車がターボ車であることに初めて気付きました(^^;)。最近の車にはエコモードがあり、アクセルをべた踏みしてもそれほど加速は伸びない傾向にはあるものの、ターボをきかせて加速し、すぐ止まりまたすぐ走るような運転をしていては、やはり燃費は落ちるでしょう。軽自動車のターボというのは山道で人を乗せているような場合は他の車との流れに乗るためにも必要な装備だとは思いますが、市街地走行程度では常に使うようでは燃費の数値は当然期待できなくなります。いかにメーカーが燃費の良い車を開発したとしても、やはりその運転次第で相当変わってくることを私が身をもって示すことができたのですが、逆に燃費第一という運転は走っていて正直楽しくはないというところがあるので、兼ね合いが難しいとは思います。ただ、自分で工夫して省エネ運転をし、それが目に見える形で燃費の数字に跳ね返ってくるので、ゲーム感覚でこの数値を上げてみたらとアドバイスしました。近所を走るだけなら荒い運転で燃費が落ちても致命的な影響はないでしょうが、遠距離ドライブでは燃費を伸ばしてできるだけガソリンを車に残すことが大切になってくることもあります。いわゆる燃費第一の運転方法についてはネット上でも見付けられると思いますので、いざという時には運転の方法を変えられるように訓練することも大切ではないかと思います。


ダイハツ コンセプトカー「DECA DECA」ベースの新型車発表

 2014年11月発売予定のダイハツが出す「軽最大の室内空間ウルトラスペースな新型車」は、ネット上ではその室内空間だけ詳しく見ることができます。以前コンセプトカーとして発表していた「DECA DECA」を市販化したもののようですが、ホンダのNboxやスズキのハスラーのように、レジャー用としての用途を前面に出した車種になることが予想されます。

 個人的にはその新しい車が車中泊に適するかということが問題だと思っているのですが、ついに助手席前倒しでテーブルになるシートアレンジが実現されたことが寝床を作るには意味あることだと思っています。

 ダイハツのホームページにあるシートアレンジのうち「ロングラゲージモード」と「フラットゲージモード」は、後部座席も前倒しして下に沈み込ませるようにフラットにする、ホンダフィットのような低床空間を実現させていますが、助手席がフラットに前倒しできることが効いて相当に長いスペースが確保できます。さらに荷室高は1140mmあるそうなので、自転車もそのまま乗せられるだけの空間を確保できます。ただ、写真を見た感じでは座席のつなぎ目のところが完全にフラットになるわけではないので(それでも以前のダイハツの車と比べるとかなり良さげではあります)、寝心地のいい空間を作り出すためにはキャンプ用のコットを組み立てたり、厚手のマットで工夫することも必要になるでしょう。

 今後購入比較の対象になると思われる車のうち、ホンダ・Nbox+はシートアレンジによって2名が十分車中泊できる空間が確保できるものの、室内に荷物を入れるスペースは限られます。スズキ・ハスラーやスペーシアは一人用の車中泊車としてはバランスが取れているように思いますが、室内空間の作り方についてはワゴンRに準じるところが多く、新鮮さがないということもあります。そこでこのダイハツの新車種に期待が集まるわけですが、走行性能も価格も気になりますし、車中泊関連の情報以外の情報も確認の上改めて評価してみたいですね。

(2014.11.13追記)

 改めて、この車はWake(ウェイク)という車名でダイハツから発売されました。サイトの中味を見ると、モンベルの用品がちりばめられていて、スズキのハスラーに対抗したコンセプトのものであることがわかります。一通リカタログサイトを見ると、運転席を後ろに倒して横になるスペースが作れるようで、車中泊用としてならNbox+よりウェイクの方が良さげに仕上がっているような感じですね。軽のキャンピングカーを買うほどではないもののレジャーに日常に使うにはいい車だと思います。ただ最新の車だけにスペアタイヤレスの応急修理キットのみというのはアウトドアレジャーには不安な点もあると思います。


