車載用のFMトランスミッターはもはやオワコンでも再活用する方法をあえて考えてみた

以前、とあるショッピングサイトで送料を無料にするために購入したシガーソケットに差してUSB-Aタイプの出力が2つ付いているFMトランスミッター(ソースとはBluetoothで接続するためケーブルは使わないタイプ)があるのですが、これは手軽な車内用のスマホ充電器としては使い勝手があるものの、肝心のFMトランスミッターという技術自体がドライブのお供として使えなくなりました。

というのも、近所をぐるぐる回っている時には良いのですが、現在AMを中心に放送しているラジオ局がどんどんワイドFMの領域に入ってきたことで、ちょっと走るとFMトランスミッターでプリセットされている周波数に混信が起きるのです。

現在は、そんな混信が起こる可能性の高い機器を車内オーディオ用として使う人は少なくなっていると思います。私の車のオーディオはBluetooth対応ではないものの、別にドリンクホルダーにジャストフィットするBluetoothスピーカーを車載しているので、もはやFMトランスミッターを使う余地がなくなったというのが正直なところです。

では、FMトランスミッター自体がオワコンなのかというと、そうではないと思います。私が購入したのはシガーソケットに差して電源を取るタイプのものなので、普通では使いようがないかと思いますが、ここにきてまた状況が変わってきました。

というのも、最近ポータブル電源を使うことが多くなったのですが、その出力には、DC出力としてシガーソケットに差さる端子が用意されています。つまり、私が持っているFMトランスミッターをDCソケットに差し込むと、二つのUSB出力端子が増えるだけでなくスマホなどBluetoothでペアリングしたデバイスから出る音をFMラジオから出力できるようになるのです。

普通に有線でつなぐのと、Bluetoothイヤホンでつなぐのと、FMトランスミッターでつなぐのとどう違うかと言うと、FMトランスミッターで飛ばした音はそのままFMラジオがあれば誰でも聞けるので、一人だけではなく二人からそれ以上の人たちを集めて同じコンテンツを楽しみたい場合、それぞれがイヤホン式のFMラジオ(昨日の記事で紹介したラジオはそれなりに価格が高いですが、安いものなら千円ちょっとでも購入が可能)を使えば、大きな音を出さず限られた空間の中でエンタメを楽しむことができます。

車中泊をしている中で周りにも同じように車中泊をしている車が多い場所では、夜中など大きな音を出すのはためらわれる時があります。そんな時に、特別な機器を使わなくてもFMの聞けるラジオとイヤホンを併用すれば、大家族で一緒に映画を見るような事ができてしまうわけですね。

現在、私はモバイルモニターとFireStick TVを使って外でも多くのコンテンツを楽しめているのですが、モバイルモニター関連の電源をポータブル電源から取って、さらにDCコンセントにFMトランスミッターを差せば、FireStickTVとペアリングをして利用できるので、あくまで個人で楽しむ範囲での仲間うちで動画(映画)鑑賞を野外で行なうこともできそうです。今後、モバイルプロジェクターを買い足せば、仲間うちの屋外映画館もどきのような事もできるかも知れません。

国内のイベント会場の中には、小型のFMトランスミッターを利用して、会場案内やイベントの説明などをFMラジオの特定の周波数で流しているところもあります。専用のラジオを持たなくても、有線のイヤホンさえ用意すれば、スマホにFMラジオ機能があって利用可能なケースもありますので、そんな楽しみ方も模索しながら今あるFMトランスミッターの活用法を考えていければと今は考えています。

カテゴリー: その他のハード | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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