理不尽な状況にも我慢することの大切さ

昨日何気なく新聞を見ていて驚くべきニュースに遭遇しました。2017年6月に東名高速道路でトラックが乗用車とワゴン車2台に追突して死者が出た交事事故のニュースで、単なる追突事故ではなく、それ以前に高速のパーキングエリアで2台の車との間にトラブルがあったために大きな事故につながった可能性があるというのです。

これはあくまで父母が亡くなったお子さんの証言に基づいた形での報道ではあるのですが、基本的にはその話を前提に書いていきます。東名高速下りの中井パーキングエリアの施設の前の通路に乗用車が停まっていて、証言したお子さんの話では通路を塞ぐように停まっていたといいます。テレビでのイメージを図式化したものを見たら、施設の前に横付けするような形の駐車のようでした。東名中井パーキングエリアはこじんまりとしていて決して通路は広くないので、トイレなのかちょっとした買い物かも知れませんが、すぐ動くからといっても一台車が停まっていると、少し幅の広い車が通りにくくなっている状況があっただろうと思われます。

とにかく、その後事故に遭ったワゴン車がその場を通り抜けにくくなっていた事は確かで、施設の前に乗用車を停めているドライバーに運転をしていない父親の方が注意をしたところ(この辺はその状況により判断が分かれるところで、かなり強い調子で喧嘩を売られたと相手が判断したのかも知れません)、ワゴン車が本線の方に走っていったのを注意を受けた乗用車もすぐに追い掛けるとワゴン車の前に出て、事もあろうに追い越し車線で車を停めて(この部分も実際に高速道路に出てからどのような経緯で追い越し車線で停まって車から降りてきたのかは当事者同士の意見は食い違っています)、あわてて停まった車に文句を言うために相手のドライバーらが高速道路上を降りて来たというのです。

そこで実際に注意した父親の胸ぐらをつかむなどの接触をし、その時には父親は平謝りだったそうですがからんでいる時に後ろからやってきたトラックが2台の停車しているところに突っ込んできて大事故になったとのことなのだそうです。結果ワゴン車の両親が死亡、乗用車に残っていた女性が腰の骨を折る重傷で、ワゴン車のお子さん二人は軽傷で済んだとのことです。

今後、この訴えが本当だとしたら追い越し車線で故意に停車したドライバーに対して危険運転致死傷罪での起訴の可能性も生まれてくるのですが、個人的には少し違う感想を持ちました。というのも、多くの人が集まる高速道路のSAPAや道の駅などでドライバー同士のトラブルが起きた場合、今回の事故のように逃げようとしても強制的に停止させられて車から引きずり出され、身体的な被害を受けたりすることも起こり得ることなので、こうした危険を回避するにはどうしたらいいのかという事についてです。

今回のケースの場合は、車が通り抜けられない時点で少し狡猾ならば何も言わずクラクションも鳴らさずにその場に停まり続けていれば、必ず後続の車が何事かと出て来ると思うので、文句を言わせるのを後続車のドライバーに任せるというやり方もあったと思いますし、そのまま争いを避けて一旦バックして、違う通路から出口を目指す方法もあったはずです。

車に乗って運転していて、あまりにもマナーを守らない運転車にカチンとくるような経験は私にもありますし、恐らくこの文章を読んでいるほとんどの人たちが感じる事でもあると思います。しかし、その感情を車の中だけで収めずに外に向かって放出してしまうことで、極端な話自分の命まで危険にさらされる可能性まで出てくるというのでは、やはりむやみに注意することもすぐにはやらない方がいいのではないかと思えてきます。

こうした状況に対面してしまった場合の基本的な考え方としては、いくら頭に来る事をされたとしても我慢するのが後々の事を考えればベターな選択になると個人的には思います。その場合はとにかくその場から立ち去るということで相手との接触を自分の方から絶つことができます。問題なのは立場が逆の場合です。

どういう事かというと、自分が普通に運転をし、マナー違反をしているとは思ってはいないのに、自分の運転の仕方や車の停め方を注意されるような場合です。そのような非難を受けるケースの中には、相手が自分と他の車を間違えて、自分は全く動いてもいないのに怒りの矛先が自分に向かってくることも考えられます。私自身も同じような車が多く走っている一般的な車に乗っているので、そうしたリスクを避けることは完全にはできないでしょう。全く身に覚えのない場合には特に相手に対してカチンと来ることは当然あると思います。

私の場合、過去に自分にマナー違反があったのか今だにわからないものの、かなりの勢いで並走していた車に怒鳴られたことがあったのですが、その時にはとにかく頭を下げてわびたところ、いざこざまでには発展することなく、相手が先にその場を離れていきました。同乗者がいたこともあったので、とにかくその場を穏便にという感じで行なったのですが、せっかくの出先で何かあったらそれまでの楽しい気分が吹き飛んでしまうだけでなく、場合によっては同乗者にも迷惑がかかることも確かです。

自分に非があるかどうかわからないのに謝るというのは人によってはとてもできないと思われるかも知れませんが、その場で喧嘩だけなら自分と相手だけで済みますが、最初に紹介したように、続きを命の危険もある高速道路上でやるような輩と関わらないとも限りませんので、もやもやした気分の発散は後で考えるとして、その場では怒らず挑発にも乗らないようにすることが何よりも大事だということは肝に銘じておきましょう。


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