高年式の中古車購入時には保証の確認を

 車を買うには新車でなければだめだというこだわりがある人は別にして、自動車の価格というのはちょっとでも乗って走らせれば中古車となり価格が下がります。そうした効果を狙い登録してナンバープレートを付けた車を「新古車」として販売しているところも多く、人気になっています。いわゆる新車のディーラーが新古車を販売している場合はこれから書くことは問題にはならないかも知れませんが、ディーラーとは無関係なショップでこのような車を買う場合や個人売買をした場合(オークションでの購入を含む)に、注意しておきたいところがあります。先日、そうした新古車を購入した知り合いと話をしていて改めて車の保証というのはこんな仕組みなんだと思ったので、すでにご存知の方には今さらという内容になっていることを最初にお断りしておきます。

 自動車を購入した場合、部品およびその内容に応じて1年から5年までの保証が付くのが一般的です(実際は年数だけでなく走行キロにも制限があるので、短期間で過走行の車は購入時に注意が必要です)。いわゆる新古車と呼ばれるものでなくても、保証の内容でクリアされている範囲でなら当該箇所の故障については無償修理されます。しかし、新車で買ったのではない場合、「保証継承」という手続きが必要になるのです。

 自分の車がどうなっているかを確認するためには、購入時にもらった書類のうち「保証書」があるかどうか確認してみましょう。きちんとした中古車業者なら納車時にこの手続きを済ませてくれている可能性がありますが、メンテナンスノートや整備手帳の中にある保証書に自分の名前(多くは車検証上の名義の場合が多い)が記入されているはずですが、前の持ち主の名前が残っている場合、車を販売しているディーラーに行って手続きをしないと、保証書に書かれている無償修理の手続きは一切してもらえません。

 もし自分の車で保証継承されていないことがわかった場合、実際に車をディーラーに持ち込んでも、書類の上ですぐに名義を変えることはできません。ディーラーは現状で車に異常がないか確認してからでないと継承できないことになっているそうです。いわゆる12ヶ月点検のような点検作業を行なうので、国産の場合およそ1万5千円程度の費用がかかりますが、まだ保証期間が残っている場合、少々のトラブルなら何とかなりますが、トラブルがエンジンやミッション、電気系統になってしまったら目も当てられません。リコールとして届出される以前のトラブルだった場合、自分の落ち度でなくても費用負担になる可能性もありますので、もし自分の車に保証が残っている場合には異常が出ないうちにディーラーに持ち込んで、保証継承の手続きをやってもらうようにしましょう。


ドライブの経費をトータルで考える

 テレビで最近よく見るインターネットで契約する自動車保険のコマーシャルで、スーパーのチラシは比較しても自動車保険は比較しないの? というものがあります。これは、携帯電話やスマートフォンの契約についても言えると思うのですが、安い理由を許容し、差額分のサービスの差も我慢できるなら、徹底的に安さを追求するという選択もありかと思います。

 この例とはちょっと違うかも知れませんが、私自身が今まで軽自動車をメインに使ってきて、今1300ccのホンダ・フィットに乗るようになり、車の維持費は当然高くなったものの、軽自動車と比べてそれほど差があるのだろうかとふと考えることがありました。

 先日、かなりの強行軍でしたが、京都まで東名~名神高速道路を使って行ってきました。実際には大津インターで降りて、すぐそばの駐車場に停めて電車で京都へ向かったのですが、高速料金は休日のETC割引を使って片道4,810円でした。ちなみに、軽自動車を使う場合には同じ区間でも3,810円で済みます。往復でその差額は1,840円とかなりの差になります。

 まあ、この点についてはしょうがないなと思いながら車を乗り替えたので納得済みですが、実際にこの区間を走ってみて、普通車の方が軽自動車よりもコストが安くなるパターンを実感することができました。ちなみに、私が今回利用した高速道路は静岡インターから大津インターの片道約320km、往復で640kmですが、この距離は軽自動車ではまず無給油で走り切ることは不可能でしょう。しかし、私の車では問題なく往復することができました。

