災害による長期停電時でもブログ更新するための準備について

先日紹介したキングジムが今度出す、キーボードからのテキスト入力に特化したモバイル端末ポメラDM200についてネットでの口コミを見ていて感じたことがあります。DM200はそれまでの単三電池対応から内蔵の充電式バッテリーに変わったということで、賛否両論の意見が見受けられたものの、意外と乾電池やニッケル水素電池を用意するよりも、モバイルバッテリーを用意すれば十分だという意見を持つ人も多かったのでした。

確かにスマホやデジタル端末、さらにデジカメやミュージックプレーヤーなどあらゆるデジタル系ガジェットをモバイルバッテリーがあれば充電できてしまうので、端子を合わせるなり変換アダプタをそろえることで、全ての充電をモバイルバッテリーに一元化することも可能です。かく言う私も旅行に持っていくような最小構成の持ち物を考えた場合、全てのデジタルガジェットをUSB出力のACアダプタで賄うのとともに、USB出力が3つある高容量のモバイルバッテリーを満充電させて持って行きます。これがあれば、ガラケー・スマホ・タブレット・デジカメ・モバイルルーター・Bluetoothイヤホンといったものまで電池のなくなる心配はまずありません。

しかし、車やコンセントから充電することが可能な旅先での状況と、停電が起こった災害時の状況はちょっと違います。それでも、できる限りの方法でモバイルバッテリーを充電する算段をしながら、あえて災害時もモバイルバッテリーがあれば十分なのかを検証してみたいと思います。
実際に停電が長期化した場合、発電のための設備のない個人がどうやってモバイルバッテリーの充電をするのか考えた場合、日中に太陽電池パネルを利用して充電するのがてっとり早いと言えます。最近は折りたたみ式でリュックの背中側にせっとして歩きながらでも充電ができるタイプがそれほど高くない金額で入手できるため、災害対策にと考えられている方は、USB出力のある太陽電池パネルを用意しておくことをおすすめします。具体的には以下のリンクのようなものです。

この製品は21WでUSB出力ポート5V 2Aが2つあるので、日差しが強い日中ならかなりの発電をしてくれることが期待できます。製品説明にはスマホを直差接続するような使い方も紹介されていますが、あくまで自然の力を使っての充電なので曇ってきたり太陽の動きにパネルを合わせ損なったりすると出力が落ちる可能性もあります。そのため、直接スマホをこのソーラーパネルにつなぐのではなく、いったんモバイルバッテリーに充電したものをスマホや他のデジタルガジェットにつないで後で充電するような形の方がスマホには優しい充電になると思います。

ただし曇りの日にはかなり発電効率が落ちますし、雨の中には全く充電できなくなる可能性もあるので、避難期間が長くなればなるほど充電した電気を大切に使うという使う側の工夫も必要になります。具体的にはスマホもタブレットも使用する時以外には電源を入れず、使い終わったらこまめに電源を切るような運用が必要になってくる場合もあります。電話についてはそんな状況も考えると、日頃からスマホより電池を消費せずバックグラウンドでの通信も行なわないガラケーに通話を集約して、データ通信はスマホで使うという2台持ちにしておけばかなり効率の良い使い分けができることも確かです。

私の場合、そんな中でもさらにブログから情報を発信したり現場の内容を報告することをできればやりたいと思っているのですが、恐らくコンセントからの充電ができない状態ではノートパソコンを使い続けることは難しいと思います。ノートパソコンが満足に使えれば文章の入力・編集から写真の加工、サイトへのアップまで全てをパソコン内で完結できるのですが、停電で満足に充電ができないとなると、それまでの考え方も一気に変える必要が出てきます。

携帯電話網は使えると想定するとネット接続はスマホでしかできないと思われるので、写真を撮ったりブログをアップするのに使うのはスマホに頼らざるを得ません。普段なら文字の入力もスマホでやってしまいたいところですが、画面を付けて長時間考えながら文字を入力するのは電池持ちの点から避けたいところです。

そこで出てくるのがそれ自身ではネットに接続せず、文字を入力することに特化したモバイル端末のポメラDM100だったわけです。ポメラDM100で文章を作ってスマホに読み込ませて発信すればスマホの電池も通信する時だけ使うためかなり電池を節約できます。キングジムのホームページに書かれている充電できる単三電池「エネループ」使用の場合「約25時間」となっています。もちろんデータ移行のためBluetooth通信を使うなどすれば多少は使用時間は減るでしょうが、一日約2時間使ったとして満充電されたエネループ2本あれば一週間はそのまま使える可能性があります。

そこで、改めてエネループを停電時にどうやって充電するかについて考えます。これも時代の流れといいますか、ネットの口コミの傾向にも表われているように、エネループを主に使うライフスタイル自体が時代遅れと見る流れに拍車を掛けそうですが、エネループをUSBケーブルで充電できる充電器というのは新しいものはなかなか見付からず、まだ在庫が残っているものを探すしかないのが現状なのです。しかし当時の三洋電機が発売したモバイルバッテリーとしても使える充電器「KBC-E1AS」と富士通の同様の機能がある充電器「FSC322FX」がまだ新品での入手が可能です。

これらの製品ではモバイルバッテリーとして使えるだけでなく、単三エネループ2本をUSB経由で充電することができます。エネループはモバイルバッテリーの中ではそれほど高容量でもないので、大き目のモバイルバッテリーをソーラーパネルで約1週間かけてそこそこ充電できていれば、比較的単三2本を満充電することは難しくないのではないでしょうか。

少なくともモバイルバッテリーにに接続してスマホやタブレットを利用できる時間と比べても、エネループを充電してポメラDM100で文章を作ることができる時間は桁外れに多いため、その分エネループの電池が切れる前にポメラで使う分くらいの充電ができる可能性は高いでしょう。さらに災害対策的なことで言うと、このDM100は長期間使わずにしまっておいても、スマホや内蔵バッテリー搭載機のようにしばらく本体の充電に時間を掛けなくても、電池を入れ替えればすぐに使えるという特徴があります。またエネループをポメラ本体から外して保管することによって長い期間放置しておいてもそこそこの充電量をキープする性能があることも忘れてはいけません。

メーカーホームページによるとスタンダードモデルなら何と満充電から10年後でも残量70%という驚異の長期保存性を有します。物理的にDM100が壊れていない限り、ずっと避難用の持出袋に入れっ放しでも電池を入れてすぐに使えるという、まさに災害時のもしもの時にでもネット発信に使えるものとしては大変優れている組み合わせであるというのが現在での私の見解です。

また、この組み合わせに合わせてさらに他の災害時に役立つ家電を用意したいと思う場合は、単三電池2本で利用できる製品を加えておくのがいいでしょう。ラジオについては例えばソニーのICF-P36など単三2本を入れて使うものは安いものでもすぐに見付かりますし、ライトではGENTOS閃シリーズのSG-330のようなLEDライトは比較的に安くホームセンターでも入手できます。

ポメラのためだけにエネループを用意する場合は2本使用2本予備の4本で十分ですが、ラジオやライトをもしものために非常用持出袋の中に一緒に入れておきたい場合は8本セットのパッケージを購入して電池は別にして袋に入れておくといいでしょう。私と同じように災害による長期の停電時や、海外でなかなか充電できる環境のない場所に長期出掛けるような方でモバイル環境を作っておきたいという方は、他のものはまだしも、早いうちに手に入れられなくなる可能性が高いポメラDM100とエネループ充電用にKBC-E1ASやFSC322FXを入手しておくことをおすすめします。


カテゴリー: 防災グッズ, 充電池活用法 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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