Anker 18W 3.6A カーチャージャー

 車内で簡単にモバイル機器の充電をするために、シガーソケットに差してUSB出力があるタイプの製品が便利ですが、安いものから高いものまでいろいろあります。一般的に出力500mA(0.5A)ではいわゆるガラケーと言われる携帯電話、1Aだとスマートフォンですが機種によっては1.5Aくらいまで余裕が欲しいものもあります。そして大きなタブレット端末の場合は2A以上ないと使用しながらの充電が厳しいなどの制限が出てきます。以前、100円ショップで1A出力の小型アダプターを購入して使ってみましたが、アダプター本体の熱が半端ではなく(^^;)、知らずに触るとやけどをしそうなくらい熱くなってしまったことから、高出力でも熱くならず、複数のUSB出力を持ち、しかも同時に高出力可能というふれこみのAnkerの製品をamazonのサイトから購入してみました。この製品は最大3.6Aの出力があり、スマートフォン2台を急速充電できるのではないかという期待が持てます。

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 製品には具体的な数値は書いていないものの、Apple Poreが単体使用で最大2.4Aで、Android Portが同じく最大2.0Aとなるようです。同時使用の場合には合計で最大3.6Aということで、同時使用でもそこそこ急速充電ができそうです。アダプター自体には通電状態を知らせるライトがないので、充電できているかはスマートフォンなど機器側を確認する必要があります。

 車内での充電というのは、室内で行なう場合とは違って基本的には車で走っていたりアイドリングをしている時しかできません。そのため、できるだけ速い時間で充電するためにはこのような高出力の製品が便利だと思います。ただし、この製品は出力が大きいので、携帯電話や一部のスマートフォンではこの製品の出力が大きいのが仇となって、本体が熱くなったりする場合が出てくるかも知れません。というわけで、使っていて不安をもよおすような熱さを感じた場合はただちに使用を中止し、1A以下での出力が安定してできる製品と併用することで用途で使い分けた方がいい場合も出てくるかも知れません。

 ただ、今後通信端末の大画面化が進むなど消費電力が多いものが普通に出てきたり、USB出力の2.1Aあたりで動くiPadや、Windows8.1のタブレット端末およびミニノートパソコンを車内で本格的に使う場合も想定されます。そうなったら、車内充電についてはこれ一つあれば済みますので、いい時代になったものだとしみじみ思います。一昔前は大きくて重いACアダプタと、車内でコンセントが使えるDC-ACインバーターを用意しなければ使えなかったものが、この小さなアダプターでうまく使えるならば荷物も手間も少なくすることができるでしょう。特にアダプタの出力不足で困っている方にとってはいい製品なのではないかと思います。


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