 ここで問題になるのは場所によるガソリン価格の違いです。ネット上で調べると、全国のガソリンスタンドでのレギュラーガソリンの価格は、最安値が152円/l(2014.9.16現在)ですが、高速道路上のスタンドではのきなみレギュラーガソリンの価格は170円/lを超えていました。

 それほど遠出をしない方ならたまに高くなるだけですが、月に何回も遠距離を走るドライブや車中泊の旅をする方の場合、1リットルにつき20円という価格差はかなり厳しいと言えるでしょう。できるだけ安い値段でガソリンを入れたいと思うのはどの車種に乗っている方も同じでしょうが、私の車では満タンにして高速走行なら約700kmの間に安いスタンドを見付けて入れればいいと思えますが、燃料タンクの容量をあえて少なくして車体を軽くし、カタログデータ上の燃費の数字を上げているような軽自動車で旅をしている方の場合は、とりあえずガソリンスタンドがあったら満タンにしておくことの方が大切だと思います。その場合はあえて高値で入れざるを得ない状況もたくさん出てくるわけで、日常で様々な手段を使って(特定のカード・特定のスタンドで安く入れる)いる方ほど、一回のドライブにおけるガソリン代の負担割合が多くなる可能性はあるでしょう。

 これは、単なる金銭的な問題ではなく、いつガソリンが底をつくかひやひやしながら走らなくて済むという精神的なメリットもあります。今回の私の場合も、片道走り終えてメーターの残量が半分以上あることを確認したら、このドライブでは給油しなくていいと思ってほっとしました。もちろん、新しい軽自動車にはガソリンの問題を補って余りある車としてのメリットを感じられる場合もあるので一概には言えませんが、高速道路を使わずに長距離を移動する場合には、軽自動車だから必ず安くなるということもないことも確かでしょう。

 軽自動車でガソリンの現地給湯による負担増を回避する方法として携行缶の使用ということもありますが、車内の積載量の減少にもつながりますので、自分の旅のスタイルを十分考えた上で、判断するのがいいと思います。今度軽自動車のハイグレードタイプの車と同じくらいの価格で、マツダ・デミオのクリーンディーゼル車が出るようですし、車の大きさが気にならないのであれば、レギュラーガソリンより安い軽油を使える上に、ハイブリッド車並みの燃費があり、力もあるクリーンディーゼル車という選択肢も十分有りだと私には思えます。


リコール対応車種の検索機能

 ドライブの際のトラブルを未然に防ぐ方法として、運行前点検をしっかりすることはもちろんですが、知らないうちに構造的な欠陥があればその対策は行なっておくことがあげられます。リコールの情報は車を購入した際に対応は行なったのですが、少し前の時期に一部報道で私の乗っている旧型のホンダフィットを含む多くの車種で助手席エアバッグに関するリコールがあったということで、自分の車は大丈夫なのかと改めて調べてみました。

 私の持っているホンダ車の場合はホンダのリコール情報が掲載されているホームページから車台番号を入力すると、私の車がリコール対象になっているのかどうかがわかるようになっています。もし対象だったらめんどくさいなと思いつつ(^^;)、検索をしてみたらリコール対象にはなっていませんでした。

 私は当時、このニュースを新聞で知ったのですが、その後はキーワードでニュースを検索してインターネット上でいつの車にリコールが出ているのかだいたいの概略をつかんだ上でメーカーのリコール情報ページから調べました。思うのは、日常的にこまめに複数のメディアから情報を得ることが大切だということです。インターネットというのは一般的なニュースから細かな口コミまである意味万能と思えるような情報を引き出すことができますが、人一人が目にすることのできるニュース素材というのはやはり限られます。インターネットだけではなく新聞やテレビ・ラジオと多くの媒体を利用しながら幅広く情報を集めていくことで、今回のリコール情報のような生活安全に関するニュースを逃すことの無いように今後も気を付けていきたいと思っています。リコールとは違いますが、旅先で車の中ということでは、音楽を聞いていて大切な交通情報や気象通報を聞き逃すことが無いよう、せめて定時より少し前から定時のニュースは意識的にラジオに切り替えて聞くことが大事だと思います。特に新型フィットのハイブリッド車に関しては、昨日に4回目のリコールが発表されています。すでにリコールを受けたから大丈夫ということはないかも知れませんので、まずはホンダのホームページからご自身の車台番号を入れてご自身の車は対象になっていないか十分にご確認下さい。


車高にこだわると

 私の現在乗っているホンダ・フィットの地面からの高さは152センチですが、これは他の車からみると低いと言われるかも知れません。以前乗っていたスズキ・ワゴンRは166センチありましたし、居住空間を確保するために背の高い車が多く作られている印象があります。

 私がワゴンRに乗る前の話ですが、毎日通っていた場所の駐車場が立体式のタワーパーキングで、高さ制限が155センチだったため、個人的にはワゴンRで車中泊をしたいと思っていても乗り換えてしまうと駐車場に入れなくなり、背の低い車で我慢していました。しばらくして、ようやくその駐車場に170センチまでなら入庫できる新型のタワーパーキングが増設されたので、ようやくワゴンRを購入して乗ることができたということがあります。このブログも最初はワゴンRで車中泊という形で始めたので、新しいタワーパーキングができなかったら、もしかして車の買い時を逸してワゴンRのノウハウをこのブログで提供できなかったかも知れません(^^;)。

 普通の車を車中泊に使う場合、やはり座ったり寝たりする場合、頭上に余裕があった方がリラックスできるので、あえて背の低い車を車中泊に使うことはないと思いますが、フィットという車は背が低いにも関わらず車中は結構頭上に余裕があります。これは、燃料タンクが助手席の下にある分、車の底の部分に後部座席を沈み込ませることで、結果的に天井までの高さをかせぐ作りになっています。そのため、車中で寝る場合でも思いの他圧迫感を感じることなく過ごせるのです。

 実際に旅行に出て車の高さが問題になる場合というのは、それこそ古いタワーパーキングしか駐車場がないくらいしかないのですが、実際以前出掛けた旅で高さが問題になりかけたことがありました。

 それは、フィットを購入する前、ワゴンRから一時的にスズキ・keiに乗って旅に出た時のことです。その時は車中泊はせず、当日にたまたま格安で予約できた地方都市のホテルだったのですが、昔からあるホテルのためかホテルの専用駐車場が古いタワーパーキングでした(^^;)。たまたまKeiはタワーパーキングに入ったのでスムーズに事は運びましたが、入らない車だったらその後またいろいろ大変だったと思います。もちろん、背の高い車で行ったとしても別の駐車場を案内してくれたとは思いますが、宿泊先の駐車場ということですと、防犯面のことを考えると車上荒らしに狙われる恐れの少ないタワーパーキングを使っているところは意外とあります。ホテルによってはタワーパーキングに入らない場合にはホテルから離れた駐車場を案内されたりすることもあるので、駐車場が限られているような所に多く出掛ける方が車を選ぶなら、あえて背の低い車を選びタワーパーキングにも入ることのできる状況を作っておいてもいいかなと思います。そう考えるとフィットはオールマイティーな活用のできる車なのだなとしみじみ思います。


中古ホイールに交換

 今年の4月からホンダ・フィットに乗り始めて、不安に思っていたのは購入時のタイヤの溝が若干少ないことでした。そこで、車を購入したお店に頼んで、中古のタイヤで溝が残っているものをその店で付きあいのある解体業者さんに探してもらうよう頼んでおいたのですが、車購入から2ヶ月経ったところでようやく返答がありました。

 タイヤのサイズは標準サイズより大きくなるものの(205/40ZR17)、何とアルミホイールに付いたタイヤごと見付かったとのこと。そこで出掛けてみるとかなりよさそうで、取り付けも自分で何とかなりそうだったので、とりあえず全部自分でジャッキを使ってはめてみて、走行に問題がないようだったらそのまま購入させてもらうことにしました。

 昨日の天気は晴れで、そうとう気温も高かったので、4本のホイールの取り外しはなかなか体力を消耗したのですが、ホイールのないタイヤだけだったら自力での交換はできず、はめかえなどは別の業者さんにやってもらわなくてはならないのでコストも上がります。しかし今回はホイールにタイヤが付いているので、中古で購入できるならこうしたものの方がいいですね。

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 一通り車庫入れを試し、ハンドルをかなり回しても問題なかったため、そのままホイール付きのタイヤを購入することにしました。写真のように自分の車の色と良く合っているホイールなので、ドレスアップ感も満載です(^^)。タイヤサイズの関係で車検に通らなくなる可能性もあるという話はされましたが、その時には何とか今まで付けていたタイヤに変えれば車検は通るだろうと言われたのでその言葉を信じることにします(^^)。改めて、車の購入時に何もかも揃えることなく待ったことで中古で格安のホイールを付けることができて良かったです。乗り心地についてはタイヤ自体が大きくなったためか申し分ありませんが、これで燃費がどう変わっていくのかというのは乗り続けなければわからないので、その評価については以降に譲ることにします。


ホンダフィットのシートアレンジを生かす荷物の入れ方

 消費税が上がり、割と大きな買い物である自動車の消費にも影響があると思われましたが、それでも売れている軽自動車として、スズキの「ハスラー」が注目されているようです。私も軽自動車に乗り続けるならハスラーも考えましたが、今乗っているホンダ フィットと比べるとその大きさの違いにはかなりの違いがあります。先日、私と同じように普通車に乗っている知り合いとハスラーの話が出て、興味はあるもののもう少し大きければという話になりました。もし車を2台持てるなら小回りの効くハスラーを2台目の車として街乗りと遊び専用に使うというのもいいのですが、大きめの普通車の方が便利なところもあります。

 私はフィットの前にはスズキのKeiに乗っていたのですが、その時は3ドア車ということもあって常に後部座席を倒してフラットにし、その部分に荷物を載せていました。当然、急に後ろに人を乗せたい場合に困るわけで、その点では後部座席を倒さなくても後ろに全ての荷物が入るフィットの荷室の広さを知ってしまうとつらいものがありますね。現在はフィットの後部座席は常に空けてあるのでいつでも人を乗せることができますし、座席を持ち上げるとトランク以上の収納力を持つスペースが出現しますので、使い方によっての荷物移動の手間はほとんどかかりません。

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 そして、意外と便利なのは後部座席を前に倒すことで、後ろのドアを開けても手が届かない所に置かれた物を簡単に取り出すことができるところです。写真のようにヘッドレストを付けたままにしておくと、完全に座席はフルフラットにはならず、うまいところで止まるようになります。荷室の真ん中にコンテナボックスを配置し、手前と奥によく使う小物を配置しているのですが、それもこのシートアレンジから簡単に荷物が取り出せてこその技です。コンテナの奥に荷物を置く場合は、走行中荷物の影に隠れるようになるので、小型のソフトクーラーボックスを入れるのもいいでしょうし、後ろまで回り込まなくてもすぐに取り出せることから長い運転の際に履き替えるためのドライブ用のかかとの固定できるスポーツサンダルを放り込んでいます。

 色々な便利なものを車の中に入れて持って行くのはいいのですが、いざ使おうとした時に奥に入っているので出しずらく、結局持って行っても使わなかったという経験は多くの方が持っていると思います。今回私の荷物をフィットの中に入れてみて、さすがにスペアタイヤのある床下部分にあるものはすぐには取り出せませんが、他のものならほとんど大変な思いをしないでも取り出せます。これは、実は車の旅を楽しむためには意外と重要な事の一つだと思います。

 私の場合はある程度、車中泊の旅を繰り返す中で試行錯誤をできているのですが、これから車中泊の旅を始めたいと思われている方は、出掛ける前に荷物を積んだ状態で車で寝るためのセッティングを行ない、また元通りに戻すことがスムーズに行なえるかを試してみることをおすすめします。実際の旅行では帰りの方が荷物が多くなりますので、若干積載スペースに余裕を持たせてパッキングするのがおすすめです。